【UFC】国本起一、田中路教がそろって勝利
Zuffa
「UFC 174」
2014年6月14日(土・現地時間)カナダ・バンクーバー
▼ウェルター級 5分3R
○国本起一(総合格闘技道場コブラ会)
一本 1R2分52秒 ※チョークスリーパー
●ダニエル・サラフィアン(ブラジル)
国本はストラッサー起一のリングネームでパンクラス、HEATに出場。パンクラスではタイトルマッチを経験し、HEATではウェルター級王者となった。今年1月のシンガポール大会でUFC初参戦を果たし、反則勝ちを収めている。
国本は左右に動きながらジャブと右ロー、ダニエルは圧力をかけて前に出て左右フック。国本はタックルに行ってダニエルをケージに押し込み、足を掛けてテイクダウンを奪う。
ダニエルは下からフロントチョークを仕掛けるが、国本は首を抜いて脱出。立ち上がろうとするダニエルのバックを奪い、チョークスリーパーを極めて鮮やかな一本勝ちを奪った。
これでUFC2連勝となった国本は、「日本の次世代は僕だと思っているので、9月の日本大会、僕を使ってください」と、9月20日にさいたまスーパーアリーナで開催される『UFC JAPAN 2014』への出場をアピールした。
▼バンタム級 5分3R
○田中路教(フリー)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ローラン・デローム(カナダ)
田中は柔道出身で2011年のプロ修斗フェザー級新人王。2012年11月からはグアムのMMA(総合格闘技)大会『PXC』を主戦場とし、PXCバンタム級王者となって今回UFC初参戦のチャンスをつかんだ。
1R、田中は回り込みながらロー、デロームはそのローに右フックを合わせて田中に尻餅をつかせる。デロームはすかさず上に乗ってマウントポジションを奪うが、田中は反転してデロームにバックを取らせ、前に落として逆に上のポジションを奪う。下から三角絞めを狙うデロームに田中はパンチ、ヒジ。
2R、パンチで攻める田中がタックルから投げを決めてテイクダウンに成功。パンチ、ヒジを落としながら肩固めを狙う。これは極まらなかったが、田中はパンチとヒジで攻め続け、デロームを流血させる。
3R、バックを奪った田中はデロームを豪快に投げて上のポジションを奪う。一度はポジションを返されてマウントを奪われるが、すぐに上を取り戻してパンチとヒジを見舞っていく。今度は田中がマウントを奪い、さらにバックも奪う。
常に有利なポジションでパンチとヒジを落としていった田中が、UFCデビュー戦で大差の判定勝利を飾った。
<その他の主な試合結果>
▼UFC世界フライ級選手権試合 5分5R
○デメトリアス・ジョンソン(アメリカ/UFC世界フライ級王者)
判定3-0 ※三者とも50-45
●アリ・バガウティノフ(ロシア/UFC世界フライ級4位)
※ジョンソンが4度目の防衛に成功。
▼ウェルター級 5分3R
○ローリー・マクドナルド(カナダ/UFC世界ウェルター級2位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●タイロン・ウッドリー(アメリカ/UFC世界ウェルター級3位)
▼ライトヘビー級 5分3R
○ライアン・ベイダー(アメリカ/UFC世界ライトヘビー級9位)
判定3-0 ※三者とも30-27
●ハファエル・カバウカンチ(ブラジル/UFC世界ライトヘビー級12位)
▼ヘビー級 5分3R
○アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ/元UFC世界ヘビー級王者)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ブレンダン・シャウブ(アメリカ/UFC世界ヘビー級13位)
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