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【ビッグバン】森井が駿太との死闘を逆転KOで制する、梅野とゲーオに宣戦布告

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2013/12/01(日)UP

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▲両者一歩も引かない打ち合いの死闘の末、森井(左)がKO勝ち

谷山ジム
「ビッグバン・統一への道 其の十五」
2013年12月1日(日)東京・ディファ有明

▼メインイベント第2試合(第16試合) 初代Bigbangスーパーフェザー級王者決定戦 ビッグバン・キックルール 3分5R延長1R
○森井洋介(藤原ジム/元WBCムエタイ日本フェザー級王者)
KO 5R ※左フック
●駿太(谷山ジム/WMAF世界フェザー級王者)
※森井が初代王座に就く。

 森井と駿太ともにフェザー級の実力者として知られ、国内外の強豪と数々の激闘を展開してきたベテラン選手。以前から実現が待ち望まれていた対決が実現した。

 1Rが始まってすぐ、森井が一気に間合いを詰めてパンチを繰り出すと、駿太は得意のカウンターで右ストレート。しかし、森井は怯むことなく向かっていき、お互いに強いローを蹴り合う中、森井は左ボディ、駿太は右ストレートとヒジを放つ。

 2Rが始まるとすぐに両者は真正面からの打ち合い。同時に強いローを蹴り合う。駿太の左ヒジで森井がバランスを崩すと、駿太はラッシュを仕掛ける。森井も負けじと右フックで反撃して、今度は駿太がパンチをもらう。

 3R、森井が力強いパンチとローで仕掛けると駿太は押されるが、パンチとヒジで逆襲。さらには強烈な右ミドルを何度もクリーンヒットさせる。両者とも下がらずに中間距離で激しい打ち合いを繰り広げた。

 4Rもさらに激しい打ち合いを展開し、駿太は接近するとヒジ。そのヒジで駿太がついにカット成功、森井は右の眉間辺りを切られてドクターチェックが入る。

 再開後、フックを振り回して倒しにいく森井だが、駿太はさらにヒジで森井の右目尻、左目上もカットし、森井の顔は傷だらけに。駿太の右ミドルで森井の右わき腹は真っ赤に腫れ上がり、駿太の左足も森井のローで真っ赤だ。

 最終5R、ここまで2ポイントリードしている駿太だが、守りに入らずヒジとパンチで攻める。森井も打ち合いに応じ、試合がヒートアップしたその時、森井が駿太の左ローに合わせて意表を突くバックハンドエルボー。この一撃で駿太がダウンする。

 立ち上がった駿太はダウンを奪い返そうと森井との打ち合いに応じるが、森井の左フックが駿太を打ち抜き、駿太がバッタリと倒れる。日本人実力者対決は、森井が衝撃の逆転KOで勝利を収めた。大の字となった駿太は、しばらく立ち上がれないほどのダメージだった。

 喜びを爆発させる森井はマイクを持つと、「駿太選手はメチャクチャ強かった。気持ちが凄く伝わってきて、正直負けると思いました。でも最後まで諦めなかった結果がこのベルトだと思います」と勝ち名乗り。

 そして、「来年の目標は3つあります。ひとつは全試合倒して勝つこと、二つめはゲーオとやりたい。三つめは2年前に負けた梅野(源治)選手にリベンジ。来年もキックボクシングを盛り上げていくので見に来てください!」とぶち上げた。

☆この試合の動画(完全ノーカット)はこちら


▲城戸(右)は初対戦のムエタイ選手に思わぬ苦戦

▼メインイベント第1試合(第15試合) 70.5kg契約 ビッグバンルール 3分3R
○城戸康裕(谷山ジム/Krush-70kg級王者)
判定2-1 ※30-28、29-30、30-29
●クンタップ・パラエストラジム(タイ/パラエストラ千葉/元M-1スーパーウェルター級王者、元WMC世界ウェルター級王者)

 クンタップは、ウィラサクレックジムの主力選手として日本で活躍し、日本人相手に9連勝を飾った“日本人キラー”。ここ数戦はVTJやグラチャンのリングに上がり、MMA(総合格闘技)にも挑戦している。

 一方、城戸は9月のK-1 WORLD MAX世界トーナメント1回戦でアンディ・サワーに敗れており、今回が再起戦。キャリアは50戦あるが、意外にも初のタイ人との対戦となった。この試合はヒジ打ち、首相撲なしのBigbangルールで行われた。

 1R、クンタップがミドルを蹴ってくると必ず左ローを返す城戸。クンタップは早くも嫌がる素振りを見せる。その後も城戸は左ローを狙い撃ちし、ワンツーにつなげる。

 2R、クンタップが重い左ミドルを何度も蹴り、城戸の表情が変わる。城戸は左ローとパンチ、左ハイ、顔面前蹴り。クンタップは攻撃をもらうも重い左ミドルを蹴り続ける。

 3R、城戸はワンツーから左ロー、そして組んでのヒザ蹴り。さらにパンチでクンタップを追い込んでいくが、クンタップが首相撲に持ち込むためパンチを連打することが出来ない。

 最後にラッシュを仕掛けた城戸が判定勝ちを収めたが、「さすが強かった。1Rで効かされてしまい痛いです。アンディ・サワーといい試合が出来たから圧倒出来ると思っていたんですが……」とクンタップの強さを称えた。

 そして、「来年ビッグバンでISKA世界タイトルマッチを組んでください。キックボクシングの世界のベルトはまだ巻いていないのでお願いします」と、世界タイトルマッチを要求した。


▲谷山(左)は序盤から強烈な右ローで攻めた

▼セミファイナル(第14試合) 64kg契約 ビッグバンルール 3分3R
○谷山俊樹(谷山ジム/Bigbangスーパーライト級王者、ISKAインターコンチネンタル63kg級王者)
KO 2R2分3秒 ※右ローキック
●リン・ジャーシン(中華武術散打協会/協和拳館/’12台湾散打60kg級王者)

 9月にBigbangスーパーライト級初代王者となった谷山が、台湾の散打(中国武術を競技化したもの)王者を迎え撃った。

 1R、谷山が右ローを徹底的に蹴り込み、パンチで前に出ると意表を突く飛びヒザ蹴りでダウンを奪う。

 2Rも徹底的に右ローを蹴る谷山が、パンチとローの波状攻撃を仕掛けるとリンはたまらずダウン。10カウントぎりぎりで立ち上がったリンだが、最後は右ローをもらってうずくまった。

 KOで快勝した谷山は、「ここまで山際と岡田さんが負けてしまったので、流れを変えないといけないと思い、しっかり倒せてよかったです」とマイクアピールした。

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