【蹴拳】藤原あらしが大奮闘、現役ルンピニーランカーに勝つ
蹴拳プロモーション
「蹴拳18」
2014年5月18日(日)東京・ディファ有明
▼トリプルメインイベント3(第18試合) ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級ランキング戦 3分5R
○藤原あらし(バンゲリングベイ・スピリット/元WPMF世界スーパーバンタム級王者、元WBCムエタイ日本バンタム級王者)
判定2-0 ※50-47、48-48、49-48
●ゴンプートーン・ノーノップヒラン(タイ/ルンピニースタジアム認定スーパーフライ級9位)
日本キック界軽量級の第一人者・藤原がルンピニースタジアムの現役ランカーとランキング入りを懸けて激突した。
対戦相手のルンピニースタジアム認定スーパーフライ級9位ゴンプートーンはまだ20歳と若く(藤原は35歳)、身長168cm(藤原は164cm)、戦績は63勝22敗2分を誇る。
1R、両者サウスポー。左ローを蹴る藤原にゴンプートーンはさっそくの右ヒジ。藤原が組み付くとさらに左ヒジを見舞う。藤原は徹底して左ローを狙い、ゴンプートーンは嫌がる素振りを見せた。
2R、藤原が右フックからの左ローで優勢に立つ。ゴンプートーンは左ミドル、フックとアッパーのコンビネーションで前に出るが、藤原の左ローを嫌がり首相撲に持ち込む。
3Rは大荒れとなった。両者ともパンチ、ヒジで打ち合い、藤原が左ハイキックをヒットさせればゴンプートーンも蹴り返す。
パンチ、ヒジ、蹴りが乱れ飛び、藤原は何度も転倒するがすぐに立ち上がって向かっていく。
4Rはゴンプートーンが首相撲の強さを見せつけ、藤原を何度も転倒させる。さらに蹴り足をキャッチして転倒させ、ジャンプしての蹴りでも藤原を吹っ飛ばす。後半は藤原も左ローで盛り返した。
5R、藤原は左ロー、ゴンプートーンは左ミドルで激しく蹴り合う。前へ出続ける藤原のパンチにゴンプートーンも打ち返すが、左ローが完全に効いている。藤原が攻め続けて試合終了のゴング。判定は2-0で、藤原が現役ランカーから勝利を収めた。
藤原は「夢のひとつがかないました」と興奮気味にマイクでアピール、「僕は36歳です。30歳になったら辞めるキックボクサーにひとつ言いたい。夢を諦めるなよ! 俺は子供が2人いて頑張っているんだよ。夢を諦めるな、頑張ろうよ!」と、ベテランのキックボクサーたちにメッセージを送った。
▼トリプルメインイベント2(第17試合) 58kg契約 蹴拳ムエタイルール 3分3R延長1R
○小山泰明(建武館/J-NETWORKフェザー級王者)
TKO 2R43秒 ※ドクターストップ
●長嶋大樹(ONE’S GOAL/WPMF日本フェザー級王者)
WPMF日本フェザー級王座の長嶋と、J-NETWORKフェザー級王者の小山による王者対決。
長嶋は左右フックとローキックで突進し、常にアグレッシブな試合を展開する“激闘男”。対する小山は学生キック王者からプロに転向し、ミドルキックやヒザ蹴りなどを得意とするムエタイスタイルの技巧派。
1R、長嶋は右ローを蹴りつつ、パンチの機会をうかがう。小山がパンチを打ち返してきたところで連打を決め、その後も左右フックと左ミドルでパワフルに攻める。
小山はジャブを出しつつ、長島のパンチに右のカウンターを合わせようとする。
2R、長嶋はさらに圧力をかけてパンチで攻める。しかし、右ローを蹴ろうとしたところに小山が鮮やかなカウンターの右ハイキック。長嶋は弾け飛ぶようにダウンする。
立ち上がった長嶋に小山は飛びヒザ蹴り、パンチで一気に倒しに行くが、長嶋もダウンを奪い返そうと猛然と左右フックで反撃。
壮絶な打ち合いとなり、長嶋の右フックに小山がカウンターで打ち下ろしの右ヒジ。この一発で長嶋は頭部から大流血。
ドクターチェックで「頭部の傷が太い血管にまで達している」と診断され、ドクターストップで小山のTKO勝ちとなった。
小山はマイクを持つと「長嶋選手はめちゃくちゃ強かったです。試合前、久しぶりにピリピリして挑めました。長嶋選手、ありがとう。まだまだ強くなれる自信があるので、強いヤツに挑戦してJ-NETWORK、建武館、そして自分の強さを証明していきます」と、高らかに宣言した。
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