【戦場】走り出したら止まらない“最凶”オヤジが決定
3月3日(日)宮城県の被災地・石巻にあるドラゴンボクシングスタジアム(以下DBS)にて、大震災復興チャリティーイベント『戦場8』が開催された。
前大会のAリーグ20から僅か2週間という短いスパンで開催された今大会の注目は40歳以上のアマチュア限定のトーナメント「最凶オヤジ決定トーナメント」。トーナメントは3階級(65kg以下の軽量級、75kg以下の中量級、75kg以上の重量級)で行われ、個性的なニックネームの最凶オヤジたちによる豪華なDBSオリジナルチャンピオンベルト争奪戦が繰り広げられた。さらに大会MVP選手には2泊3日の沖縄ペアチケット進呈という、アマチュアながらプロよりも豪華な待遇もあり、大会テーマ曲となった横浜銀蠅の「ぶっちぎりROCK’N ROLL」の如く、走り出したら止まらない最凶オヤジたちが輝いた大会となった。
軽量級では、千葉の片岡オヤジ(FLAT UP)、中量級では山形の和田芳幸(SRC)、重量級では宮城の宮腰伸(DRAGON GYM)が優勝。MVPは重量級決勝で敗退したものの熱い闘いを繰り広げた平塚和也(DRAGON石巻)が選ばれた。
プロ部門ではトリプルメインで石巻の宴会部長の異名を持つ白岩義也(DRAGON石巻)と人生レッドカードのトータルファイター・JOM(フリー)が10kgハンディ3分3Rヒジ有りムエタイルールで激突。前大会のDRAGON66の復帰戦でKO負けしたものの強烈なインパクトを残したJOMは、今回もJOMトレイン(JOM軍団を引き連れて)で入場して会場を沸かせた。試合は勢いのある白岩が10kgの体格差を感じさせない攻撃でJOMを押しまくる展開。白岩のローキックが効いていたJOMだったが、粘りを見せて逆転のヒジを狙っていく。最終3Rに白岩のパンチ連打を浴びてレフェリーストップのKO負けとなった。
その他、3Rのプロ新人戦(DBSランキング戦)が2試合、DBSでは恒例となった西口プロレス2試合が行われた。昨年11月の大震災復興チャリティーイベント『NO NAME HEROS』で46歳にしてリング復帰をとげたDRAGON GYMの佐藤亮会長が今度はDRAGON 66のリングネームで謎のマスクマンとして登場し、西口プロレスのアントニオ小猪木相手にプロレスデビュー戦を行った。
DRAGON 66はDBS所属の被災地レスラーとして不定期に震災イベントなどで活動していく予定。これまでDBS興行では、チャリティーとして会場の特設屋台の収益等を震災孤児約1,000人に寄付し続けており、ムエタイイベントを通じての社会貢献を目指して活動している。
DRAGON GYM
「大震災復興チャリティーイベント戦場 8」
2013年3月3日(日)宮城・ドラゴンボクシングスタジアム
開場13:00 開始13:30
<全試合結果>
▼トリプルメインイベント3(第28試合) オヤジ最凶トーナメント重量級決勝戦 90秒2R
○宮腰伸(DRAGON)
判定3-0
●平塚和也(DRAGON石巻)
※宮腰伸が優勝
▼トリプルメインイベント3(第27試合) オヤジ最凶トーナメント中量級決勝戦 90秒2R
○和田芳幸(SRC)
KO 1R1分3秒
●神保敦司(DRAGON)
※和田芳幸が優勝
▼トリプルメインイベント3(第26試合) オヤジ最凶トーナメント軽量級決勝戦 90秒2R
○片岡オヤジ(FLAT UP)
判定3-0
●山科徳久(S R C)
※片岡オヤジが優勝
▼トリプルメインイベント2(第25試合) ウェイトハンディマッチ(57-67kg)異種格闘技戦 3分3R ※ヒジあり
○白岩義也(DRAGON石巻)
KO 3R1分
●“人生レッドカード”JOM(フリー)
▼トリプルメインイベント1(第24試合) プロレスシングルマッチ 60分1本勝負
“謎の被災地レスラー”DRAGON66(Jアベニュー)
vs
“小さく燃える闘魂”アントニオ小猪木(西口プロレス)
▼第23試合 西口プロレスシングルマッチ 30分1本勝負
見た目が邦彦(西口プロレス)
vs
アニマル浜栗(西口プロレス)
▼第22試合 DBSランキング戦 58kg契約 3分3R ※ヒジなし
“ソフトなムエタイスタイル”
○御船大輔(SRC)
判定3-0
“命知らずのバンジー野郎”
●バンジー松元(FLAT UP)
▼第21試合 DBSランキング戦 58kg契約 3分3R ※ヒジなし
“ラ・フランスの昇り龍”
○成澤龍(SRC)
判定3-0
“イミテーションダイヤモンド”
●杉田大樹(FLAT UP)
▼第20試合 セミプロルール ヘッドギアなし 64-71kg 2分2R
“千葉佐倉のケンカ空手”
○EIJI(RAHU SPORTS GYM)
KO 1R1分31秒
“下り調子のオヤジムエタイ戦士”
●紀太尚彦(ドスティ)
▼第19試合 最凶オヤジ決定トーナメント重量級準決勝戦 90秒2R
○宮腰伸(DRAGON)
KO 1R1分
●庄子利明(DRAGON石巻)
▼第18試合 最凶オヤジ決定トーナメント重量級準決勝戦 90秒2R
○平塚和也(DRAGON石巻)
判定3-0
●尊師(第6サティアン)
▼第17試合 最凶オヤジ決定トーナメント中量級準決勝戦 90秒2R
○和田芳幸(S R C)
判定3-0
●宮原弘樹(DRAGON湯沢)
▼第16試合 最凶オヤジ決定トーナメント中量級準決勝戦 90秒2R
○神保敦司(DRAGON)
判定3-0
●柳三浩(ドスティ)
▼第15試合 最凶オヤジ決定トーナメント軽量級準決勝戦 90秒2R
○山科徳久(S R C)
KO 1R1分1秒
●小杉 陽(DRAGON)
▼第14試合 最凶オヤジ決定トーナメント軽量級準決勝戦 90秒2R
○片岡オヤジ(FLAT UP)
KO 1R
●阿部健一(DRAGON石巻)
▼第13試合 アマチュアファイト42kg 2分2R
○平塚温大(DRAGON石巻)
KO 2R10秒
●丹大亮(DRAGON湯沢)
▼第12試合 アマチュアファイト37kg 2分2R
○片岡亜砂人(FLAT UP)
判定3-0
●佐高 仁(DRAGON石巻)
▼第11試合 アマチュアファイト78kg 2分2R
○阿部雄史(DRAGON石巻)
判定3-0
●中島宣祐(RAHU SPORTS GYM)
▼第10試合 アマチュアファイト22-18kg 2分2R
○氏家恭汰(DRAGON石巻)
判定3-0
●片岡雷斗(FLAT UP)
▼第9試合 アマチュアファイト59kg 2分2R
○中安魁星(DRAGON秋田)
判定3-0
●丹野勝(DRAGON石巻)
▼第8試合 アマチュアファイト32.28kg 2分2R
○山田航平(DORAGON湯沢)
KO 1R14秒
●杉浦龍之介(DRAGON石巻)
▼第7試合 アマチュアファイト66-42kg 2分2R
○平塚琉記也(DRAGON石巻)
KO 1R1分14秒
●丹大亮(DRAGON湯沢)
▼第6試合 最凶オヤジ決定トーナメント重量級一回戦 90秒2R
○宮腰 伸(DRAGON)
不戦勝
●高橋 稔(DRAGON石巻)
▼第5試合 最凶オヤジ決定トーナメント重量級一回戦 90秒2R
○尊師(第6サティアン)
判定3-0
●近藤記之(ドスティ)
▼第4試合 最凶オヤジ決定トーナメント中量級一回戦 90秒2R
○宮原弘樹(DRAGON湯沢)
判定2-1
●三島 哲(ドスティ)
▼第3試合 最凶オヤジ決定トーナメント中量級一回戦 90秒2R
○柳三浩(ドスティ)
判定2-1
●伊藤淳(DRAGON湯沢)
▼第2試合 最凶オヤジ決定トーナメント軽量級一回戦 90秒2R
○山科徳久(SRC)
判定3-0
●中尾秋光(FLAT UP)
▼第1試合 最凶オヤジ決定トーナメント軽量級一回戦 90秒2R
○片岡オヤジ(FLAT UP)
判定3-0
●高橋健治(ドスティ)
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