【DEEP JEWELS】好試合続出、端が杉山を破り初代王座に
DEEP事務局
「DEEP JEWELS 4」
2014年5月18日(日)東京・新宿FACE
▼メインイベント(第9試合) DEEP JEWELS初代ミドル級王者決定戦 5分3R
○端 貴代(はし・たかよ/和術慧舟會AKZA/第3代スマックガール・ミドル級王者)
TKO 3R4分20秒 ※レフェリーストップ
●杉山しずか(禅道会)
※端が初代王座に就く。
4回目を迎えたDEEP JEWELSのベスト興行と言えるほど好試合が続いた今大会を締めくくったのは、端と杉山による初代ミドル級王座決定戦。
杉山は打撃を武器に2012年7月から5勝1分と無敗の快進撃を続けており、JEWELSを引っ張っていくエースとして期待されている27歳。
対する端は2004年にプロデビューした36歳のベテラン選手で、海外の団体で活躍してきた。圧倒的なパワーとスタミナ、そして無差別級トーナメントでも優勝した寝技の実力を誇り、MMA(総合格闘技)では日本人選手に1度しか敗れたことがない。
1R、両者ともパンチを繰り出す。杉山は左ミドルキックを織り交ぜ、端はジャブ中心。端がジャブを出してテイクダウンを狙って組みに行くが、杉山はそれを許さない。しかし、残り30秒で端がついにテイクダウンに成功。上からパンチを連打する。残り10秒で杉山が上を奪い返してパンチを落とした。
2R、パンチで圧力をかける杉山が前に出て行くと、端はジャブでその前進を止める。端のパンチに杉山が左ミドルを合わせるが、端は組み付いて杉山をロープへ押し込んでテイクダウン。立ち上がるとまたも激しい打撃戦に。
3Rも両者はパンチの打ち合いを展開するが、ここで杉山が初のテイクダウンに成功。立ち上がる端のバックを奪い、再びテイクダウンに行くが上になったのは端の方。
端はマウントポジションを奪って上からパンチ、さらにバックマウントからもパンチを連打する。杉山の動きが止まったところでレフェリーが試合をストップ。端が初代女王の座に就いた。
「久しぶりの日本での試合で自分がどれくらい出来るかが課題で、緊張しまくりの試合でしたが3Rで仕留められていい試合が出来たと思います。もっと強くなって日本で試合がしたいと思います」と、端はマイクでベテラン健在をアピールした。
▼セミファイナル(第8試合) フェザー級 5分2R
○石岡沙織(禅道会)
一本 1R4分44秒 ※腕ひしぎ十字固め
●SARAMI(クラブバーバリアン)
石岡はDEEP JEWELSの前身であるJEWELSの旗揚げ時からエースとして活躍したが、2012年7月に結婚、出産のためリングから離れた。今回が約2年ぶりの復帰戦。
対するSARAMIはまだ7戦目だが、思い切りがよく今後が期待されているホープだ。
1R、試合勘が鈍っているであろう石岡に先制攻撃を仕掛けるSARAMI。右フックを左目に直撃された石岡は「目が見えなくなった」という。SARAMIの勢いに押される石岡だが、テイクダウンを奪われると下からの腕十字。
SARAMIは持ち上げて石岡をマットに叩きつけるが、石岡はなおも腕十字を仕掛ける。脱出したSARAMIはヒールホールドを仕掛け、石岡も同じ技で対抗しヒールホールド合戦に。
先に起き上がった石岡が上からパンチを落とし、再びヒールホールドに。今度はSARAMIが上を奪うが、石岡はアームロックを仕掛けながら上になり、マウントポジションを奪ってパンチを連打。バックマウントになるとさらにパンチを入れながら腕を取り、石岡が起き上がった状態で腕十字に極める。
石岡が思い切り上体を反らすとSARAMIの腕が曲がり、レフェリーは一本を宣告。石岡が見事な勝利で復帰戦を飾った。
石岡はマイクを持つと「復活しました!」と雄たけびをあげ、「この会場では入りきらないくらいファンをいっぱいにしたい」と女子格闘技を盛り上げる宣言。さらに「やっているからにはベルトを巻きたい」と、今後タイトル戦線にも絡んでいきたいと抱負を述べた。
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