2014/02/23（日）UP
（最終更新：2014/02/27 22:13）

Aリーグ実行委員会
「Aリーグ25DX」
2014年2月23日（日）宮城・ドラゴンボクシングスタジアム
情報提供：DRAGON GYM

▼メインイベント（第5試合）　異種格闘技戦6kg（60kg－66kg）ウェイトハンディマッチ　3分3R　※ヒジあり
○ダイナマイト柿崎（DRAGON湯沢/DBSライト級1位）
TKO　1R1分41秒　※3ノックダウン
●JOM（フリー）

　ヒジありでJOMが8キロ重いウェイトハンディマッチ。試合開始早々からパンチとヒジでラッシュを仕掛けたダイナマイト柿崎。アッパーの連打や回転ヒジ打ちなどが全てヒットし、たまらずJOMがダウンする。

　鬼のような形相の柿崎が立て続けにが3度のダウンを奪い、あっという間にTKO勝ち。柿崎の怒涛の攻撃に秒殺されたJOMは、顔面3ヵ所をヒジでカットされ大流血の末ノックアウト。

　低迷が続いていた柿崎だったが以前のような力強い攻撃を見せ復活の兆しを見せた。柿崎は3月30日沖縄で開催される『K-SPIRIT 8』でのRKAフェザー級タイトルマッチに向けて弾みをつけた形となった。

▼第4試合　DBSランキング戦　52kg契約　3分3R
○伊藤勇真（キング・ムエ/元WINDY40kg＆45kg王者）
判定3－0　※三者とも30－28
●塚本健太（ドスティ）※デビュー戦

　塚本の予想外の健闘により荒れ模様に。1R、塚本のパンチが伊藤をぐらつかせる場面もありスリリングな展開になる。しかし、プロ9戦目の伊藤が首相撲に攻撃パターンを変えて塚本の体力を削る。塚本は気持ちで前に出るものの、首相撲地獄にはまり、中盤以降は伊藤が試合をコントロール。10代対決は伊藤がテクニックで判定勝ち。デビュー戦ながら格上の伊藤に大健闘した塚本には会場から大声援が飛んでいた。

▼第3試合　DBSランキング戦　65kg契約　3分3R
○クンナパー・D・オーエンジャイ（GET OVER/DBSライト級6位）
判定3－0　※判定30－28、30－29、30－29　　　　
●バンジー高橋（DRAGON GYM/DBSスーパーライト級5位）

　両者ともにムエカウ（ヒザの選手）で、最初から最後まで熱のこもった首相撲の展開が続いた。まるでタイのような試合展開となり観客も関係者も戸惑う。パンチを繰り出して首相撲に行くバンジーに対して、クンナパーは組んでからの投げで対抗し判定勝ち。クンナパーはDBS4戦目にして嬉しい初勝利をあげた。そしてこの勝利によりクンナパーはDBSライト級タイトル（王者晃希TeamS.R.K）の次期挑戦者決定トーナメントへの出場権を得た。

▼第2試合　10kg（68kg－78kg）ウェイトハンディマッチ　3分3R
○中村明寛（DRAGON GYM/DBS2013アマチュアウェルター級王者）※デビュー戦
判定2－0　※30－30、30－28、29－28
●テポドン（宝塾）

　10kgハンディマッチは激しい打撃戦に。2013DBSアマチュアウェルター級王者の中村が顔面前蹴り、顔面ヒザ、ハイキックなどの大技を次々とヒットさせるも体格で勝るタフなテポドンはお構いなしに左右フックの連打で前に出る。

　いつどっちが倒れてもおかしくない打撃戦に観客からの熱い声援が飛ぶ。中盤でテポドンのプレッシャーに攻め疲れを見せた中村だったが、後半になると首相撲からのヒザとミドルキックに攻撃を絞りポイントを奪って判定勝ち。

▼第1試合　ジュニア対抗戦　44kg契約　3分3R
○福田真斗（キング・ムエ/アディソンスタジアム75＆77ポンド王者）
判定3－0　※三者とも30－27
●佐高　仁（DRAGON湯沢/DBS35kg王者）

　次世代を象徴するようなハイレベルな展開となった中学生対決。試合はタイで2戦2勝2KOの佐高に対して、プロルール18戦目の福田がキャリアの差を見せつけて2Rにボディブローからのヒザで佐高からダウンを奪い判定勝ち。負けた佐高もいつものようにヒザ一辺倒ではなく、フットワークからのパンチなどを当てて成長した姿を見せた。