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【DEEP】格闘技史上に残る瞬殺劇、“幻の右”が炸裂

2013/11/24(日)UP

▲津田(上)が“幻の右”で長倉(下)をKO

DEEP事務局
「DEEP CAGE IMPACT 2013 in TDC HALL」
2013年11月24日 (日)東京・TDCホール

▼メインイベント DEEPフェザー級次期王座挑戦者決定戦 5分3R
○津田勝憲(総合格闘技津田沼道場)
KO 1R19秒 ※右フック
●長倉立尚(吉田道場)
※津田が次期挑戦権を獲得。

 長倉は判定決着になった試合が1試合しかなく、勝敗がどちらに転んでもKO決着が続いている攻撃的なファイター。一方の津田も強打のパンチを武器にKO勝利が多く、現在2連勝中。KO決着必至のDEEPフェザー級次期王座挑戦者決定戦がメインを飾った。

 1R、長倉がパンチを打とうと踏み込み、津田も前に出た。両者の身体が重なり合った瞬間、津田が長倉に覆いかぶさるようにして両者が倒れる。上からのパンチで追撃しようとした津田をレフェリーがストップし、津田のKO勝ちが告げられた。

 何が起こったのかと場内が騒然とする中、勝ち名乗りを受ける津田。「俺は日本の格闘技界で、アメリカの選手から日本で試合をやりたいと言われるくらい強くなりたい」とマイクアピールした。

 そこへ津田の挑戦を受けることが決まった王者・横田一則が現れ、「前から自分とやりたいと言っていたけれど、やっとたどり着いたな。でもレベルが違うところを見せ付けたい」とコメント。それを受けて津田は「圧倒されないように頑張ります」と答えた。

 試合後、津田はフィニッシュのパンチが右ショートフックであったことを明かし、「相手は左ジャブを打った後の手の戻りが遅いので、当たると思って狙っていた」と狙っていた一撃であったと語った。


▲中村(右)は打撃が得意な桜木(左)と打撃でも渡り合った

▼セミファイナル 88kg以下契約 5分3R
○中村和裕(チームカズ/DEEPミドル級王者)
一本 3R2分49秒 ※肩固め
●桜木裕司(掣圏会館)

 昨年10月からDEEPに参戦し、現在4連勝中の中村。ケージ(金網リング)での試合は2008年5月のUFC以来となる。対する桜木はこれまでに川村亮、高橋義生、菊田早苗をKOしてきた殺傷能力の高い打撃を持つ。

 1R、中村は足を取りに行ってすぐに放し、左右パンチの連打。これで桜木は一瞬グラつく。しかし中村は深追いせずにジャブ、ロー、右フック。打撃で桜木と渡り合う。

 2R、中村は片足タックルで桜木をテイクダウンすると、上からヒジを見舞う。サイドポジションからヒジ、ヒザ、パンチを顔面に打ち込み、圧倒する中村。桜木は何とか立ち上がるも、すぐに中村が持ち上げてテイクダウンする。

 3R、桜木は左ミドルキックを放つが、中村は片足タックルで簡単にテイクダウンを奪う。立ち上がった桜木は捨て身の胴廻し回転蹴りを繰り出すが空振りし、倒れたところで中村に上を奪われる。中村はバックを奪い、逃げようとするする桜木に肩固め。完璧な形で一本勝ちを飾った。

 中村はマイクを持つと「皆さん、DEEPのミドル級チャンピオンとパンクラスのミドル級チャンピオンがベルトを懸けた試合を見たくないですか?」と、パンクラスのミドル級王者・川村亮との対戦をアピール。するとパンクラスの酒井代表がリングに上がり、「受けましょう! 約束する」と川村との対戦を受諾した。

 さらに中村は、特別セコンドに就いたネプチューンの名倉潤をケージ内に呼び入れ、「名倉さんにトップになれる秘訣を教えていただきたい。お願いします」とマイクを渡し、名倉が「分かるか、そんなもん! 知らんわ!」と答えるショートコントを披露した。


▲ジャンプしてのパンチ、通称スーパーマンパンチを放つ大塚(右)

▼第12試合 バンタム級 5分3R
○大塚隆史(AACC)
判定3-0
●北田俊亮(パラエストラ千葉)

 DEEP2階級制覇を達成している大塚が、7年ぶりに北田と激突。両者は過去2度アマチュアで対戦し、北田が2勝している。この一戦の勝者がバンタム級のベルトに挑戦することが濃厚だ。

 1R、お互いにジャブを突く中、大塚が左右フックをヒットさせる。北田はテイクダウンしようと組み付くが、大塚はビクともしない。離れると大塚の右ストレートが北田を捉える。

 2R、北田は何度も組んでいくが、大塚はテイクダウンを許さない。逆に大塚がテイクダウンを奪うと、北田はすぐに立ち上がる。ラウンド終了間際には、ヒザ蹴りに来た大塚から北田がテイクダウンを奪うが、大塚はホールドして北田に何もさせなかった。

 3R、パンチで前に出る大塚に北田が組み付き、テイクダウンを狙う展開が続く。大塚は北田をガッチリと受け止め、両者が交互にケージへ相手を押し付ける。北田の崩しにも大塚は崩れず、逆に北田をひねり倒す。最後はパンチの打ち合いとなり、終始試合をコントロールしていた大塚が勝利を得た。


▲横田はマウントを奪ってパンチ、ヒジを叩き込む

▼第11試合 フェザー級 5分3R
○横田一則(フリー/DEEPフェザー級王者)
TKO 2R4分 ※レフェリーストップ
●ソン・ドゥリ(韓国/CMA KOREA)

 当初は原田ヨシキとの対戦が決まっていた横田だが、試合1週間前に原田が負傷して欠場。代わってソンの出場が決まった。ソンはムエタイで8戦6勝2敗、総合格闘技の試合でも4戦3勝1敗の好戦績を上げている22歳。今後を期待されている“逸材”だという。

 1R、右ストレートをヒットさせた横田はパンチをフェイントにしてタックルに行き、テイクダウンを奪う。上からヒジを落とし、立ち上がるとサッカーボールキックを連打。しかし、ソンは全く怯まずにパンチの連打で逆襲する。

 2R、組み付いてきた横田のバックを奪ったソンだが、横田は屈んで前へ落とす。頭部へヒザ蹴りを入れ、マウントポジションを奪ってのパンチ連打。最後は横田がソンの片腕をつかんだままパンチを連打し、ソンがグッタリとなったところでレフェリーが試合を止めた。

 横田はマイクを持つと「疲れました」と息が荒かったが、「記者会見の時に、誰もが知っている人とこれから会食の予定が入っていて緊張してます、と言ったんですが、その会食は野田元総理とでした。野田元総理、足を運んでいただきありがとうございます!」とアピール。すると、リングサイドで観戦していた野田元総理が手を上げ、場内はどよめきに包まれた。

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