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【ボクシング】村田4連続KO「世界獲るのは義務」

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2014/05/22(木)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲フィニッシュブローとなった村田の右ストレート。場内に炸裂音が鳴り響くほどだった

帝拳プロモーション
「ダイヤモンドグローブSP」
2014年5月22日(木)島津アリーナ京都

▼ミドル級 3分10R
○村田諒太(三迫ジム/日本ミドル級1位、WBC世界ミドル級20位)
KO 6R2分35秒 ※右ストレート
●ヘスス・アンヘル・ネリオ(メキシコ)

 ロンドン五輪ミドル級金メダリスト・村田がまたもKO勝ち。高校時代を過ごした思い出の地・京都で、プロデビュー以来の連続KO勝利記録を「4」に伸ばした。

 対戦相手のネリオは12勝(6KO)3敗の戦績で、2006年のデビューから10連勝を飾っていた相手。試合前の記者会見では「チャンスがあればKOを狙っていきたい」と宣言していた。

 1R、村田のワンツーからのボディブローが再三ヒット。2分過ぎには打ち下ろしの右ストレートでネリオを早くもダウン寸前まで追い込んだが詰めきれず。

 2Rはネリオが距離を詰めての細かい連打で攻める。村田はやや手数が減った。中盤に村田の打ち下ろしの右がネリオの後頭部に入ってしまい、試合は一時中断。再開後は村田のボディブローが決まる。

 3Rの中盤以降、村田のワンツーが何度もヒットしてネリオにはダメージが見える。しかし2分過ぎ、体勢を低くするネリオの後頭部に再びパンチが入ってしまう。

 4R、ネリオはフットワークを使って距離を取るが、村田はボディへのストレートで攻めていく。中盤にはネリオをコーナーへ詰めての連打でダウン寸前に追い込んだ。

 5R終盤、村田の右ストレートがクリーンヒットし、ネリオは腰が落ちる。村田は仕留めようと連打に行くが、ネリオのクリンチに捕まり攻めきれず。ラウンド終了のゴングが鳴ると、ネリオはヒザをマットに着いた。

 6Rの2分過ぎ、村田が左フックからの右ショートでついにダウンを奪う。立ち上がったネリオに村田が抜群のタイミングで右ストレートを打ち込むと、場内に快音が鳴り響くほど強烈にヒット。村田のKO勝ちとなった。

 試合後、村田は「上手い選手で(パンチを)当てづらかったが、いい経験になった。右ストレートは練習していたので当たって嬉しい」と試合を振り返り、「今日は前よりも強くなれた。一歩一歩成長して行くしかない」と自分の成長を喜ぶ。

 そして、「金メダリストとしてアマチュア(ボクシング)を代表しているので、世界タイトルを獲るのは自分の義務だと思っています」と、世界タイトル奪取に意欲を見せた。

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