【KICK GUTS】武田一也がWMAF世界タイトル獲得、大田原がMA王者を撃破
MA日本キックボクシング連盟/真樹ジムAICHI
「KICK GUTS 2013 梶原一騎杯 ~真樹日佐夫 追悼興行~ 格闘技の祭典再び!」
2013年8月10日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第15試合) 第3代WMAF世界スーパーウェルター級王座決定戦 3分5R延長1R
○武田一也(JMC横浜/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級4位、MA日本スーパーウェルター級1位)
判定3-0 ※49-48、50-48、49-48
●森本一陽(レグルス池袋/J-NETWORKスーパーウェルター級王者)
※武田が第3代王者に
武田は4月の横浜大会で行われたラジャダムナンスタジアム認定ランキング査定試合で勝利したことにより、ムエタイの殿堂ラジャダムナンのランキング入りを果たした選手。
一方、森本は強打のパンチを武器にしている現J-NETWORKスーパーウェルター級王者。ミドルキックを得意とする武田がホームリングで外敵を蹴散らすのか、それとも森本が二本目のベルトを獲得するのか。
1R、森本は上下に散らすパンチからミドルにつなげる。武田はガードを固めながらミドルを返す。森本のパンチに、武田がヒジを合わせたことで森本の目は腫れ上がった。
中盤には、プレッシャーを強める武田が左ミドル。森本が豪腕パンチで攻め、武田の蹴りvs森本のパンチという展開に。
3Rが終わった時点でのジャッジは2名が武田と森本をそれぞれ支持、もう1名はドローと全くの互角。
4Rは武田がヒジと首相撲で徐々に優勢に試合を進めていく。
5Rには、森本がパンチで前に出るも、すぐに組み付く武田が首相撲からヒザ。森本はブレイクを待つしか術がない。そのまま主導権を握った武田が判定勝利を収め、悲願の世界タイトルを獲得した。
▼セミファイナル(第14試合) 54.5kg契約 3分5R
○大田原友亮(B-FAMILY NEO/UKFインターナショナル&日本フライ級王者、TRIBELATEキックフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも49-48
●大野貴志(士道館新座/MA日本バンタム級王者)
大野は今年1月に挑戦者・伊東拓馬を判定で下し、タイトル初防衛に成功。4月には元ラジャダムナンランカーのショームペット・チューワッタナ(タイ)と対戦し敗れはしたが、得意のパンチで追い込む場面を作った。
一方、大田原はタイを拠点とし、ルンピニーやラジャダムナンスタジアムなどで活躍中の17歳。初参戦となるMAのリングで大田原が王者狩りに成功するのか。それとも大野がMAの牙城を守るのか。
「パンチが得意の選手だったので腕を壊したかった」という大田原は、1R序盤から相手のガードの上からでも左ハイ、左ミドルをガンガン蹴り込んでいく。
大野はこつこつと左ロー。大野がパンチを出せば、大田原が両腕ガードでしっかり防御に徹する。3Rには、ジャブを突きながら大田原が左ハイ。大野がプレッシャーを強めれば、大田原は首相撲を仕掛け主導権を握る。ここまでの判定は三者とも30-29で大田原を支持。
4Rも、大田原が左ハイ、左ミドル。距離が詰まれば首相撲で大野に攻撃の隙を与えない。5Rには、大野がパンチでガンガン前に出るも、大田原はムエタイ特有の流しに入り、ひたすら退がるのみ。大田原が判定勝ちを収めた。
大田原の次戦は今月30日(金・現地時間)ラオスで開催されるビッグマッチに出場予定。10月には再び日本のリングに上がり、ルンピニースタジアムスーパーフライ級の上位ランカーと対戦するという。
▼第13試合 62kg契約 3分3R
○マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級王者)
KO 2R46秒
●MO刃KI(もとき/チャクリキ二刃会/西日本ライト級王者)
ピンサヤームは2004年にムエタイの殿堂ルンピニースタジアムでMVPに輝いた、元スーパースター。 MO刃KIは主に西日本で活躍し、今年3月には西日本ライト級タイトルを獲得した。
1R序盤からKO狙いのピンサヤームは左ハイキックを連発する。さらにオーソドックスに構えるMO刃KIの奥足にローを効かせる。
2R、ピンサヤームは左ストレートでダウンを奪うと、さらにパンチの連打で追加のダウン。ピンサヤームが実力差を見せ付ける形でKO勝ちした。
▼第12試合 71kg契約 3分3R
○拳月(けんむん/山根道場)
KO 1R2分35秒 ※右ストレート
●小林 準(JMC横浜/MA日本スーパーウェルター級5位)
ノーガードの拳月は余裕の表情で前蹴り、ミドル。小林がパンチで詰めると、すぐに組みついて連打を許さない。接近戦になると、拳月の狙い済ました右ストレートがクリーンヒット! 小林はそのまま失神し、担架で運ばれた。
▼第11試合 プロレスリング 30分一本勝負
○青柳政司&初代タイガーマスク
一本 8分22秒 ※片エビ固め
●矢口壹琅&大仁田厚
凶器使用OKというデスマッチルールで行われたこの一戦。大仁田はパイプ椅子、パートナーの矢口壹琅(やぐち・いちろう)は有刺鉄線バットを武器に、リング上だけでなく場外でも暴れ回り、初代タイガー&青柳政司組を圧倒する。青柳は額をカットし一方的に攻められたが、初代タイガーが蹴り技の連打で盛り返す。最後に青柳が矢口に左上段廻し蹴りを決めてフォールを奪い、勝負あり。
しかし、納得のいかない大仁田&矢口がなおも攻撃し続けていると、11月に全国で公開予定の映画「TIGER MASK」で登場する実写版6代目タイガーが登場して二人を救出した。
すぐに場外に逃避した大仁田は「タイガー! 札幌で終わりにしてやる!」と、8月16日レジェンドプロレス札幌大会で行う初代タイガーとのシングルマッチでの完全決着をアピールした。
▼第10試合 “ワル”プロデュース総合試合 75kg契約 3分1R
○SANTE(山根道場)
不戦勝
●NAOYA(野蛮一族)
▼第9試合 “ワル”プロデュース総合試合 67kg契約 3分1R
○大道翔貴(山根道場)
判定2-0 ※10-10、10-9、10-9
●レン(野蛮一族)
▼第8試合 “ワル”プロデュース総合試合 63kg契約 3分1R
○HIROKING(山根道場)
判定3-0 ※三者とも10-9
●ハイメ(野蛮一族)
▼第7試合 真樹日佐夫杯空手マッチ3 2分2R
○大石 亨(士魂村上塾)
判定
●鈴木龍史朗(真樹道場本部)
▼第6試合 真樹日佐夫杯空手マッチ2 2分2R
○北川 蓮(桜塾)
判定
●岸本大志(真樹道場沖縄支部)
▼第5試合 真樹日佐夫杯空手マッチ1 2分2R
○塚野広之(真樹道場新潟支部)
判定
●石榑士朗(誠心会館)
▼第4試合 62.5kg契約 3分3R
△恭士朗(士魂村上塾/MA日本ライト級6位)
ドロー 判定0-0 ※三者とも29-29
△本山亮徳(山根道場)
▼第3試合 スーパーフェザー級 3分3R
○冨田健祐(真樹ジムAICHI/MA日本スーパーフェザー級6位)
TKO 2R15秒
●ちび太(Studio-K/MA日本スーパーフェザー級7位)
▼第2試合 スーパーライト級 3分3R
○平野将司(インスパイヤードモーション)
2R判定2-0 ※20-19、20-19、19-19
●拓斗(八木橋道場/MA日本スーパーライト級9位)
※偶発性のバッティングで拓斗が流血したために2Rまでの判定
▼第1試合 スーパーウェルター級 3分3R ※ヒジなし
○前原親太郎(真樹ジムAICHI)
KO 2R1分23秒
●馬場 仁(JMC横浜)
▼オープニングファイト アマチュアJr特別試合 2分2R
○熊谷龍聖(相模原Sジム)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●品川朝陽(エイワスポーツジム)
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