【ムエタイ】福田海斗、接戦を制しラジャダムナンで連勝
「スック ワンキントーン」
2014年7月9日(水・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第2試合 116ポンド契約 3分5R
〇カイト・ウォー・ワンチャイ(=福田海斗/キング・ムエ)
判定3-0 ※三者とも49-48
●ファースン・ソー・ソピット(タイ)
「MUAYTHAI WINDY SUPER FIGHT」の代表選手、福田海斗(キング・ムエ)は今春から高校生となり、5月5日の同スタジアムに出場し見事KO勝ちを収めている。
今回の対戦相手は、ファースン・ソー・ソピット(タイ)。ラジャダムナンを主戦場とする17歳で、所属ジムの期待も大きい中堅選手だ。今回の契約体重は116ポンドで、福田のベストウェイト(112ポンド)より重たい体重。逆にファースンは116ポンドがベスト体重とのことで、福田が体重ハンディを与えた形だ。ただし、このような場合は体重の重い選手のほうに賭け率が流れるもの。しかしながら、試合前賭け率は2-1で福田のリード。このことからしても、福田の実力がギャンブラーから評価されている証拠と言えるだろう。
試合は序盤、ローキックで牽制し合う静かな立ち上がり。2Rに入り、福田の動きを見切ったかファースンが思い切りよくパンチを振るう。福田は下がりながらも左ミドル、右テンカオを合わせるが数発パンチを被弾。体重差があるためか、福田がバランスを崩してしまう。それでもこのラウンド終了後も2-1で福田リードのまま。
3Rからは首相撲勝負へ。福田もファースンもヒザが得意とあって、どちらもタイミングよく蹴りこんでいく。福田がコツコツと当てるが、ファースンもタイミングよく大きなヒザを当て、まさに一進一退の攻防。それぞれに賭けているギャンブラーたちは、一発のヒザごとに大歓声を送るムエタイらしい展開。
そして賭け率は2-1のまま最終Rへ。通常、ムエタイの試合は4Rで大方の勝敗が決まり、勝っている選手は守りに入り、ポイントを奪われている選手は一発逆転を狙ってパンチやヒジを打ち込んでいく展開となるが、このように賭け率に差があまりない場合は「チンダム」と呼ばれ、5Rもお互いの激しい攻防が繰り広げられる。
そのまま最終Rの中盤まで差が開かない大接戦。しかしながら中盤以降、ファースンの顔が上がり、若干後退しスタミナ切れのそぶりを見せる。賭け率は10-1まで開き、ここでゴング。レフェリーは福田の手を上げた。
大接戦を制し、見事判定勝利を挙げた福田。今回の勝利により、プロモーターから8月4日(月・現地時間)同スタジアムへの出場がオファーされ、キング・ムエ佐藤孝也会長もこれに応じ、福田のさらなる連続出場が決定した。
情報提供:キング・ムエ
写真提供:ムエサヤーム
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