【DEEP】無差別級王者・長谷川が中村の2階級制覇を阻止
DEEP事務局
「DEEP 65 IMPACT」
2014年3月22日(土)東京・ディファ有明
▼メインイベント(第18試合) DEEPメガトン級(無差別)タイトルマッチ 5分3R
○長谷川賢(キングダムエルガイツ/DEEPメガトン級王者)
判定4-1
●中村和裕(チームカズ/DEEPミドル級王者/挑戦者)
※長谷川が2度目の防衛に成功。
DEEP史上初となる現役王者対決。無差別級王者の長谷川にミドル級王者の中村が挑んだ。戦前、中村は「DEEPメガトン級、DEEPミドル級、DEEPライトヘビー級、パンクラス・ミドル級の4冠王を目指していて、今回は通過点に過ぎません」と言い放ち、長谷川は「自分はなめられていますが、(中村が掲げた4冠王になる目標を)潰してやろうと思います」と宣言した。
1R、長谷川が組み付きにいき、中村が組まれる間際に右フック。そして離れるという展開が続く。長谷川がパンチで前へ出て組み付く。このパンチが中村の顔面を捉える。長谷川は組み付くと中村をコーナーへ押し込む。長谷川が中村の攻撃を封じて有利に初回を終えた。
2R、長谷川はパンチを当てながら接近して組み付き、中村をコーナーやロープまで押し込む。中村は組まれる間際にフックやヒジを狙うが、長谷川を止められない。しかし、長谷川が組んでくるところに右フック、さらに左フックをヒットさせると長谷川がグラつく。すぐに組み付く長谷川は中村をコーナーへ押し込む。
3Rも長谷川はパンチで前へ出て組み付き、中村をコーナーへ押し込む。長谷川の左フックが2度クリーンヒットし、中村は下がる。飛びヒザ蹴りを繰り出す中村だが、長谷川は受け止めて押し込んでいく。長谷川はワンツーをヒットさせ、さらに中村を押し込んでいく。
相手の攻撃を封じる試合運びで、長谷川が判定4-1で2度目の防衛に成功。中村は判定に不服な表情を浮かべ、長谷川は満面の笑み。長谷川はマイクで「今回、今までで一番強い相手だったので練習してきました。いい環境で練習させてもらって体重が軽くなってきているので、ほかの階級でもやるかもしれないです」と、階級を下げることも視野に入れていると語った。
試合後の控え室では、「3R前に出続けるという作戦は実行できました。本当はテイクダウンまでしたかったけれど、思った以上に相手は腰が重かった。苦しい練習をしているので自分の方が体力が上でしたね」と試合を振り返り、「ヘビー級で世界の選手と戦うのは無理なので、ライトヘビー級かミドル級に落としたいです」と、今後は世界で戦うことを見据えていた。
▼セミファイナル(第17試合) フライ級 5分3R
○元谷友貴(CBインパクト/DEEPフライ級王者)
判定3-0
●今成正和(Team-ROKEN/元DEEPフェザー&バンタム級王者)
元DEEPフェザー&バンタム級の2階級制覇王者・今成がフライ級に階級を下げ、フライ級のベルトを狙って前DEEPフライ級王者・元谷と対戦した。
1R、元谷の蹴りに合わせて回転し、足を取りにいく今成。それでも元谷は恐れることなく左ローを蹴っていく。
元谷の顔面前蹴りをキャッチして今成が寝技に持ち込むと、元谷は上からパンチを連打する。
元谷は立ち上がると右ハイキック、今成はキャッチして寝技に持ち込むとまたも元谷が上からパンチを連打。今成は自ら寝転んで寝技に誘うが、元谷は今成の足に蹴りを連打する。
2R、元谷が右フックをクリーンヒットさせ、自ら寝転んだ今成の足に蹴りを連打、さらに上からのパンチ。スタンドに戻っても右ローを連打と、元谷のワンサイドの展開に。
3R、元谷が右ストレート、右ローで攻め、そのたびに今成は自ら寝転んで寝技に誘おうとするが元谷は付き合わない。
スタンドに戻ると元谷の独壇場。ようやく今成が足をキャッチするが、関節を極めることが出来ずブレイクとなる。残り30秒、寝転んだ今成の顔面へ元谷が蹴りを見舞う。
判定は3-0で元谷。今成を圧倒しての勝利で実力者ぶりを発揮した。
元谷は「思ったよりも自分の試合が出来ました。柔術黒帯の選手とマンツーマンでスパーリングをして、寝技対策をしてきたのがよかった」と試合を振り返り、自分からタイトルを奪った和田竜光との再戦を「夏くらいには実現させたい」とコメントした。
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