【NKB】夜魔神が無敗の王者にKOでリベンジ、2階級制覇を達成
日本キックボクシング連盟/NKB実行委員会
「2013肉弾シリーズ」
2013年6月29日 (土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第10試合) NKBライト級タイトルマッチ 3分5R
○夜魔神(やましん/SQUARE-UP道場/NKBライト級2位・挑戦者)
KO 4R57秒 ※3ノックダウン
●俊輝(としき/八王子FSG/NKBライト級王者)
※夜魔神が新王座に就く。俊輝は初防衛に失敗。
8戦無敗で王座に就いた俊輝が夜魔神を挑戦者に迎え、初防衛戦を行う。
両者は2月に空位だったライト級王座を懸けて激突、俊輝が夜魔神の首相撲を徹底して突き放し、自分のペースに持ち込み判定2-1でベルトを獲得。4カ月という短いスパンでの再戦となった。
1R、サウスポーの夜魔神が左ミドルキックで攻めて行き、俊輝は左ローを蹴り返す。夜魔神の左インローがローブローになり、試合は2度中断。俊輝は夜魔神の攻撃を回り込んでかわしながら、パンチを上手く当てて行く。
2R、俊輝はフットワークを使って動き回り、左ローと右ストレートを的確に当てる。夜魔神は左ミドルを蹴って行くが、俊輝の左ローをもらって身体が傾く場面が多く見栄えが悪い。
3Rになって夜魔神が得意の首相撲勝負に持ち込み、ヒザ蹴りで主導権を握る。首相撲で組んでのヒジ、ヒザ、離れ際には左ロー。
俊輝も左ローを蹴るが、首相撲につかまってヒザをもらい、ラウンド終了間際にはボディへのヒザでダウンを奪われる。
4Rも夜魔神が首相撲からのヒザ蹴りで主導権を握り、左ローから顔面への左ヒザ蹴りでダウンを追加。さらに左ローからの左ストレートでこのラウンド2度目のダウンを奪い、最後は左ローでトドメを刺した。
夜魔神がKOでリベンジを果たし、フェザー級王座に続いて2階級制覇を達成した。
▼セミファイナル(第9試合) NKBライト級 3分5R
○石井修平(ケーアクティブ/NKBライト級4位)
判定3-0 ※50-49、50-48、50-48
●怪童丸雄希(テツジム/NKBライト級9位)
石井はパンチとローキックを中心に試合を組み立てていくタイプ。一方の怪童丸は思い切りがよく、ローキックを武器としている。ガードの甘さが指摘されている怪童丸がその弱点を克服できているか?
1R、石井は左ミドル、怪童丸は右ローをお互いに蹴る。石井が左ミドルを何度もヒットさせ、パンチのコンビネーションにつなぐ。ヒザ蹴りも突き刺し、石井が優勢。
2R、怪童丸が攻めて来るのを待って石井がパンチ、左ミドル。怪童丸はローから入って行くが、石井の手数が優る。
3R、ひたすらローを蹴る怪童丸に石井は左右ローと左フック。両者とも疲れが見えて手数が少ない。前に出るのは怪童丸の方だ。
4Rになって怪童丸は左ミドルを連発。さらに右ハイで石井を流血させる。怪童丸が左ミドル、石井が左ローで蹴り合う。前に出る怪童丸に石井が左右フック。
5R、両者ともスタミナ切れでフラフラの状態となり、単発で打ってはクリンチになるという展開。それでも最後は石井がパンチを打ちに行き、判定勝ちした。
▼第8試合 63kg契約 3分5R
○岡田清治(大塚道場/NKBライト級3位)
KO 5R17秒 ※右ハイキック
●尾形雅之(渡辺/NKBライト級10位)
元NKBウェルター級王者で20戦のキャリアを持つ岡田に挑むは、これが5戦目の尾形。極真空手や総合格闘技など数々の格闘技を経験し、トリッキーな動きが持ち味だ。
1R、尾形は低く構えて左右フックとアッパーで突進、そのまま胴に組み付くという独特な戦い方を見せる。岡田は組まれたところでヒジ。このヒジでカットにも成功する。
2Rの開始をレフェリーがコールする前に尾形がパンチで襲い掛かり、不意を突かれた岡田はダウン。尾形には減点1が与えられて試合再開となる。岡田も目尻をカットして、両者流血。
岡田は尾形が体勢を低くしたところへ右ハイキックをヒットさせ、ダウンを奪う。
その後も胴タックルのように組んでくる尾形へ岡田はハイを連発。尾形はジャンプしてのパンチを繰り出す。
3R、尾形はジャンプしてのパンチと胴タックルを繰り返し、岡田は前蹴りとヒザ蹴りで応戦。ラウンド後半には尾形が飛び込んでのフックを狙ってくるが、岡田は首相撲からのヒザ蹴りでつかまえる。
4R、胴タックルを繰り返す尾形は岡田を何度も転倒させる。岡田はヒザ蹴りで応戦し、後半は尾形も飛び込んでのフックとアッパーをヒットさせた。
5R、尾形が右フックで突っ込んできたところへ、タイミングよく岡田の右ハイキックがカウンターで炸裂。尾形はバッタリと倒れて大の字となり、岡田がKO勝ちした。
▼第7試合 NKBライト級 3分5R
○桃井 浩(神武館/NKBライト級5位)
KO 2R2分53秒 ※3ノックダウン
●大心(SQUARE-UP道場/NKBライト級6位)
26戦のキャリアを持つベテランの桃井と、12戦の新鋭・大心が対戦。サウスポーから繰り出す左ストレートやハイキックを得意とする桃井か、それともパンチで勢いよく攻める大心か。
1R、大心がガムシャラなパンチと首相撲で組んでのヒザ蹴りで攻める。しかし、後半はバテてしまい、桃井の左右フックをもらって左ハイキックでダウンを奪われる。
2R、桃井の左ハイ、左右フックを何度ももらい、フラフラになりながらも立ち続けた大心だったが、3度目の左ハイでついにダウン。
その後も打たれ続け、必死に反撃するも左フックで2度目のダウン。最後は桃井が右フックで大心をマットに沈めた。
▼第6試合 NKBバンタム級 3分5R
○松永 亮(拳心館/NKBバンタム級8位)
判定2-0 ※49-47、48-48、49-48
●伴 智啓(ケーアクティブ/NKBバンタム級9位)
▼第5試合 NKBフライ級 3分3R
○藤島由輔(八王子FSG)
判定3-0 ※三者とも30-25
●佐藤勇士(拳心館/NKBフライ級10位)
▼第4試合 NKBフェザー級
○坂本秀樹(大塚道場/NKBフェザー級10位)
KO 2R2分1秒
●森田圭輔(テツ)
▼第3試合 NKBバンタム級
○椿 晃羅(渡辺)
判定2-0 ※30-29、30-30、30-29
●宮部富之(大塚道場)
▼第2試合 NKBバンタム級
○間中壱星(姉﨑)
判定2-1 ※30-29、28-29、30-29
●吉田大我(SQUARE-UP道場)※デビュー戦
▼第1試合 60kg契約
○福士英治(ケーアクティブ)※デビュー戦
判定3-0 ※三者とも30-29
●石山茂樹(拳心館)
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】