【ムエタイ】史上7人目の快挙!ジョイシーがムエタイ最高峰のタイトルを獲得
7月4日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアムにて、タイ在住のブラジル人ジョイシー・イングラムジムがラジャダムナンスタジアム王座(ルンピニースタジアムと並ぶムエタイの二大殿堂。この2つのスタジアムが認定するタイトルこそが真のムエタイ世界王座と言われている)に挑戦した。
ジョイシーはウェルター級(147パウンド)王座決定戦でタイのペットーンカム・オー.サニットパンと対戦。相手のペットーンカムは、タイ国北部王者であり、タイ国プロムエタイ協会のスーパーウェルター級7位にもランキングされている選手。
最近はカノンスック(ラジャダムナン認定ミドル級王者)、ゴンチャック(ラジャダムナン認定スーパーウェルター級王者)ら重量級のトップ選手と対戦している長身の選手で、試合前の各専門誌の予想でも全てペットーンカム有利となっていた。
サウスポースタイルのジョイシーは、得意の左ミドルを軸に攻撃を組み立て積極的に攻める。
2R、ペットーンカムの上からのヒジで左眉上を大きくカットされ大ピンチのジョイシーだったが、ストップされることなく後半にミドルキックを多くヒットさせる。ヒザに持ち込みたいペットーンカムの首相撲に付き合わず、ミドルをクリーンヒットさせたジョイシーが判定勝ちを収め、念願のラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者となった。
ムエタイ500年の歴史の中で、外国人(タイ人以外)のタイトル獲得はタイの2大スタジアム(ルンピニー、ラジャダムナン)では7人目、ラジャダムナンでは藤原敏男、小笠原仁、武田幸三、石井宏樹に続いて史上5人目(欧米人では初)の快挙となった。
ジョイシーの本名はジョス・ロドリゲス・メンドーサ。1986年10月7日生まれの現在26歳で、これまでにWPMF世界ウェルター級暫定王者(2011年1月22日獲得)、WPMF世界スーパーウェルター級暫定王者(2011年12月4日に獲得し、3度防衛)に就いている。戦績は58戦46勝(20KO)10敗2分。
なお、ジェイシーが所属するイングラムジムは設立から11年目。2006年6月6日にサガッペット・イングラムジム(タイ)が、ルンピニースタジアムのライト級王座を獲得。そして、今回ジョイシーが、ラジャダムナンスタジアムのウェルター級王座を獲得したことで、ムエタイ二大メジャースタジアムのチャンピオンを所属選手から輩出することに成功した。
「スッグ・ダーウルンチューチャルン」
2013年7月4日(木・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第8試合 ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級(147パウンド≒66.678kg)王座決定戦
◯ジョイシー・イングラムジム(ブラジル/イングラムジム)
判定3-0 ※三者とも49-48
●ペットーンカム・オー.サニットパン(タイ)
※ジョイシーが新王者に
Photo by Mr.Songkran Weerapon (www.13maysa.com)
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