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【ボクシング】元RISE王者・久保賢司、WBC世界ランカーにTKO負け

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2013/01/29(火)UP

▲久保賢司(右)をKOし、ガッツポーズのレイ・ミグレノ(左)

ビータイト・プロモーション
「DANGAN 65」
2013年1月29日(火)東京・後楽園ホール

▼メインイベント スペシャル賞金マッチ バンタム級 3分6R
○レイ・ミグレノ(フィリピン/WBC世界フライ級20位、WBCインターナショナル・フライ級王者)
TKO 3R2分 ※レフェリーストップ
●久保賢司(角海老宝石ジム/元NJKFフライ級王者、元RISEバンタム級王者)

 ボクシング2戦目の久保は、キックボクシング時代にNJKFフライ級王座、RISEバンタム級王座を獲得。2012年9月にプロボクシング転向を表明し、同年11月9日のデビュー戦では亀田興毅と世界タイトルマッチを争ったノルディー・マナカネに判定勝ちを収めた。

 一方、ミグレノはWBC世界フライ級20位、WBCインターナショナル・フライ級王者。2012年11月に、世界王座17度防衛の記録を持つ元WBC世界フライ級王者ポンサクレック・ウォンジョンカム(タイ=内藤大助に2勝1敗1分、亀田興毅に1勝)を3RにTKOで下している。

 現WBA世界ライトフライ級王者・井岡一翔の7戦目を上回る、日本最速での世界王座奪取を計画しているという久保は、いきなり強豪を迎え撃つことになった。

 1R序盤、久保は左ジャブを当てるも、ミグレノが重みのある左右フック! 右フックをクリーンヒットさせると、久保は後方に大きく吹っ飛ぶ。立ち上がる久保は距離を詰めて左ボディ。さらに連打でまとめる。

 2R、加速するミグレノが左フック、右ストレート。ミグレノの強打で下がってしまう久保は左右フックで反撃するも、ミグレノが手数で上回る。3Rには、遂にミグレノの右ストレートが久保の顔面をとらえ、久保がダウン! 立ち上がる久保だが、再びカウンターで右ストレートをもらいダウンすると、レフェリーが即座にストップした。

 試合後、敗れた久保は「1Rに凄く強いパンチをもらってしまって、逆に興奮して打ち合おうと思いました。打ち合いなら凄く自信があったのですが……。てっぺんを獲るためにキックからボクシングに転向したのに、こういうところでつまずいて申し訳ない気持ちでいっぱいです。真価が問われる一戦だったけど、自分は本物だと胸を張って言えないのが凄く悔しいです」と語り、涙を流した。
 
 一方、ミグレノは「久保の右ストレートは強かったけれど、左ボディは強いと思わなかった。彼はまだ若く、何よりもキャリアが欠けていると思う」とコメントした。 なお、今回の試合は「KO賞金マッチ」として行われたため、ミグレノには20万円が渡された(2RまでにKOなら30万円、4Rまでなら20万円、6Rまでなら10万円の賞金が勝者に渡される)。


 

▼スーパーフェザー級 3分4R
○三瓶数馬(協栄ジム)
TKO 4R30秒 ※セコンドからのタオル投入
●頴川 裕(えかわ・ゆたか/RK蒲田ジム/元NJKFスーパーフェザー級王者) 

  元NJKFスーパーフェザー級王者・頴川(キックボクサー時代のリングネームは勇鷹)のボクシング3戦目(2戦までの戦績は1勝1敗)。強打の左右フックを振るう頴川だったが、1Rに三瓶の右フックでダウンを喫してしまう。

 3Rにはパンチで右まぶたをカットしてしまい大流血。4Rにカウンターの右フックをもらい、セコンドからタオルが投入され、頴川はTKO負けとなった。

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