【Krush】神戸が“ナンパ理論”の大滝破り挑戦権を獲得
グッドルーザー
「Krush.36」
2014年1月4日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第9試合) Krush-58kg級挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
判定2-0 ※30-29、29-29、30-29
●大滝裕太(ネクサスジム)
※神戸が王座挑戦権を獲得。
王者・武尊への挑戦権を懸けた一戦。両者は過去に対戦し、その時は神戸がKO勝ちしている。趣味が「ナンパ」だと公言している大滝は、「数打てば当たる。ナンパと一緒です」と手数で勝負の“ナンパ理論”を戦前に宣言した。
1R、宣言通りに多い手数から左フックを当てる大滝に対し、神戸は一発一発が強い右ミドル、右フック。パンチ一辺倒の大滝に神戸は蹴りを多用する。
2R、連打と顔面前蹴りを繰り出す大滝に、神戸はボディから顔面へのフック。神戸は大滝のパンチを強烈な右ミドルで迎え撃ち、カカト落としも放つ。
3R、旺盛な手数で前に出る大滝に、神戸は強い蹴りを返す。さらに左ボディから左フック。パンチが当たりだすと神戸がボディと顔面へのフック連打で前へ出る。打ち返す大滝だが、クリーンヒットは神戸の方が目立った。
判定勝ちで武尊への挑戦権を獲得した神戸。王者・武尊がリングに上がり、「前々から神戸選手はグチグチうるさいので3月8日はぶっ壊してやります」と、3月8日に決定した防衛戦へ向けて挑発。神戸は「また判定で申し訳ないと思っています。今日の試合内容では何を言ってもダメだと思うので、とりあえず3月は最高の春にしたいです」と控えめにアピールした。
▼セミファイナル(第8試合) Krush-70kg Fight 3分3R延長1R
○中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)
KO 3R1分44秒 ※飛びヒザ蹴り
●ハ・ウンピョ(韓国/正友館/大韓ムエタイ協会ミドル級王者、2001韓国テコンドー選手権第1位)
2014年は2勝2敗と思うような戦績を残せなかった中島が、Krush-70kg戦線での生き残りを懸けて韓国テコンドー王者ウンピョと対戦する。ウンピョはこれが3度目の来日で、日本での戦績は1勝1敗。
1R、テコンドーらしい後ろ廻し蹴りや後ろ蹴りを放ち、積極的に打ち合ってくるウンピョに中島が右ヒザ蹴りからの右フックでダウンを奪う。
2R、蹴りを次々と放つウンピョに、中島は下がらずパワフルな左右ボディと右ロー、ヒザ蹴り。
3R、パンチで追い詰めた中島が左ヒザ蹴りをアゴにヒットさせてダウンを奪い、立ち上がったウンピョにもう一度パンチからの飛びヒザ蹴り。ウンピョがバッタリと倒れ、中島が見事なKO勝ちを飾った。
中島はマイクを持つと、「試合内容は自分的にはまあまあでしたが、KOで最低限の目標は達成できました。チャンピオンは城戸選手ですが、試合がつまらないので俺が倒して、Krushの-70kgは中島だと言われるようになりたいです」と、王者・城戸との対戦をアピールした。
▼第7試合 -77kg契約 3分3R延長1R
○藤田智也(小比類巻道場)
判定3-0 ※29-27、29-28、30-28
●寒川直喜(バンゲリングベイ・スピリット)
伝説の剣豪・堀部安兵衛の末裔という肩書きを持つ藤田が、大ベテランの寒川に挑む。
1R開始早々、寒川をロープに詰めた藤田が左フックからの連打でダウンを奪う。すかさずラッシュをかける藤田だが、寒川はジャブと右ストレートで逆襲。さらに寒川はボディを徹底的に攻める。
2R、前に出る藤田に寒川は執拗なボディ攻め。しかし、タフな藤田が連打で前に出てたびたび寒川を防戦一方に追い込む。
3R、藤田がパンチの連打と右ローで前に出る。寒川もワンツーを打ち返すが、藤田の圧力で下がる場面が目立つ。後半になると寒川がヒザを突き刺すが、藤田は前に出て手数を出し続け、寒川を押し切る形で判定勝ちした。
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