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【ボクシング】井岡が世界ライトフライ級V3達成

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2013/12/31(火)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲井岡(右)が激しい打ち合いの末、3度目の防衛に成功した

井岡ボクシングジム
「WBA世界ライトフライ級V3防衛戦」
2013年12月31日(火)大阪・BODYMAKERコロシアム(大阪府立体育会館)

▼WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 3分12R
○井岡一翔(井岡ボクシングジム/王者)
判定3-0
●フェリックス・アルバラード(ニカラグア/WBA世界ライトフライ級4位・挑戦者)

 挑戦者のアルバラードは18戦18勝(15KO)と、KO率は8割を超える強打の持ち主。井岡も13勝(9KO)無敗。この“無敗対決”はどちらに軍配が上がるか。

 これまでのKO勝ちは全て3R以内で試合を決めているというアルバラードは、1R開始早々、距離を詰めてパンチのラッシュ。

 井岡はガッチリとガードして退がりながらもボディを返し、一瞬アルバラードの動きが止まるもアルバラードが引き続きパンチを出し、アッパー、ストレートが井岡にヒット。

 2Rに入ると、アルバラードの接近戦で頭をつけての左右フック、アッパーに対し、井岡は見切りはじめて左フック、右ストレートをヒットさせる。

 4R 左の目が腫れはじめるアルバラード。アルバラードの止まらないパンチの連打をほとんどかわし、井岡のパンチがアルバラードの左目に何度かヒット。

 6Rにはガードしながらも井岡が積極的に攻めて行く。手数はほぼ互角に。井岡の攻撃は細かくヒットし、アルバラードの攻撃はしっかり見切る。

 10R開始にアルバラードの腫れた左目のチェックが入る。見えているとの判断で試合続行。中盤、井岡の左フックがクリーンヒット。アルバラードのマウスピースが飛ぶが倒れない。

 12R 連打をヒットさせる井岡。中盤から井岡の左フックが2度クリーンヒットするも倒れないアルバラード。ラスト10秒、激しい打ち合いになって終了のゴング。お互い一度も倒れず判定へ。

 3-0で井岡が勝利し、WBA世界ライトフライ級3度目の防衛に成功した。試合終了直後、井岡の顔にほぼ傷はなく、アルバラードの左目は完全に腫れて塞がっていた。


▲宮崎が衝撃のKO負け、プロ初黒星を喫した

▼ライトフライ級世界前哨戦 3分10R
○ファーラン・サックリン・ジュニア(タイ/IBF世界ライトフライ級6位)
KO 3R2分22秒
●宮崎 亮(井岡ボクシングジム/前WBA世界ミニマム級王者)

 前WBA世界ミニマム級王者の宮崎亮が階級を上げ、2階級制覇へ向けて、世界前哨戦に臨んだ。

 1R、様子をうかがう宮崎に対し、サックリンはリーチのあるジャブを多く出す。距離をとる宮崎。終盤、サックリンの左フックでグラつき早くもピンチを迎える。サックリンは左ジャブと左フックを組み合わせる。

 2R、左フック中心で攻撃を組み立てるサックリン。左ジャブを所々で食らう宮崎。

 3R、サックリンの飛び込んでの左ジャブが更に冴える。宮崎は距離をとりチャンスをうかがう。

 サックリンの連打からの右フックで宮崎は倒れるが、後頭部への攻撃によるスリップダウンの判定で宮崎はノーダメージをアピール。

 立ち上がって宮崎は攻撃に転じるも、サックリンがかわして左から右フックがクリーンヒット。宮崎はマットに崩れ落ち10カウントが数えられKO負けとなった。プロ初黒星。

 宮崎の動きには切れがなかった。調整ミスか。昨日の計量ではかなり苦しみ、意識朦朧の中ギリギリクリアした宮崎。コンディションが心配されていた。

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