【シュートボクシング】2度の延長戦の末ソンヒョンが鈴木を破る
シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING2014 act.3」
2014年6月21日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第11試合) エキスパートクラス特別ルール 65.0kg契約 3分3R無制限延長R
○イ・ソンヒョン(韓国/仁川ムビジム/RISEライト級王者)
延長2R 判定3-0 ※10-9、10-9、10-9
●鈴木博昭(ストライキングジムAres/S-cup 65kg級日本トーナメント王者、SB日本ライト級王者)
※本戦は29-29、30-29(鈴木)、30-30。延長戦は10-10、10-9(ソンヒョン)、10-10。
S-cup65㎏日本トーナメント2013王者・鈴木と、RISEライト級王者ソンヒョンが激突。鈴木は“怪物くん”、ソンヒョンは“コリアン・モンスター”の異名を持ち、どちらが真の怪物かを決める一戦となった。
1R、サウスポーの鈴木はソンヒョンの前進を前蹴りで止める。ソンヒョンは得意のローとボディブロー。
2R、パンチで攻めるソンヒョンに鈴木が左ハイキックのカウンター。ソンヒョンはものともせずにローとボディブロー。
鈴木がバックを奪うとソンヒョンは投げを防ぐために自ら倒れ、イエローカードが提示される。ラウンド終盤には鈴木の顔面前蹴りがヒット。
3R、前蹴りでソンヒョンを前に出させない鈴木は、左のカウンターと左オーバーハンドフックでソンヒョンを下がらせる。さらにラウンド終盤には何度も投げを狙い、ソンヒョンが防ぐ展開に。
判定はドロー。延長戦になると、ソンヒョンはパンチとヒザ蹴りで鈴木のボディを攻める。鈴木も左フックを返し、またもドローで再延長戦へ突入。
スタミナの衰えないソンヒョンはパンチ、ヒザ蹴り、前蹴りで鈴木のボディを攻めてローキック。鈴木は飛び蹴り、後ろ廻し蹴りで逆転を狙うが空を切り、終了のゴングが鳴ると勝利を確信したソンヒョンがコーナーに登ってアピール。
判定3-0でソンヒョンが熱闘を制した。
ソンヒョンはマイクを持つと、「私は韓国人ですがRISEのチャンピオンとして戦いました。私の名前を覚えてください」と笑顔で挨拶した。大会後、シーザー武志会長は「ソンヒョンには、秋に予定しているS-cupワールドトーナメントにぜひ出てもらいたい」と話した。
▼セミファイナル(第10試合) SB日本スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R無制限延長R
○歌川暁文(UWFスネークピットジャパン/王者)
判定2-0 ※49-48、48-48、49-48
●ナグランチューン・マーサM16(及川道場/元SB日本フェザー級王者/挑戦者)
※歌川が2度目の防衛に成功。
歌川は2度目の防衛戦、マーサはフェザー級王座に続いての2階級制覇を狙う。
1R、右へ右へとポジショニングするサウスポーの歌川は左ローと左ストレート。この左ローがタイミングよく入る。マーサは右ストレートを狙う。
2R、前蹴りを多用するマーサ。歌川の右回りを左フックで止める。歌川がラッシュをかけてくると、かわして右ストレートをクリーンヒット。
3Rになると歌川は得意の左ミドルを連打。マーサは左アッパーからの右ストレート。右のパンチを効果的に当てていく。パンチをもらっても歌川は下がらず蹴り返す。
4R、マーサの前蹴りをキャッチしてパンチ、ローを返す歌川。しかし、マーサのワンツーがヒットする場面も目立つ。歌川は思い切った左フックも放つ。
5R、左ミドルで勝負を懸ける歌川に、マーサがワンツーを狙い撃ち。それでも左ミドル、左ローを蹴り続ける歌川。接戦は歌川が判定2-0で制し、2度目の防衛に成功した。
歌川はマイクを持つと、「SB日本スーパーフェザー級チャンピオンの歌川です。ですが、俺は今日で引退します。このベルトは返上しようと思います。ここまで頑張ってこれたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました」と突然の引退発表。歌川はシーザー武志会長と握手を交わすと両手を大きく上げて歓声に応え、ベルトを返上した。
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