【ボクシング】山中慎介の“神の左”炸裂、4連続KOでV5
藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング! |
帝拳プロモーション
「TOUCH!WOWOW!2013エキサイトマッチスペシャル」
2013年11月10日(日)東京・両国国技館
▼メインイベント WBC世界バンタム級タイトルマッチ 3分12R
○山中慎介(帝拳ジム/WBC世界バンタム級王者)
KO 9R25秒 ※左ストレート
●アルベルト・ゲバラ(メキシコ/WBC世界バンタム級8位・挑戦者)
※山中が5度目の防衛に成功。
“神の左”が炸裂した。11月10日(日)東京・両国国技館で開催されたWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦は、王者・山中慎介(帝拳ジム)が挑戦者・同級8位アルベルト・ゲバラ(メキシコ)を9Rに左ストレートでマットに沈め、5度目の防衛に成功。山中は4連続KO勝ちでの防衛となった。
1Rから速いフットワークで動き、突然飛び込んでパンチを打ってくる変則のゲバラに山中はやりにくそうな印象だったが、4Rまでの採点は39-37が二者、40-36が一者でいずれも山中を支持。
5Rには右フックでゲバラに両手をマットに着かせ(スリップ)、6Rからは山中の右ジャブが相手を捕らえ始める。そして8R、山中の頭部をかするような左ストレートでゲバラがダウン。さらに右のパンチでダウンを追加し、9R開始すぐに鮮やかな左ストレートでトドメを刺した。
山中は「タイミングがつかみづらかった。そろそろ当たるかなと思って左を打ったら当たりました」と試合を振り返り、「バンタム級では自分が最強だと思っていますし、スーパーバンタム級でもチャンスがあれば。あとは来年でも再来年でもラスベガスで試合をしたい」と今後の目標を掲げた。
▼第4試合 SPECIAL MATCH フライ級 3分10R
○ローマン・ゴンサレス(帝拳ジム/元WBA世界ライトフライ級&世界ミニマム級王者)
TKO 2R27秒 ※レフェリーストップ
●オスカル・ブランケット(メキシコ/WBC世界フライ級16位)
2R、ブランケットにロープを背負わせたゴンサレスが、ブランケットの左ボディに合わせた左フックでグラつかせると一気にラッシュ。左フック2発がクリーンヒットし、ブランケットの身体が泳いだところでレフェリーが試合をストップした。ゴンサレスはこれで37戦全勝31KO勝ち。
▼第3試合 SPECIAL MATCH ライト級 3分10R
○ホルヘ・リナレス(帝拳ジム/元WBC世界フェザー級王者、元WBA世界スーパーフェザー級王者)
KO 1R3分8秒 ※右ストレート
●フランシスコ・コントレラス(ドミニカ共和国/元WBCカリブ・スーパーライト級王者)
当初、三階級制覇を目指してWBA世界ライト級タイトルに挑戦する予定だった元WBC世界フェザー級&元WBA世界スーパーフェザー級王者リナレスは、王者の負傷欠場によりWBC世界フライ級16位ブランケットとノンタイトル戦を戦う。
1R、積極的に前へ出てパンチを出すコントレラス。リナレスは速いジャブを突く。リナレスは鋭い左フック、左アッパー。そしてコントレラスが右フックで入ってくるところに右ストレートの鮮やかなカウンター。この一発でコントレラスをKOし、リナレスが実力者ぶりを発揮した。
▼第2試合 SPECIAL MATCH ライト級 3分10R
○粟生隆寛(あおう・たかひろ/帝拳ジム/元WBC世界スーパーフェザー級&世界フェザー級王者)
KO 1R3分3秒 ※右フック
●エドガー・ロメリ(メキシコ)
三階級制覇を目指す粟生が“世界前哨戦”を初回KOの圧勝で飾った。
1R、サウスポーの粟生にロメリは下がりながら右フックを大きく振る。粟生の左ボディブローがカウンターで入ると、ロメリの身体がくの字に曲がる。さらに左ストレートを何度もヒットさせた粟生が狙い済ました左ストレートで吹っ飛ばしてダウンを奪うと、最後は右フックでKO。
1年ぶりの日本のリングで勝利を飾った粟生は「前回アメリカでやっていい勝ち方が出来たので、もっといい勝ち方をしないといけないというプレッシャーがありました。もっと試したいことや変わったところを見せたかったけれど、1Rで倒したから良しとします。来年チャンスをいただけるようにもっと強くなった自分を見せて、三階級制覇を目指して頑張ります」とファンに挨拶した。
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