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【J-GIRLS】紅絹が関西からの刺客・百花に貫禄の勝利

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2013/05/19(日)UP

 

▲健闘した百花(左)だったが、王者・紅絹が貫禄の判定勝ち

J-NETWORK
「J-GIRLS 2013 ~Victorious Goddess 2nd~」
2013年5月19日 (日)東京・新宿FACE

▼メインイベント(第12試合) 47kg契約 サバイバルマッチ1
○紅絹(もみ/フォルティス渋谷/J-GIRLSミニフライ級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●百花(TB.NATION/JEWELS KICK 47kg級王者)

 今年2月、シュートボクシングの女子高生王者MIOに初黒星をつけるなど、女子キック軽量級でその名を馳せる紅絹。対するは、2010年12月のプロデビュー以来、DEEP☆KICK、JEWELS、REBELSなどでキャリアを着実に重ね、J-GIRLS初参戦にしてメインに大抜擢された“浪速の喧嘩小町”百花。両者ともアグレッシブな攻めに定評があるだけに、一歩も退かない打ち合いが予想される。

 試合は両者の探り合いからスタート。左右に回りながら的を絞らせない百花に対し、紅絹はノーガードで誘い左ミドルや飛び込んで蹴りからフックへつなげていく。

 2Rも速い踏み込みからの右フックや左ボディストレートをヒットさせる紅絹だが、百花の速いステップワークに連打はならず。

 迎えた最終R、アグレッシブに攻める紅絹は、ローから左ストレート、左フック、さらに左ミドルと立て続けにヒットさせる。劣勢を強いられた百花だが、ひるむことなく右ストレートやバックブローで応戦。キャリアで上回る紅絹に対し、迷いのない攻めで気持ちの強さを見せた。

 試合は要所要所でのクリーンヒットと一発のパワーで上回った紅絹の判定勝ち。試合後、相手の健闘を称えた紅絹は「思ったよりパンチが鋭くて、いいパンチをもらってしまった。ぜひアトム級戦線に参戦してほしい」と百花にJ-GIRLS継続参戦のラブコールを送った。


▲最後の最後で難波(奥の選手)がダウンを奪って逆転勝ち

▼セミファイナル(第11試合) J-GIRLSフライ級次期王者挑戦者決定トーナメント 凖決勝 サバイバルマッチ1
○難波久美(契明ジム/J-GIRLSバンタム級3位、日本チャクリキ協会バンタム級女子王者)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●いつか(新宿レフティージム/J-GIRLSフライ級3位)
※難波が決勝戦へ進出。

 フライ級現・王者トモコSP(WSRフェアテックス)への挑戦権を懸けたトーナメント準決勝。不戦勝ですでに決勝進出を決めている松田玲奈(y-park)と対戦するのは、バンタム級から階級を下げエントリーしてきた優勝候補筆頭の難波か、それとも地道にキャリアを積みタイトル戦線を賑わす存在に成長した、いつかか。

 開始ゴングと共に勢いよく飛び出す難波に対し、気合い十分のいつかは鋭いローや左フックを畳み掛け、相手のローに合わせてタイミングよく右ストレートをヒットさせる。

 2Rもローが冴えるいつか。難波の重い左ボディに顔をしかめるも、お返しとばかりに右ハイをクリーンヒットさせるなど蹴りで優勢に試合を進める。

 後のない難波は最終3R、パンチ連打で攻め立てるが、いつかもローとミドルで応戦。 クリンチにより両者にイエローカードが出されるなど、前のめりの白熱した攻防が続く。しかし、終了ゴングまで残りわずかの場面で、難波がカウンター気味に右ストレートをヒットさせ、ふいを突かれたいつかが痛恨のダウン! 難波が一撃逆転で判定勝利を収め、決勝進出を決めた。
 

▲得意の右ミドルで主導権を握った陣内(右)

▼第9試合 J-GIRLSバンタム級王座決定トーナメント 一回戦  サバイバルマッチ1
○陣内まどか(エスジム/J-GIRLSバンタム級4位、WPMF女子日本バンタム級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●三宅芳美(take1)
※陣内が準決勝へ進出。

 大石ゆきの(OISHI GYM)の引退表明によるタイトル返上に伴い、新たに開催されることとなったJ-GIRLSバンタム級王座決定トーナメント。

  中学時代から参戦し、J-GIRLSと共に成長してきた陣内は、今年2月のWPMF女子日本バンタム級初代王座獲得に続き、古巣J-GIRLSで2本目の ベルト奪取を目指す。対する三宅は2年半のブランクの後、昨年12月にNJKFのリングで復帰。得意のバックブローを引っさげ、縁の深いJ-GIRLSで 初タイトル奪取を狙う。
 
 1R、サークリングしながらジャブでパンチの距離を測る三宅だが、陣内は落ち着いて相手に飛び込む隙を与え ず、得意の右ミドルとローを当てていく。ここで組みついてのヒザに対し陣内にイエローカードが提示されるが、陣内は動揺することなく右ミドル、横蹴りで三 宅を中に入れさせない。

 何とか勝機をつかみたい三宅は2R開始のゴングと同時に飛び込んでいくも、陣内にさばかれロープ際で右ミドル3連打など蹴りでポイントを許してしまう。

 最終R、満を持して得意のバックブローを放った三宅だが、陣内に見切られ逆に右ミドル、右ストレートを被弾。終了間際、陣内は2度目のバックブローもうまく距離を潰し、終始落ち着いた試合運びで谷村に続きトーナメント一回戦を突破した。


▼第10試合 スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
ー松田玲奈(y-park)
勝敗なし
ーグレイシャア亜紀(フォルティス渋谷)
※松田は相手選手の計量失格により不戦勝でJ-GIRLSフライ級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝戦へ進出。

 対戦相手の小田巻洋子(WSRフェアテックス)が前日計量オーバーにより失格、不戦勝でフライ級次期王者挑戦者決定トーナメント決勝進出を決めた松田が、前日オファーを快諾したグレイシャア亜紀と2分2Rのエキシビションマッチを行った。
 
「両者の合意により、この試合はガチ試合になります」とのアナウンス通り、序盤からガンガン攻めていく松田。グレイシャアも時おり笑みを浮かべながら強烈なミドルをお見舞いし、2Rには胴廻し回転蹴りやスピンキックで場内を沸かせた。

 試合後、松田は「“私がやります”とカッコよく言ってくれたグレイシャア選手と、胸を借りるつもりでやらせてもらった。すごく楽しくできてよかった」とコメント。

 マイクを引き継いだグレイシャアは「最近、女子も若い選手やベテラン、色んな選手がいますが、計量の時点で体重を合わせられなければプロ失格と自覚してほしい。罰金を払えばいい、ポイントがマイナスからのスタートでいいと甘ったれたことを言わず、練習してきた相手のためにも、応援してくれるファンの皆さんのためにも気持ちを引き締めてほしい」と、女子キックのオピニオンリーダーとして女子キックボクサーたちに“プロとしての自覚”を促した。


▼第8試合 J-GIRLSバンタム級王座決定トーナメント 一回戦  サバイバルマッチ1
○谷村郁江(リアルディール/J-GIRLSバンタム級6位)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-26
●舞獅(まい/レグルス池袋)
※谷村が準決勝へ進出。

 大石ゆきのが返上した王座をめぐるバンタム級王座決定トーナメント、準決勝第1試合は、注目のファイター同士による一戦となった。

 2010年7月デビューの舞獅は、昨年5月にハードパンチャー松川敬子をダウンの応酬の末、延長戦で撃破。対する谷村も今年2月のホーストカップで元同級王者・水野志保を判定で下し、優勝候補の一角に食い込んでいる。

 両者のミドルから試合がスタート。一発一発、声を出しながらロー、ミドルを放つ舞獅は単発でローをヒットさせる。対する谷村は舞獅の動きを冷静に見切り、1R終了間際にはカウンターの右ストレートで先制のダウンを奪う。

 2R、ローで巻き返しを図る舞獅に対し、谷村は巧みに相手をコーナーに詰め、パンチ連打でポイントをゲット。 最終Rにも連打から強烈な右ストレートをヒットさせた谷村が、大差の判定勝ちでトーナメント一回戦を突破した。

※第7試合終了後、アトム級トーナメントに勝利した443、キラッ☆Chihiro、三堀の3選手により準決勝戦シード抽選会が行われ、443がシードに。準決勝戦はChihirovs三堀の対戦となり、勝者が決勝で443と対戦することとなった。
 
※第7試合終了後、アトム級トーナメントに勝利した443、キラッ☆Chihiro、三堀の3選手により準決勝戦シード抽選会が行われ、443がシードに。準決勝戦はChihirovs三堀の対戦となり、勝者が決勝で443と対戦することとなった。


▼第7試合 J-GIRLSアトム級次期王者挑戦者決定トーナメント一回戦  サバイバルマッチ1
○三堀“SMILE”美弥子(Y’ZD GYM/J-GIRLSミニフライ級3位)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●めぐみ(日進会館)
※三堀が準決勝へ進出。

▼第6試合 J-GIRLSアトム級次期王者挑戦者決定トーナメント一回戦  サバイバルマッチ1
○キラッ☆Chihiro(魁塾/J-GIRLSアトム級3位、2013年J-GIRLSアトム級ニューヒロイントーナメント優勝)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●松下えみ(T-KIX GYM)
※Chihiroが準決勝へ進出。
 
▼第5試合 J-GIRLSアトム級次期王者挑戦者決定トーナメント一回戦  サバイバルマッチ1 
○443(よしみ/フォルティス渋谷)
判定2-0 ※29-29、29-28、29-28
●COMACHI(MSJ)※江口こまちからリングネーム変更
※443が決勝へ進出。
 
▼第4試合 PRE J-GIRLS Aリーグ -48kg級 1分30秒2R
○悠花(ゆか/世田谷空手会)
判定2-0 ※19-19、20-19、20-19
●新井美穂(拳蹴塾)
 
▼第3試合 PRE J-GIRLS Bリーグ -57kg級 1分2R
○池田康子(エイワスポーツジム)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-19
●倉持和美(リアルディール)
 
▼第2試合 PRE J-GIRLS Bリーグ 55kg契約 1分2R
○加藤みどり(エイワスポーツジム)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●牛玖珠美(アクティブJ三軒茶屋)
 
▼第1試合 PRE J-GIRLS Bリーグ 50kg契約 1分2R
○並木月海(旭ジム)
KO 2R18秒 
●細貝有里(Team S.R.K)

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