【ムエタイ】メジャーの洗礼、ラジャで福田真斗が初のKO負け
‶本場・タイで活躍できる選手の育成″をコンセプトとしたムエタイ興行「MUAYTHAI WINDY SUPER FIGHT」の代表選手、中学3年生・福田真斗(ふくだ・なおと/キング・ムエ)が6月23日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム興行『スック ワン キントーン』に出場した。
福田は対タイ人戦績はすでに20戦近くを数え、今年4月、日本人選手として初めて新ルンピニースタジアムのリングに上がり、3RKO勝ちを収めた“スーパー中学生”。
今大会では、100ポンド以下の契約体重ながらメイン前の第1試合に抜擢されたことから、タイ側の期待感がうかがえる。対戦相手は18歳のノーントランノーイ・ソーソムチャイ(タイ)。ラジャダムナン・ルンピニーのメジャースタジアムで活躍する中堅選手だという。
1R序盤、サウスポーからの左ミドル、左ストレートで先手をとるノーントランノーイ。福田は内股への右ローを鋭く当てていく。2R、左ミドルをタイミング良く蹴ってくるノーントランノーイに対し、福田は定石通り右ミドルを蹴り返すも、先に左ミドルをもらってしまう。さらに鋭く踏み込んで打ってくる左ボディストレートがクリーンヒット。
中盤、ノーントランノーイの左ミドルをキャッチしコカして局面を打破するが、終盤にノーントランノーイが初めて放った左ハイキックが福田の首すじにクリーンヒット! ばったりと倒れる福田に対し、レフェリーはすぐさま試合を止め、ノーントランノーイのKO勝ちとなった。
担架で医務室に運ばれた福田だったが、すぐ回復し大事ない様子。福田にとってプロ・アマを通じて初めてのダウン、初めてのKO負けということで精神的なショックが気にかかるが、キング・ムエの佐藤孝也会長によると、「本人も落ち込んでいるとは思いますが、勝負の世界には避けて通れないこと。特にムエタイは実力伯仲の世界、勝ち続けることはできません。『勝った負けた』ではなく、挑戦し続けることに意味があります。そのあたりは本人もわかっていると思いますから、またパワーアップしてリングに帰ってくるでしょう」と語った。
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