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【Krush】武尊が大熱戦を制し、因縁の挑戦者を退ける

2014/03/08(土)UP

▲Krush-58kg級タイトル初防衛に成功し、Krushガールズから祝福される武尊(右から2番目)

グッドルーザー
「Krush.39」
2014年3月8日(土)東京・後楽園ホール

▲左フックでダウンを奪った武尊(右)

▼ダブルメインイベント第2試合(第10試合) Krush-58kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○武尊(チームドラゴン/Krush-58kg級王者)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK/挑戦者)
※武尊が初防衛に成功。

 王者・武尊が神戸を挑戦者に迎えての初防衛戦。武尊は常に壊すか壊されるかの激しいファイトを展開する“生粋のクラッシャー”として知られ、昨年5月に軽量級トップファイターの寺戸伸近を破ってKrushタイトルを獲得。現在8連勝と波に乗っている。

 一方、神戸は1月4日に大滝裕太を判定で下し、王座挑戦権を獲得。その後、両者は度々舌戦を繰り広げ、2月大会のリング上では両者が額と額をつけてのにらみ合いを展開し、関係者が慌てて両者の間に割って入るという一触即発の場面も。

 前日の計量でも神戸が「明日は喧嘩」、武尊も「ボコボコにしてやる」と言い放ち、因縁は最高潮に高まった。入場してきた武尊はリングサイドから、そしてリングに上がる時も神戸を睨みつける。

 1R、前蹴りを多用して自分の距離をキープする武尊は、左ミドルと左ロー。神戸は武尊の後ろ蹴りをかわしてボディから顔面への連打。神戸のヒザがローブローとなり、試合は一時中断となった。

 再開後、左ミドルからボディを連打した武尊が打ち合いを仕掛け、神戸も打ち合う。一瞬、後ろへ下がった武尊だが、ボディを連打して再び前へ。

 2Rも前蹴りと左ミドルで距離を取る武尊。右のパンチと左右のヒザで前へ出ると神戸はボディブローで応戦する。

 やや押された武尊だが、左フックのカウンターでダウンを奪う。一気に倒しにいく武尊だが、打ち合ったところで左フックが相打ちとなり、今度は武尊がグラつく。両者が打ち合い、場内もヒートアップ。

 3R、神戸のワンツーがヒットし、パンチをもらう場面が増えてくる武尊。しかし、武尊は舌を出して挑発するとヒザ蹴り、左右フックで逆襲する。パンチで前に出る神戸とそれをパンチで押し返す武尊。

 場内が耳をつんざくような大歓声に包まれる中、左右フックで前に出る神戸とヒザ蹴りからのワンツーで押し返す武尊。両者が休まず攻め続け、場内が大いに盛り上がる中、試合終了のゴングが鳴った。

 判定はダウンを奪った武尊の勝利。大熱戦を制した武尊はマイクを持ち、「もっと練習して圧倒的な強さを身につけて、どんどんぶっ壊したいと思います。いま格闘技界が盛り下がってますけれど、俺が盛り上げて地上波に戻します」とマイクアピールした。


▲TaCa(左)をローキックでKOしたHIROYA(右)

▼ダブルメインイベント第1試合(第9試合) 初代Krush-65kg級王座決定戦 3分3R延長1R
○HIROYA(TRY HARD GYM/K-1甲子園2008王者)
KO 2R1分37秒 ※右ローキック
●TaCa(triple-y)
※HIROYAが初代Krush-65kg級王座に就く。

 初代Krush-65kg級王座を決めるトーナメントの決勝戦は、K-1で名を馳せたHIROYAとKrushらしいKO劇を見せることで人気のTaCaによって争われた。

 1R、強い右ローを蹴るHIROYAにTaCaは右ストレート。連打で突っ込むTaCaが右フックをヒットさせてHIROYAを追い込む。

 パンチで前に出るTaCaにHIROYAはバランスを崩すが、後半は右ロー、右ヒザ、左フックでTaCaの動きを止めた。

 2R、右ローを狙い撃ちするHIROYAにパンチで応戦するTaCaだが、HIROYAの右ローをもらって何度もヒザを折る。

 そして右ローでHIROYAがダウンを奪い、立ち上がろうとするTaCaだが足が動かず、HIROYAのKO勝ち。HIROYAがトーナメント3試合全てKO勝ちでプロ初のタイトルを獲得した。

 HIROYAは「K-1でデビューして、こうしてKrushのチャンピオンと名乗れる選手になりました。全部KOで勝つことが出来ましたが、チャンピオンとしてもっともっと大成していかないといけない。まだこれが始まりなので、これから楽しみにしてください」と笑顔でマイクアピールした。

 さらに、「野杁君が-65kgに(階級を)落とすということなので初防衛戦の相手は野杁君になると思います。野杁君を倒して最強のチャンピオンになって僕がキック界を引っ張っていきます」と宣言。すると観戦していた野杁がリングに上がり、「この階級は僕の階級だと思っているので、しっかり勝って僕が必ず第2代のチャンピオンになります」と王座奪取を宣言。

 そしてHIROYAは父をリングに招き入れ、「初めてありがとうと言います。これからもっと恩返しをしていきたいと思います」と父にメッセージを送った。


▲ムジタヒド(左)から判定勝ちした卜部功也(右)

▼セミファイナル(第8試合) スーパーファイト Krush -61.5kg契約 3分3R延長1R
○卜部功也(チームドラゴン/ISKA世界ライト級王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-27
●ヒシャム・ムジタヒド(ベルギー/VALON TEAM/SUPER PRP/WCSF世界スーパーライト級王者

 巧みなステップワークとカウンターテクニックで現在4連勝中の卜部は、これまで外国人選手と2度戦って2度とも勝利。今回迎えた対戦相手ムジタヒドはヨーロッパを主戦場に活躍する22歳で、2012年にヨーロッパのビッグイベント『IT’S SHOWTIME』にて、ベルギーの強豪選手ジェシー・プティ・ジャン(2012年にベルギーで尾崎圭司に勝利)を相手に快勝している。パンチとミドルキックを武器とする好戦的なファイター。

 1R開始と同時に仕掛けていった卜部に、ムジタヒドも激しく応戦。卜部は左ミドル、ムジタヒドは右ロー。ともに強い蹴りを放ち、パンチを連打する。

 2R、卜部の左ミドルとムジタヒドの右ロー。パンチで前に出るムジタヒドに卜部も右フックで応える。卜部はボディブロー、右ハイキックと攻撃を振り分け、強烈な左ミドル。

 卜部は左ミドルからの左ハイで場内を沸かせるが、ムジタヒドは怯まず前へ出る。

 3R、強気に前へ出て攻めようとするムジタヒドに、卜部は空手独特の内廻し蹴りを何度も顔面へヒットさせる。さらに左ミドル。それでもムジタヒドは怯まず前へ出てパンチで攻める。卜部はボディへの連打。

 場内を沸かせた一戦は卜部の判定勝ちとなった。試合後、ISKAフランス代表のアラン氏がリングに上がり、5月1日にフランスで卜部のISKA世界タイトルの初防衛戦が決定したことが発表された。挑戦者はKrushに参戦経験のあるトルコのイェトキン・オズクル。

 卜部は「ヨーロッパでナンバー1、2に強いオズクル選手ですが、自分にはKrushで築いた強さがあるのでKrushと自分の強さを証明してきます」とアピール。

 4月26日(現地時間)に同じくフランスで、ISKA世界スーパーライト級王座決定戦に臨む兄の弘嵩(ひろたか)もリングに上がり、「自分はISKAのタイトルに挑戦するのでしっかりとベルトを獲ってきたいと思います」と兄弟で世界タイトルを日本に持ち帰ると誓った。

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