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【ボクシング】藤本がヘビー級挑戦の石田を退ける

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2014/04/30(水)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

角海老宝石ボクシングジム
「KAMIKAZE 3」
2014年4月30日(水)東京・後楽園ホール

▲判定勝利した藤本京太郎(右)

▼スペシャルマッチ ヘビー級 3分8R
○藤本京太郎(角海老宝石ジム/日本ヘビー級王者)
判定3-0 ※77-76、77-75、77-75
●石田順裕(グリーンツダジム/元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者)

 日本ヘビー級王者・藤本に、元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者・石田が挑んだ注目の一戦。階級を大幅に上げた石田だが、日本ボクシングコミッションは「体重差が大きく危険を伴う」としてヘビー級タイトルマッチでの対戦を認めず、試合は3分8Rのノンタイトル戦で行われた。

 1Rは藤本が接近してボディからの左右フックで優勢、2Rは石田がジャブを飛び込むようにして決めてポイントを取り戻し、3Rには藤本のワンツーをスウェーでかわした石田が、すぐにワンツーを返して藤本をグラつかせ、ポイントをリードした。

 4R、ジャブを突きまくる石田に藤本は右ボディストレート。石田は丁寧に藤本のパンチをかわす、もしくはブロック。藤本が右ストレートと左フックをヒットさせると、石田はノーガードになって挑発する。

 5Rから7Rは、石田が前へ出てくるところに藤本がショートのパンチを合わせ始める。石田の手数が減り、藤本のワンツー、右フックのヒットが目立つ。石田は藤本の打ち終わりにカウンターを狙うが、藤本がフットワークを使って離れる。

 最終8R、ワンツーを繰り出す藤本にジャブを返す石田。藤本がクリンチから右ショートアッパー。石田がジャブから連打に行くと藤本はクリンチで動きを止める。前に出る石田だが、藤本も右を打ち返す。判定は77-76、77-75、77-75で藤本の勝利。藤本が日本ヘビー級王者の意地を見せつけた。

 藤本は「石田選手が38歳という年齢でヘビー級に挑戦してきてくれて、僕は凄く怖かったのでしょっぱい試合になってしまいました。昨日は怖くて眠れなかった。もう(石田とは)やりたくないので、外国人とやらせてください。まだ弱いのでいろいろなことを勉強して東洋と世界のランカーと戦って行きたいです」と勝利者インタビューに答えた。


 

▲右フックをクリーンヒットさせ、TKO勝ちにつないだ加藤善孝(右)

▼日本ライト級タイトルマッチ 3分10R
○加藤善孝(角海老宝石ジム/日本ライト級王者)
TKO 7R53秒 ※レフェリーストップ
●鈴木悠平(真正ジム/日本ライト級1位・挑戦者)
※加藤が6度目の防衛に成功。

 今年1月、OPBF東洋太平洋ライト級王座の防衛に失敗した加藤が、保持しているもう一本のベルト、日本ライト級タイトル6度目の防衛戦に臨む。挑戦者の鈴木は14勝(11KO)3敗の戦績を持ち、そのうちの1敗は昨年2月、加藤の日本タイトルに挑戦して付けられたものだ。

 1Rから激しくパンチを交錯させる両者。お互いにボディを攻め、左右フックにつなげる。加藤はオーバーハンドのフックをヒットさせていく。

 2R、鈴木の左フックが何度も加藤を捉える。加藤はオーバーハンドのフックからクリンチ。加藤の左ボディブローで鈴木が身体を丸め、一気にラッシュをかける加藤だが鈴木もすぐに反撃。

 3R、加藤はクリンチ状態からのフックを多用。離れると鈴木が右ストレートを当てていくが、加藤も左フックで反撃。

 4R、鈴木がボディへ左右の連打。加藤も接近戦でボディを打って鈴木のガードの内側からアッパーをねじ込む。加藤はさらに左右ストレート。

 5R、鈴木の左右ボディブローに加藤は左右アッパーで応戦。ここまでのオープンスコアは49-46が二者、50-45が一者。

 6R、お互いに強烈なボディブローを叩き込み、至近距離で打ち合う。鈴木の左フックがヒットし、加藤が大きくグラつく。鈴木は一気にラッシュ。加藤はクリンチでしのぐ。

 7R、ゴングと同時に攻める鈴木だったが、加藤が渾身の右フックを叩き込む。大きくグラついて足がもつれる鈴木に、加藤が一気にラッシュを仕掛ける。鈴木がついにダウンし、ここでレフェリーが試合をストップ。加藤が熱戦を制して6度目の防衛に成功した。


 


▼バンタム級 3分8R
○久保賢司(角海老宝石ジム)
TKO 7R1分36秒 ※レフェリーストップ
●細貝 淳(ワールド日立ジム)

 元キックボクサーの久保がプロボクシング7戦目に臨んだ。これまでの戦績は3勝(1KO)2敗1分。対戦する細貝は今回が初の8回戦出場となる6勝7敗の選手。

 1R、ジャブの突き合いから久保は接近しての左ボディブローからの左フック、細貝は右ストレート。お互いにいいパンチを当て合う。

 2R、左フックと左ボディブロー中心に攻める久保に、細貝は右ボディブローと左右フックで応戦。久保が手数を増やすが、細貝のパンチで久保は右目上から流血。

 3R、久保が圧力を強めて前に出る。左ボディを徹底的に攻め、顔面へとつなぐ。動きが鈍る細貝に久保はさらに攻め手を増やす。

 4R、久保が左ボディ、左フック左アッパーのコンビネーションで攻め、右ストレートにつなぐ。ディフェンスに回る細貝はジャブとフットワークを使って回り込む。

 5R、快調に攻めていた久保だったが、細貝の右ストレートでグラつく。体勢を立て直した久保が顔面への連打からボディを打つが、細貝はガードを固めて顔面にはヒットさせない。

 6R、久保のパンチが細貝の顔面とボディを捉え始めるが、細貝も右ストレートを返す。久保が一気に前へ出て左右フックで細貝をグラつかせる。

 7R、久保の左フックがクリーンヒットし、細貝がうずくまる寸前に。そこへ久保が追撃。レフェリーが割って入り、久保がTKO勝ちを収めた。

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