【D-NET】第1回大会にプロ・アマ含む全118選手が出場! 4つのカテゴリーでトーナメント
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リバーサルジム横浜グランドスラム/D-NET
「D-NET GRAPPLING TOURNAMENT 01」
2014年3月9日(日)東京・ゴールドジムサウス東京アネックス
D-NETとは、元DEEPミドル&ウェルター級王者の長南亮(TRIBE TOKYO M.M.A)、元修斗世界フェザー級王者・勝村周一朗(リバーサルジム横浜グランドスラム)、DREAMバンタム級日本トーナメント3位・大沢ケンジ(和術慧舟會HEARTS代表)の3人が中心となって発足した組織。
国内の格闘技ジム、道場が交流することを目的とし、アマチュア大会を開催するほか、各プロイベントに協力。あわせて各ジム代表者同士の情報交換により選手育成、ジムの発展、業界の発展を目指し、すでに30以上のジムがD-NETに加盟している。
この日、D-NETと勝村が代表を務めるリバーサルジム横浜グランドスラムの主催として第1回大会『D-NET GRAPPLING TOURNAMENT 01』=グラップリングルール(総合格闘技から全ての打撃を禁止した組み技限定ルール)のトーナメント大会が行われた。
今大会には全118選手が参加し、プレビギナー、ビギナー(柔術白帯程度)、アドバンス(柔術青・紫帯程度)、エキスパート(柔術茶・黒帯程度)の4つのカテゴリーでトーナメントを実施。
10代選手から40~50代の選手まで幅広く選手がエントリーし、プロの総合格闘家やグラップリングトーナメントの常連選手が名を連ね、かつてプロキックボクサーとしてRISEで活躍した水谷秀樹、元アウトサイダー60-65王者・幕大輔といった選手たちも出場した。
各カテゴリーで熱戦が続く中、最もレベルが高いエキスパートの部では大越崇弘(TRIBE TOKYO M.M.A)、橋本祐介(SUBMIT MMA)、岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)が優勝を果たした。
大会終了後、D-NETの代表を務める長南は「純粋に面白かったなと思いました。最初は本当に時間内に終わるのか?と不安なところもあったけど、無事に終わりました(笑)。ルールもそうですが、実験的にスタートした大会としては成功だったと思います」と大会を総括。
「良かったのはたくさんの人が集まってくれたこと、大きなトラブルもなく進行できたこと、大会そのものが盛り上がったことです。逆に悪かったところは宣伝不足だったこと、MVP・ベストバウトといった賞がなかったことだと思います」と評価できる点・改善すべき点を挙げた。
D-NETが協力する大会としては5・25新宿FACEで行われる「TTF CHALLENGE 01」(TRIBE TOKYO M.M.A主催の若手中心のプロ大会)、7・6BRAVE三郷で行われるグラップリングトーナメント大会(大沢が中心となって開催)を予定。長南代表は「グラップリングについては片岡(誠人)君や山ちゃん(山崎剛)が詳しいのでグラップリングは彼らが中心となって、自分は打撃ありのルールの試合を考えていきたい」と今後の活動について語った。
▼エキスパート ミドル級(-79.5kg)決勝
○岡澤弘太(リバーサルジム横浜グランドスラム)
ポイント2-2 ※レフェリー判定で岡澤の勝利
●神田崇広(GRABAKA)
2選手で優勝を争ったエキスパートミドル級。岡澤は柔術出身、パンクラスで活躍するプロ総合格闘家、神田はJBJJF(日本ブラジリアン柔術連盟)が主催する第1回全日本NO-GI選手権大会で優勝している強豪だ。
序盤、バックを巡る攻防から神田が2ポイントを先取。しかし下のポジションから立ち上がった岡澤が上のポジションを取り返して2ポイントを奪ってイーブンに戻す。ここから岡澤はパスガードを仕掛け、バックを取りながら腕十字へ。神田がそれをつぶして上のポジションを取りかけたが、惜しくも時間切れでポイントにならない。レフェリー判定で岡澤に軍配が上がった。
▼エキスパート ライト級(-73.5kg)決勝
○橋本祐介(SUBMIT MMA)
ポイント2-0
●富山浩宇(P’sLAB横浜)
4選手参加のトーナメント、プロ総合格闘家として修斗・ZST・パンクラスのリングに上がったこともある富山とSUBMIT MMAに所属する橋本が決勝に勝ち進んだ。
1回戦ではZSTで活躍する馬場高広に勝利した橋本は投げの攻防で競り勝ち、テイクダウンの2ポイントを奪取。その後は富山のバックにつきながら、足関節を凌ぎ続ける。結果、橋本が2ポイントを守り抜き、見事に優勝を果たした。
▼エキスパート フェザー級(-67.5kg)決勝
○大越崇弘(TRIBE TOKYO M.M.A)
ポイント6-4
●保坂 健(和術慧舟會トイカツ道場)
第1回JML Aクラストーナメントで準優勝し、昨年7月にDEEPでプロデビューしている大越。対する保坂はトイカツ道場の所属で、1回戦では柔術茶帯&ZSTで戦うプロ総合格闘家の房野哲也に勝利した。
保坂が両足タックルに入り、大越のフロントチョークを外してテイクダウンの2ポイントを奪う。立ち上がった大越はタックルに入った保坂を後方に押し返し、上のポジションを取る。さらにパスガード→バックポジションで合計6ポイントを奪う。終盤、保坂が上のポジションを取り返し、2ポイントを取ったが逆転には至らず。大越が2ポイント差で勝利した。
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