【Krush】“黄金の拳”山崎が4連続KO勝ちで防衛
グッドルーザー
「Krush.42」
2014年6月12日(木)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第8試合) Krush -63kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○山崎秀晃(チームドラゴン/第3代Krush -63kg級王者)
TKO 3R2分 ※セコンドからのタオル投入
●モハメド・ブールフ(モロッコ/ISKA世界ライト級王者/挑戦者)
※山崎が2度目の防衛に成功。
“GOLDEN FIST”(黄金の拳)山崎が2度目の防衛戦に臨んだ。遠い距離から的確に相手を捉えるパンチと蹴り、チャンスを逃さないタイミングの良さを武器に山崎は3連続KO勝ち中。
ブールフは幼少の頃から極真空手を始め、18歳以下のクラスで2004~2009年ベルギー大会5連覇、ヨーロッパ大会では-60kg級で優勝の実績を持つ。一本勝ち(KO)を連発したことから“キラー”のニックネームが付いたという。
1R、山崎はパンチ、蹴りともにロングの距離から繰り出す。ブールフは強気にワンツーで入り込み、強い右フック。山崎はバックブローでダウンを奪うと、右フックを警戒して左のガードを上げ、ボディへのヒザを連打。
2R、山崎がブールフのガードの隙間を縫う右ストレート一発でダウンを奪う。
ダメージを感じさせずに前へ出て攻めるブールフだが、山崎はフットワークを使って当てさせない。
3R、前に出てくるブールフに山崎は前蹴り、左フック。それでも前に出てくるブールフに左フックを見舞って通算3度目のダウンを奪うと、ブールフのセコンドからタオルが投入された。
山崎は「もっと早い段階で倒したかった。ちょっと手こずりましたね。思ったよりもやる相手だった。世界は広いです」と山崎は試合を振り返り、「もっと強い外国人とやりたい。世界の強豪を倒してベルトの価値を上げていきたい」と、次回の防衛戦はさらなる外国人強豪と戦いたいとアピールした。
▼セミファイナル(第7試合) スーパーファイト 3分3R延長1R
○木村ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム)
KO 2R2分55秒 ※パンチ連打
●トーマス・アダマンドポウロス(フランス/第2代Krush -63kg級王者)
2013年3月、山崎秀晃に敗れてKrush王座を失ったトーマスは、その後5試合全て勝利。今年3月にはKO勝ちでISKA K-1ルール世界-61kg級王座を獲得した。迎え撃つ木村も昨年12月、山崎にタイトルマッチで敗れて再戦を望んでおり、山崎へのリベンジを狙う者同士の対戦となった。
1Rが始まってすぐ、木村が左フックをクリーンヒット。木村のパワーがある1発に対し、トーマスはスピードのある2発を返す。木村の左フックにトーマスは腰を落としたが、トーマスも右フックで逆襲。
2R、木村がボディブローと左右フックで攻めるとトーマスはクリンチを多用。そして、ついに木村が左フックでダウンを奪う。
トーマスがダウンを奪い返そうとパンチで攻めてきたところへまたも木村の左フックが炸裂し、トーマスは2度目のダウン。最後は木村のパンチ連打でトーマスは巻き込まれるようにして倒れ、レフェリーが試合をストップした。
木村は「今日は怖かったです。世界の相手はもっと強いと思っているからもっとトレーニングして、次にリングに帰ってくる時はもっと強くなって来ます」と実力向上を誓った。
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