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【UFC】初参戦の川尻が見事な一本勝ち、菊野も勝利

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2014/01/04(土)UP

Zuffa
「UFC FIGHT NIGHT 34」
2014年1月4日(土・現地時間)シンガポール

<主な試合結果>

▼フェザー級 5分3R
○川尻達也(T-BLOOD)
一本 2R50秒 ※チョークスリーパー
●ショーン・ソリアーノ(アメリカ)

 川尻がついにUFCデビュー戦を迎えた。対戦相手はMMA(総合格闘技)戦績8戦8勝無敗のソリアーノ。

 1R、パンチからタックルを仕掛けていく川尻にソリアーノはヒザ蹴り。執拗にタックルへいった川尻がテイクダウンを奪うが、ソリアーノは立ち上がる。それでも川尻は相手を離さずにバックを奪いスリーパーの体勢に。これは極まらず、川尻は背後からのパンチ連打。しかし、惜しくもここでラウンドが終了した。

 2Rが始まってすぐ、タックルでテイクダウンを奪った川尻はすかさずバックを奪い、まるで1Rの続きを見るかのような展開。再びスリーパーの体勢に入った川尻が渾身の力で絞めあげるとソリアーノはタップしてギブアップの意思表示。これをレフェリーは見逃し、ソリアーノがぐったりとなったところでレフェリーがストップ。川尻が鮮やかな一本勝ちでUFC初参戦、初勝利を飾った。

 マイクを向けられた川尻は「サンキュー!」と叫び、UFCフェザー級タイトルへの挑戦、さらにサブミッション・オブ・ザ・ナイト賞が欲しいとアピール。「もっと強い相手とやりたい」と叫ぶと場内からはどよめきが起こった。


▼ウェルター級 5分3R
○国本起一(フリー)
反則勝ち 1R2分57秒
●ルイス・ドゥトラ(ブラジル)

 国本はストラッサー起一のリングネームでパンクラス、HEATに出場。パンクラスではタイトルマッチを経験し、HEATではウェルター級王者となった。当初は韓国人選手との対戦を予定していたが、ドゥトラとの対戦に変更となった。

 1R、ワンツーからタックルにいった国本にドゥトラは反則となる後頭部へのヒジを連打。これで国本が倒れ、試合は中断となる。しばらく様子を見ていたレフェリーだが試合終了を宣言し、国本の反則勝ちがコールされる。ドゥトラは泣きながら退場し、国本には担架が用意された。


▼バンタム級 5分3R
○カン・ギョンホ(韓国)
一本 3R3分53秒 ※肩固め
●清水俊一(宇留野道場/ハイブリッドファイター)

パンクラス・バンタム級2位の清水はギョンホと対戦。ギョンホは柔術とレスリングをバックボーンに持ち、MMA戦績は11勝7敗1無効試合。2009年11月にDEEPに初来日し、戦極(SRC)にも参戦した。昨年3月に開催された『UFC JAPAN』にも出場し、好試合の末に敗れている。

 1R、フットワークで動き回る清水にギョンホは後ろ廻し蹴り。ケージに追い詰めたギョンホがヒザ蹴りを放つと、清水はその足にしがみつく。ギョンホは逃げようとするが、清水はしつこく足にタックルを繰り返す。

 ギョンホは清水の上になってマウントから三角絞め、腕も極めに行くが清水が腕をロックするとギョンホはヒジを頭部へ落とす。しかし、反則となるマットに垂直に落とすヒジだったためブレイクとなり、ギョンホには2ポイントの減点。さらにギョンホの蹴り上げがローブローとなり、試合が中断された。再開後、すぐにラウンド終了。

 2R、清水のタックルを受け止めたギョンホがヒジを連打してマウントポジションに。ヒジをもらいながらも清水が上を奪い返したが、立ち上がったギョンホが再び上になる。ギョンホは上からパンチを落とし、清水は身体を左右に振ってかわす。

 3R、清水のタックルをギョンホは投げで切り返し、上になってヒジとパンチを連打。清水は体勢を入れ替えようとするが、ギョンホは長い時間上をキープ。そして肩固めを極め、清水から一本勝ちを奪った。


▼ライト級 5分3R
○菊野克紀(ALLIANCE)
判定3-0 ※三者とも30-27
●クイン・マルハーン(アメリカ)

 UFC初参戦となる菊野の対戦相手マルハーンは、元KOTCウェルター王者でMMA戦績は18勝3敗。寝技を得意とするが、3月のUFCデビュー戦ではKO負けを喫している。190cmの長身を誇り、170cmの菊野とは20cmもの身長差。

 1R、菊野が空手の構えを見せると、場内からはどよめきが起こる。パンチを出して前に出る菊野にマルハーンは組み付き、たびたび寝技に引き込もうとするが菊野は付き合わずに立ち上がる。

 2Rもマルハーンはテイクダウンを仕掛けては自ら下になる。その度にパンチを入れて立ち上がる菊野。菊野の左フックでマルハーンの動きが鈍り、菊野は右アッパーをヒットさせる。

 3R、菊野は左三日月蹴りから前に出るが、マルハーンはやはり寝技に引き込もうとする。上になった菊野はパンチを落とす。ブレイクがかかり、スタンドから再開するとマルハーンのタックルを防いだ菊野がテイクダウンを奪う。菊野が上になったまま試合終了となり、スタンドでの打撃勝負を避けたマルハーンに菊野が判定勝ち。UFC初勝利をあげた。

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