【HEAT】激戦制したロバーツ、高木健太が新王者に
HEAT事務局/志村道場/日本拳法 同心会館
「HEAT 32」
2014年6月8日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント(第10試合) HEATキックルール ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
○アレックス・ロバーツ(アメリカ/空術拳会館/MA日本キックボクシング連盟ヘビー級王者/挑戦者)
判定3-0 ※三者とも48-47
●プリンス・アリ(イラン/志村道場/王者)
※ロバーツが第4代王座に就く。アリは初防衛に失敗。
ロバーツはK-1にも出場したキックボクサーで、マグナム酒井や新村優貴らを相手に6連続KO勝ちを記録したこともある強豪。最強の挑戦者を迎え撃つ王者アリも現在6連勝中5KOと勢いに乗っている。
1R、右ローをこつこつと当てるロバーツに対し、アリがプレッシャーをかけてロバーツを退がらせながら右ストレート。キレのある蹴り技を織り交ぜてアリが主導権を握る。終盤にはバックスピンキックを見せる余裕ぶり。
2Rもアリのペースが続く。ロバーツが右ミドルを放てばそれをキャッチし、強烈な右ストレート。これでロバーツが尻餅をつくなど印象は悪い。このままアリが優位のまま試合が進むかと思われたが、3Rからロバーツが反撃。
右ミドルが何度もアリのわき腹にめり込んでいく。これで徐々に失速したアリに対し、4Rにはロバーツの右ストレート、右ハイがクリーンヒット! 何とか耐えたものの、アリはロバーツのプレッシャーに退がり続ける。
5R、ロバーツの右ストレートで遂にアリがダウン。立ち上がったアリだったが、ロバーツが一方的に攻める展開のまま終了のゴング。
ダウンの差が大きくジャッジに響き、ロバーツが判定勝ち。マイクを握ると「ベルトが二本になりました。強いHEATのチャンピオンになりたいと思います」とアピールした。
▼セミファイナル(第9試合) HEAT総合ルール ウェルター級王座決定戦 5分5R
○高木健太(リバーサルジム川口REDIPS)
TKO 1R4分59秒 ※レフェリーストップ
●佐藤洋一郎(グレイシーバッハ東京/元修斗環太平洋ミドル級王者)
※高木が第6代王座に就く。
第5代HEAT総合ルール ウェルター級王者ストラッサー起一が、UFCとの契約中のために王座を返上。佐藤と高木が王座を懸けて激突した。
高木はヒジありルールを得意としており、2010年11月のケージフォースで佐藤からヒジ打ちによるTKO勝ち。その後、両者は2013年3月修斗のリングで再戦し、佐藤が判定2-1でリベンジに成功した。今回が3度目の対戦となる。
1R序盤、高木は左ロー、佐藤は単発でパンチを出してお互いに探り合う展開。佐藤のフックに合わせて、高木はカウンターでヒジを返す。佐藤が両足タックルを仕掛けテイクダウンを狙うが、高木はそれを許さない。ならばと佐藤はすかさずフロントチョークの体勢へ。
首を抜いて脱出した高木はパウンドしながら立ち上がる。スタンドの展開に戻ると、ジャンプしながら距離を縮めた高木が、佐藤の左フックをかわして右フック。これで佐藤が倒れ、高木がパウンドの連打を仕掛けたところでレフェリーはストップ。高木が新チャンピオンに輝いた。
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