2014/02/02（日）UP
（最終更新：2015/09/03 14:18）

JAPAN KICKBOXING INNOVATION（JKI）
「Creative Distraction ～轟音～」
2014年2月2日（日）東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX

▲無敗の新鋭・幸田竜拓（左）は雄一（右）に僅差の判定で敗れた

▼第4試合　INNOVATIONウェルター級2013年新人王トーナメント決勝戦　3分3R延長1R　
○雄一（習志野ジム）
判定2－0　※30－29、29－29、30－29
●幸田竜拓（橋本道場）
※雄一が2013年ウェルター級新人王に

　INNOVATION2014年第一弾興行となる今大会では、ランキング戦や団体交流戦が多く組まれ、注目はINNOVATIONウェルター級2013年新人王トーナメント決勝戦に出場した3戦無敗の幸田。幸田は、加藤竜二、伊東拓馬、宮元啓介、町田光、田中秀和、橋本悟と現在6人のチャンピオンを抱える橋本道場の期待の新鋭だ。

　本来、森俊博（花澤）が幸田と対戦予定だったが練習中に腕を骨折したため、リザーバーとして今回8戦目となる雄一が急遽出場となった。

　1R、幸田がパンチ連打で前に出ると、雄一がヒジを合わせてカットに成功。

　ドクターチェック後、幸田が右ハイ、カカト落としと反撃に出る。2Rには、雄一がパンチの手数で優位に立つ。3R、幸田は右ローからパンチで前に出るが、雄一も前蹴りで距離を取りつつパンチを当てていく。僅差の判定で雄一が勝利し、新人王に輝いた。

▼メインイベント（第9試合）　INNOVATIONスーパーウェルター級ランキング戦　3分3R延長1R　
○凰牙（おうが/PCK/聖域東北スーパーウェルター級王者、INNOVATIONウェルター級6位）
判定3－0　※三者とも30－29
●櫻井　博（多田ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級8位）

　メインを務めたのは6戦4勝2敗の凰牙と9戦4勝5敗の櫻井。

　1R序盤からしつこく首相撲を仕掛ける櫻井。凰牙は組まれながらも負けじとヒジを振るうと、櫻井は左まぶたをカットし流血。

　2Rも変わらず組んでくる櫻井に対し、凰牙も組んでのヒザで対抗し削り合いとなる。2R終了時の判定はジャッジ三者とも凰牙を支持しており、3Rになると櫻井が逆襲に出る。

　プレッシャーを強め右ハイをクリーンヒット。さらにヒジを振るう。凰牙は蹴り、パンチで突き放す。フルマークの判定で凰牙がランキング戦を制した。

▼セミファイナル（第8試合）　INNOVATIONスーパーフェザー級ランキング戦　3分3R延長1R　
○久井淳平（多田ジム/INNOVATIONスーパーフェザー級6位）
判定3－0　※30－29、30－28、30－29
●龍助（PCK/INNOVATIONスーパーフェザー級10位）

　1Rは両者共に様子見か、単発の攻撃を見せるのみ。2Rになると、久井がミドル、ハイと蹴り技で前に出る。押される龍助はパンチで反撃。久井の手数が目立ち、ここまでのラウンドはリード。3Rには、久井が顔面前蹴りと飛び込むような左ストレートで突き放し、龍助はペースを掴めない。久井がフルマークの判定勝利で5連勝となった。