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【学生キック】6階級の王者誕生、団体戦は創価大が優勝

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2013/11/30(土)UP

▲(左から)フライ級・宮嵜、バンタム級・加藤、ウェルター級・瀧寺、ミドル級・鏑、ライト級・佐々木

全日本学生キックボクシング連盟
「第79回全日本学生キックボクシング選手権大会~6階級チャンピオン決定戦」
2013年11月30日(土)東京・後楽園ホール

 創立40周年を迎えた全日本学生キックボクシング連盟(以下UKF)が、『第79回全日本学生キックボクシング選手権大会~6階級チャンピオン決定戦』を開催した。

 アマチュアながら防具なしで学生による激しい打ち合いが繰り広げられる今大会は、多くのプロ選手を輩出。元WKA世界王者・土屋ジョー(東海大学)、元ラジャダムナンスタジアム認定ミドル級王者・小笠原仁(國學院大學)、元WPMF世界スーパーバンタム級王者・藤原あらし(明治大学)、K-1 WORLD MAX 2008日本代表決定トーナメント優勝・城戸康裕(国士舘大学)などがUKFから巣立っていった。

 今大会では6階級のチャンピオン決定戦を実施。9月に行われたUKFチャンピオントーナメント予選を勝ち抜いた2名が決勝戦を争い、各階級のチャンピオンが生まれた。

 また、個人戦の成績によって各大学(11校が加盟)に年間ポイントをつける団体戦では、今年は創価大学が2年ぶりの優勝。同大学の師範は元MA日本ライト級王者・飛鳥信也(藤本ジム)が務めており、「選手たちを藤本ジムに連れて行ってプロとのスパーリングを経験させた成果です」と優勝の要因を語った。


▲パンチでダウンを奪った宮嵜(右)がフライ級王者に

▼フライ級チャンピオン決定戦 3分3R
○宮嵜隆太郎(創価大学2年)
判定3-0 ※30-28、30-28、29-27
●宇佐美隆司(日本大学2年)

 1Rに宮嵜がパンチでダウンを奪うが、2Rになると宇佐美がカウンターのヒザ蹴りとパンチで反撃して盛り返す。3Rは宮嵜が唸り声をあげながらパンチを繰り出し、宇佐美は組んでのヒザ蹴り。ダウンを奪った宮嵜が判定勝ちした。


▲左ミドルをクリーンヒットさせる加藤(左)

▼バンタム級チャンピオン決定戦 3分3R
○加藤裕也(東洋大学2年)
判定2-0 ※30-30、30-29、30-29
●堀越彗太(東海大学3年)

 1R、両者とも蹴りを多用。堀越は倒れた相手を蹴ってしまい、イエローカードが提示される。

 2Rはサウスポーの加藤が蹴りからパンチ主体に切り替え、左ミドルもクリーンヒットさせる。3Rも加藤が何度も左ミドルをヒットさせ、堀越はパンチから組んでのヒザ蹴りで反撃するが及ばず、加藤が判定で勝利した。


▲瀧寺(右)がパワフルなパンチで勝利

▼ウェルター級チャンピオン決定戦 3分3R
○瀧寺将夢(国士舘大学3年)
判定2-0 ※30-28、29-29、30-27
●山際雄大(東海大学3年)

 1R、瀧寺が右ローを徹底的に狙い、厚みのある身体で前に出続ける。2Rも瀧寺は右ローを蹴り、途中から山際は左右フックで反撃を試みる。打ち合いになる場面もあり、山際は右ボディブローからヒザ蹴り。

 3R、両者かなり疲れが見える中、瀧寺は右ローと左右フック。山際はボディブローと首相撲からのヒザ蹴り。両者フラフラとなったが、手数で前に出た瀧寺が判定で勝利を奪った。


▲鏑(右)が重いパンチでダウンを奪って王者に

▼ミドル級チャンピオン決定戦 3分3R
○鏑 修平(かぶら・しゅうへい/東海大学3年)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-27
●高橋龍之介(専修大学1年)

 1R、両者パンチ&ローで打ち合い、鏑が重いパンチで高橋をグラつかせる。2R、鏑はガードを固めて右ローを狙い撃ちし、左右フックにつなげる。高橋をコーナーへ追い詰めて左右フックの連打でスタンディングダウンを奪った。

 3Rは高橋が右ローとヒザ蹴りで逆襲し、鏑の手数が減る。両者かなりの疲れが見えたが、それでも鏑がパンチを当てに行って判定勝ちした。


▲佐々木(左)の左ハイキックがヒットする

▼ライト級チャンピオン決定戦 3分3R
○佐々木秀樹(創価大学3年/2012年度学生キックフェザー級王者/第8回J-NETWORK全日本選手権大会トーナメントAリーグウェルター級優勝)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●伊藤健人(明星大学3年/第2回J-NETWORKアマチュアチャンピオンシップトーナメントAリーグライト級優勝/第7回J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会トーナメントAリーグライト級優勝)

 J-NETWORKアマチュアトーナメント優勝経験を持つ選手同士の試合は、期待通りレベルの高い試合となった。

 1R、サウスポーの佐々木がよく伸びるジャブから飛び込んでの左ストレート。余裕を感じさせる動きだ。伊藤は蹴りを中心に攻める。

 2R、パンチの打ち合いで伊藤の左フックがヒットし、佐々木がグラつく。すかさず左ミドルで攻める伊藤に、佐々木はトリッキーな飛び込んでのワンツーから蹴りにつなぐ。

 3R、佐々木がパンチから組んでのヒザ蹴りでラッシュ。さらに左ハイキックをクリーンヒット。トリッキーな動きで速く飛び込んでパンチを当て、伊藤もパンチで逆転を狙ったが佐々木の判定勝ちとなった。


▼フェザー級チャンピオン決定戦 3分3R
○岡野弘之(創価大学3年)
不戦勝
●井上俊介(国士舘大学1年)


<年間団体戦成績>
優 勝 創価大学
準優勝 明治大学
3 位 東海大学

<各賞>
新人賞 小嶋勇貴(東洋大学1年)
技能賞 宮嵜隆太郎(創価大学2年)
優秀選手賞 沖倉辰也(国士舘大学2年)
ベストバウト賞 佐々木秀樹vs伊藤健人
最優秀選手賞 佐々木秀樹(創価大学3年)

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