【UFC】ハントと“ヒョードルを倒した男”が大激闘
Zuffa
「UFC Fight Night 33 Hunt vs Bigfoot」
2013年12月7日(土・現地時間)オーストラリア・ブリスベン・エンターテイメント・センター
▼メインイベント ヘビー級 5分5R
△マーク・ハント(ニュージーランド)
ドロー 判定1-0 ※48-47、47-47、47-47
△アントニオ・シウバ(ブラジル)
K-1やPRIDEで活躍したハントがUFCでの7戦目に臨んだ。これまでの戦績は4勝2敗で、そのうちの3試合でKO勝ちしている。対するシウバはビッグフットの異名を持ち、身長193cm、体重119kgの巨漢。これまでエメリヤーエンコ・ヒョードル、アリスター・オーフレイムからTKO勝ちを奪っている強豪だ。
1R、ハントがワンツーから前に出ると大歓声が上がる。シウバは前蹴りを多用してけん制し、打ち合いになるとシウバの右フックでハントが倒れるが、すぐに立ち上がった。
2Rもシウバは前蹴りでけん制し、ハントが左右フックで飛び込んでくるところをパンチで迎え撃つ。ハントが右ミドルを蹴ればシウバは右ロー。シウバの右ローでハントは大きくバランスを崩す。
3R、シウバのローに合わせてハントが意表を突くタックルからバックを奪う。シウバはすぐに立ち上がり、逆にタックルを仕掛けるがハントは倒れない。そして中盤、ハントのワンツーでシウバがダウン。ハントは上からパンチ、ヒジを落とす猛攻を仕掛け、場内は総立ちの大興奮に。
4R、両者はいきなり打ち合いを始め、シウバはテイクダウンを狙うが逆にハントにテイクダウンされる。シウバは下からの腕十字を仕掛け、ハントがヒジとパンチで防ぐ。立ち上がるとシウバはハントをパンチの連打で棒立ちにさせ、さらにテイクダウンを奪うとマウントポジションからのヒジとパンチで逆襲する。ハントは大流血。
5R、場内総立ちで大興奮の中、両者はお互いの健闘を称え合うように抱き合ってから打ち合いを始める。両者の重いパンチが何度も交錯し、お互いにフラつく。ハントのスタンドでのヒジで今度はシウバが大流血し、ドクターチェックに。
再開後も打ち合う両者。ハントのヒジ、シウバの右フックが決まり、それぞれが棒立ちとなる場面も。お互いフラフラになりながらも打ち合い、組み合う。試合が終了すると場内はスタンディングオベーション。ヘビー級の大激闘は両者痛み分けのドローとなった。
▼バンタム級 5分3R
○水垣偉弥(日本/八景ジム)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-28
●ナム・ファン(アメリカ)
UFCで3連勝を飾っている水垣がファンを迎え撃った。
1R開始と同時に両者は激しくパンチを交錯させる。水垣がテイクダウンを奪い、立ち上がると再びの打ち合い。そこでさらに水垣がテイクダウンを奪ってみせる。スタンドでの打ち合いは水垣がボディにもパンチを決めて優勢に。
2R、水垣の左フックでファンがダウン。すぐに立ち上がったファンに水垣がラッシュを仕掛ける。これを凌いだファンが後半にはパンチで逆襲。
3R、ファンの左フックをもらった水垣だが、ダメージを回復させると果敢に打ち合っていく。激しい打ち合いを展開する両者に場内もヒートアップ。大歓声の中、試合が終了し、判定で水垣が勝利した。水垣はこれで4連勝。日本人が苦戦を強いられているUFCでこの戦績は快挙と言えるだろう。
▼ライトヘビー級 5分3R
○マウリシオ・“ショーグン”・フア (ブラジル)
TKO 1R1分3秒 ※左フック
●ジェイムズ・テフナ(ニュージーランド)
1R、ショーグンは軽快なフットワークで左右に動き、テフナが左アッパーで入ってきたところにカウンターの左フック。この一発でテフナがバッタリと倒れ、即座にレフェリーが試合をストップした。
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