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【ムエローク】天才ムエタイ少女・伊藤紗弥、ダウン奪って初陣飾る

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2014/04/27(日)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

 

▲伊藤(右)は蹴りで、パンチが届く距離にパク(左)を入れさせない

尚武会
「ムエローク2014 -1st-」
2014年4月27日(日)東京・新宿FACE

▼セミファイナル(第13試合) 日韓国際戦 46.0kg級契約 2分5R
○伊藤紗弥(尚武会/元WPMF世界ピン級暫定王者、ワンソンンチャイ・ミニマム級王者)※国内プロデビュー戦
判定3-0 ※49-47、50-47、50-46
●パク・ヘヨン(韓国)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 旗揚げ5周年を迎えたムエロークの2014年第一弾大会で、“天才ムエタイ少女”伊藤がついに国内デビュー戦を迎えた。

 伊藤は4歳で大会主催ジムの尚武会でキックボクシングを始め、ほぼ男子を相手に40勝以上、ジュニアタイトル4階級制覇を成し遂げ、93戦して88勝。

 中学2年生時の2012年12月にはプロのタイトルであるWPMF女子世界ピン級暫定王座を獲得(タイでは年齢制限がないためプロとして試合を行った)。今春、高校進学を果たし、日本でプロデビュー出来る年齢(16歳)に達した。対戦相手は14勝1敗の戦績を持つ23歳のパク。

 1Rは右ミドルキックを放ちながら様子を見ていた伊藤。2Rになるとパクがパンチ、バックスピンキックと攻めるが、伊藤は自分の間合いをキープして左右ミドル。

 3Rになると伊藤は左右ミドルとローの攻撃を増やす。パクはパンチを伸ばしてくるが、伊藤が蹴りの距離を保って当てさせない。

 4R、パクが飛び込んでの右フックを2度ヒットさせるが、それ以外は伊藤が左ミドルと右ローで距離を取って入らせない。

 5R、パクがバックスピンキック、左右フック。伊藤は左右のミドル。パクが突っ込んでくるところに伊藤がヒザ蹴り。パクが左ミドルを蹴り返したところでスリップして倒れ、立ち上がるのが遅れたためレフェリーはダウンをコールする。その後も伊藤が試合の主導権を握り、間合いを保って相手を自分のコントロール下に置く近代ムエタイの戦い方で判定勝利を収めた。

 伊藤は「タイで試合をする以上に緊張しました。今後はちはる選手(元WMC世界ミニフライ級王者)、Little Tiger選手(女子キック6冠王)とやりたいです。勝ててよかったです。これからも頑張ります」と挨拶。今後はタイ以外にアメリカやイタリアでも試合をしていきたいという。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


 

▲今春、高校を卒業した白鳥(左)の王者第一戦はKO負けに

▼メインイベント(第14試合) 日韓国際戦 61.0kg契約 3分5R
○ソル・ドンポン(韓国/元大韓キックボクシング協会王者、世界キックボクシング協会王者)
TKO 3R48秒 ※左フック
●白鳥大珠(尚武会/WPMF日本スーパーフェザー級王者)

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら

 昨年12月、高校在学中にWPMF日本スーパーフェザー級王者になった白鳥が、今春に高校を卒業し、王者としての第一戦を行った。

 白鳥は11歳の時に日本テレビの人気番組『世界の果てまでイッテQ』に出演し、日本の空手少年代表として少林拳やムエタイとの戦いを繰り広げて話題を呼んだ。今回の対戦相手は世界キックボクシング協会王者の肩書きを持ち、15勝2敗のソル。

 1R、サウスポーの白鳥は左ミドルと右ロー、鋭い左フックも見せる。ソルはワンツーから右ミドル。白鳥がラウンド終盤、右構えにスイッチしての右ストレート、すぐに左構えに戻っての左ストレートをヒットさせた。

 2R、白鳥が顔面前蹴りを叩き込むと、ソルはパンチを連打。白鳥は“効いてないよ”と両手を広げて余裕を見せ、ソルのパンチを鮮やかにかわして左フックやバックキックを繰り出す。

 完全に余裕に見えた白鳥だったが、ソルの左フックをもらって腰を落とす。一気にパンチを連打したソルがダウンを奪い、立ち上がった白鳥は何とかこのラウンドを持ちこたえた。

 3R、パンチで仕留めに来たソルの右フックで白鳥がグラつく。白鳥は足を止めて打ち合うが、左フックをもらってまたもダウン。立ち上がった白鳥は再び打ち合ってパンチを振り回してしまい、ソルの左フックに倒れたところでレフェリーが試合をストップした。

※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら


▲ロープに追い詰められた高橋(左)が打ち合ってKO勝ち

▼第12試合 WPMFスーパーバンタム級 3分3R
○高橋茂章(KIX)
KO 2R33秒 ※左右フック連打
●シンダムM16ムエタイスタイル(M16ムエタイスタイル)

 1R、パンチを連打して切り込んでいくシンダムに、高橋は左フックを合わせて必ず右ローを蹴り返す。この右ローが何度もシンダムを捉えた。

 2R、パンチを連打して前に出るシンダムに、高橋は下がってロープを背負うが左右フックで打ち合う。高橋の左右フックがカウンターで決まってシンダムがバッタリと後ろに倒れ、高橋のKO勝ちとなった。


▲デビュー戦の佐々木(右)がプロ8戦の小田巻(左)を破った

▼第11試合 WPMF日本女子バンタム級 2分3R
○佐々木蝶里(ささき・みり/尚武会)※国内プロデビュー戦
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●小田巻洋子(ウィラサクレック・フェアテックスジム)

 佐々木は伊藤と同じくジュニアのトップ戦線で活躍し、今春、高校に入学して国内プロデビュー戦を迎えた。小田巻はJ-GIRLSを中心に試合を行い、6勝2敗の戦績を持つ。

 1R、佐々木はタイミングよく左ミドルを蹴っていくが、小田巻のパンチで押されて身体が後ろに傾く場面が目立つ。

 2R、小田巻にローを蹴られると必ずミドルかローを蹴り返す佐々木。このラウンドは佐々木もパンチを使い、左右フックから左ミドルにつなぐ。

 3R、パンチで入り込もうとする小田巻に佐々木が左ミドル、右ローを連打して入れさせない。小田巻が前に出て来ようとするのを制し、佐々木が判定勝ちした。


▼第10試合 WPMF63kg契約 3分3R
○覇家斗(はやと/ウルフキックボクシングジム)
TKO 1R1分32秒 ※3ノックダウン
●関屋雅之(チャンデットムエタイジム)

▼第9試合 WPMFスーパーライト級 3分3R
○潮田昌紀(レジェンドジム)
判定2-1 ※28-29、30-29、29-28
●KING MASA(UASCキックボクシングジム)

▼第8試合 WPMF58kg契約 3分3R
○大野 聖(頂上会テアゲネス)
判定3-0 ※30-27、30-28、30-28
●野中大資(TEN CLOVER GYM)

▼第7試合 WPMFウェルター級 3分3R
○直人(UASCキックボクシングジム)
判定3-0 ※30-29、30-29、30-27
●倉澤和行(ポゴナクラブ)

▼第6試合 WPMFライト級 3分3R
△一真(ポゴナクラブ)
ドロー 判定1-0 ※29-29、29-29、30-28
△和幸ゴールドライフジム(ゴールドライフジム)

▼第5試合 WPMFヘビー級 3分3R
○尊師(フリー)
TKO 1R2分52秒 ※後ろ蹴り
●ビッグ・ラジャサクレック(ラジャサクレックムエタイジム)

▼第4試合 バンタム級 3分3R
○ゴウ・ラジャサクレック(ラジャサクレックムエタイジム)
判定2-0 ※29-29、30-29、30-29
●ノリ・ゴールドライフジム(ゴールドライフジム)

▼第3試合 スーパーライト級 3分3R
○峰山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス)
KO 2R
●ミニラ(E.D.O道場)

▼第2試合 S-1 45kg級 2分3R
△佐々木雄汰(尚武会)
ドロー 判定1-1 ※28-29、29-29、30-29
△大崎孔稀(OISHI GYM)

▼第1試合 S-1 30kg級 2分3R
○小宮山怜虎(尚武会)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-28
●鴫原楓也(UASCキックボクシングジム)

 

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