【ホーストカップ】佐藤嘉洋、長島自演乙を撃破し3連勝
アーネスト・ホーストジムJAPAN
「HOOST CUP KINGS~王者たちの饗宴~」
2013年6月16日(日)愛知・名古屋国際会議場イベントホール
▼メインイベント(第13試合) 70kg契約 3分3R延長1R
○佐藤嘉洋(名古屋JKファクトリー/K-1 WORLD MAX 2006&2007日本王者、ISKAライトミドル級世界王者)
判定3-0 ※30-28、30-29、30-28
●長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2010日本王者)
どっしりと構え、じりじりと間合いを詰める佐藤に対し、長島は足を使って回り込みながら飛び込んでのパンチを当てる。
しかし、離れたら前蹴り、接近したらヒザ、ローで崩していく佐藤がペースを取りはじめる。長島の波動拳(フック)もヒットするものの、佐藤のヒザ蹴りが効き始めたかに見えた3R終盤、ヒザが金的に入り苦しむ長島。
5分近いタイムストップが入り、長島の「まだやれる」との声で再開。パンチをふるう長島だが、的確にヒザを合わせ、ローを叩き込む佐藤に軍配が上がった。
▼トリプルセミファイナル第3試合(第12試合) ホーストカップルール 64kg契約 3分3R延長1R
○セーンチャイ・PKセンチャイムエタイジム(タイ/ルンピニースタジアム認定王座4階級制覇、WMC世界ライト級王者、WPMF世界ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-26、30-26、30-27
●水落洋祐(はまっこムエタイジム/WPMF暫定世界ライト級王者、WBCムエタイ日本ライト級王者)
※水落に2R左ヒザでダウン1
生けるムエタイの伝説がムエタイルール以外でどう戦うかが見どころだったこの試合、セーンチャイの奥足への左ロー連打で始まり、みるみるうちに水落の足が赤くなり効きはじめる。
クリンチに制限のあるこのルール、徹底的に離れた距離から前蹴り、踏み込んでローを放つセーンチャイに、水落も攻めあぐねる。水落が右ミドルを当てるが、距離を詰めたセーンチャイが放った左ヒザで水落がダウン。
この試合に賭ける水落はあきらめず、ガードの低いセーンチャイをパンチで攻め立てる。しかし、セーンチャイが達人の技量で水落のパンチをかわしきり、炸裂音が出るようなハイキックや左ストレートで脅かして文句なしの判定勝利。このルールでも対応できることを証明した。水落の健闘も光る一戦だった。
▼トリプルセミファイナル第2試合(第11試合) WPMF日本スーパーバンタム級タイトルマッチ ムエタイルール 3分5R
○一戸総太(ウィラサクレック・フェアテックスジム/WPMF日本スーパーバンタム級1位/挑戦者)
TKO 5R1分40秒 ※ヒジ
●日下部竜也(OISHI GYM/王者)
※2R、日下部にダウンあり
※一戸が新王者に、日下部は初防衛に失敗
序盤は小気味の良いステップから放つロー、ミドルで日下部がペースを握る。
しかし2R、振りの大きくなった日下部の左フックに一戸がコンパクトな右ストレートを合わせてダウンを奪う。ダメージのある日下部だが、ピンチをしのいで左ボディーブローなどを効かせて追い上げる。
狙いすました一戸のカウンターが日下部を脅かす。互いに勝負をかけて一進一退の攻防が続き、ついに最終R、一戸が放った一瞬のヒジで日下部が出血。大流血にレフェリーストップがかかり、TKOで一戸の勝利。WPMF日本スーパーバンタム級タイトルの新チャンピオンが誕生した。
▼トリプルセミファイナル第1試合(第10試合) WINDY SUPER FIGHT提供試合 59kg契約 ムエタイルール 3分3R
△大和大地(大和ジム/NJKFスーパーフェザー級王者)
ドロー 判定1-1 ※30-29、30-30、28-30
△マキ・ピンサヤーム(真樹ジムAICHI/元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者)
ピンサヤーム得意の左のパンチを気にして、徹底的に右のガードを固めて左フック、ボディ―、右ローとペースをとる大和。しかし、ピンサヤームも歴戦の強者、得意のパンチを封じられてからは徹底的にミドルとヒザで攻撃を叩き込む。
そのピンサヤームの追撃を許さずパンチ、ローを当て、上回る体格とパワーで大和が押したかに見えたが、パンチのポイントの大和とミドルとヒザのピンサヤームに判定は割れてドローとなった。
▼第9試合 WINDY SUPER FIGHT提供試合 61kg契約 ムエタイルール 3分3R
○小川 翔(OISHI GYM/2012年K-1甲子園王者
判定3-0 ※三者とも30-27
●HIROKI(Dropoutキックボクシングジム/WPMF日本ランキング5位)
※HIROKIに2R右上段ヒザにてダウン1
序盤から体格で上回る小川が強い蹴りで詰めるも、HIROKIもトップランカーらしい技術を見せ追撃を許さない。小川が徐々にパワーで押し切り、離れ際に空手式の右上段ヒザ蹴りが入ってHIROKIがダウン。
小川が怒涛のパンチで追撃するもHIROKIも精神力で終盤まで持ちこたえる。判定で小川の勝利。ムエタイルールでもトップクラスであることを証明した。
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