【ムエタイ】タイとの全面対抗戦は日本チームの全勝
「KICK REVOLUTION2014~日本-タイ 5vs5全面対抗戦~」
2014年7月6日(日・現地時間)タイ・バンコク ランシットスタジアム
▼第5試合 大将戦 122ポンド契約 3分5R
○志朗(96ピーナンジム/初代ランシットスタジアムインターナショナルバンタム級王者)
判定
●セーングサクッダー・チョーワチラ(タイ/チョーワチラジム)
会場にはバンコク在住のみならず、日本からも多くのサポーターが駆けつけ、試合前からいつもとは違う空気が充満する。貴賓席にはタイ国民なら誰もが知っているという元陸軍大将のポレエック・チェッタ氏やタイ国アマチュアムエタイ会長のサクチャイ氏の姿も。現地でのテレビ中継も二転三転した末、ケーブル局で生中継された。
大将戦に出場したランシットスタジアム認定インターナショナルバンタム級王者の志朗(96ピーナンジム)はセーングサクッダー・チョーワチラ(タイ)と122ポンド契約3分5Rで激突。1Rからローキックで試合の主導権を握る。そして3Rには右ハイキックで幻のダウンを奪う。結局、その後も試合のペースを握り続けた志朗が判定勝ちを収めた。
「(周囲の)タイ人には『お前が勝たないとしょうがない。負けたら恥だ』と言われていました。いつもとは違うプレッシャーがありました」(志朗)。
▼第4試合 副将戦 130ポンド(59.0kg)契約 3分5R
○中向永昌(STRUGGLE/MA日本スーパーフェザー級王者)
判定
●ユーリ・ソークルウォン(タイ/ソークルウォンジム)
副将戦に出場した中向は、1R開始早々相手のハイキックが左目に入るアクシデント。視界を遮られた中向はいきなり劣勢を強いられてしまう。しかし、ラウンドを重ねるにつれ視力が回復。途中から粗さの目立ってきたユーリにローを効かせて逆転の判定勝ちを飾った。
▼第3試合 中堅戦 126ポンド(57.2kg)契約 3分5R
○清川佑弥(新宿レフティージム/WPMF日本フェザー級1位)
判定
●ポンサクレック・シットダープニット(タイ/シットダープニットジム)
1Rから得意の左ミドルで快調に飛ばす清川。2Rには手数で押されたが、3R以降は挽回。12センチの身長差を十分に活かす形でポンサックレックを追い込んだ。文句なしの判定勝ち。
▼第2試合 次鋒戦 115ポンド(52.2kg)契約 3分5R
○松崎公則(STRUGGLE/元WPMF日本スーパーフライ級王者)
KO 4R ※右フック
●アッサワテープ・シットダープニット(タイ/シットダープニットジム)
松崎は身長差のあるアッサワテープを「ムエカオ(ヒザが主体の選手)にはムエマッド(パンチャー)」というムエタイの公式通りパンチで攻略。4Rに右フックを叩き込んでKO勝ちを収め、タイの観客からも大きな歓声を浴びた。
▼第1試合 先鋒戦 115ポンド(52.2kg)契約 3分5R
○麗也(Bewell/96ピーナンジム/日本フライ級1位)
判定
●ブアカーオ・ジャンタラウボン(タイ/ジャンタラウボンジム)
日本チームを一気に勢いづかせたのは先鋒戦に出場した新日本キック協会フライ級1位・麗也だ。キレのある前蹴りやサイドキックを軸にブアカーオをじわじわと追い詰めていく。相手が首相撲を挑んできても距離を潰して勝負させないうまさを見せつけ 現地の観客も納得の判定勝ちをさらった。
▼第6試合 126ポンド契約 3分5R
○津田鉄平(新宿レフティージム/2013年度WPMFスーパーバンタム級新人王、WPMF日本スーパーバンタム級7位)
KO 2R ※右ボディフック
●ホングダム・チョーワチラ(タイ/チョーワチラジム)
5対5マッチのあとに出場した津田。序盤戦から果敢に打ち合う中、一度は津田がフラッシュダウンを奪われる場面もあったが、2Rに十八番の右ボディフックをクリーンヒットさせホングダムをキャンバスに沈めた。
レポート:布施鋼治 写真:早田寛
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