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【柔術】長南奮闘も世界王者が勝利、3部門を制覇

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2014/07/20(日)UP

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▲長南(下)はアキレス腱固めを仕掛けたが、レアンドロが上になってポイントを獲得

日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)
「第3回全日本ノーギ選手権」
「第2回東日本柔術選手権」
2014年7月20日(日)東京・板橋区小豆沢体育館

 2014年世界柔術ミドル級王者レアンドロが参戦し、ノーギ(道衣を着ない柔術)アダルトエキスパートミディアムヘビー級トーナメントの1回戦で元DEEP2階級制覇の長南と対戦した。

 開始早々、長南が何度かタックルでテイクダウンを狙う。レアンドロは自ら下になり、長南の足の間をすり抜け、そのまま立ち上がりバックに着こうとするが、長南は反転して離れることに成功。

 反対にタックルでレアンドロに尻餅を着かせるも、レアンドロはすぐに立ち上がり、アドバンテージ(ポイントに至らずもそれに近い状態という認定)に終わる。しかし緊張感ある攻防に、場内から大きな拍手が起こる。

 テイクダウンを奪いたい長南に対し、レアンドロは自ら寝転び下から攻めようとするが、上になった長南が伸ばしてきたレアンドロの足を取ってアキレス腱固めへ。レアンドロがこれを凌いで起き上がったところで、リバーサル(上の選手をひっくり返して上下逆になること)の2ポイントが入る。

 再び下になったレアンドロはガードポジションから何度もアクションを起こす。長南はそれをディフェンスしながら、またもアキレス腱固めへ。足を取られ嫌がるレアンドロだが、長南も極めきることができず、またもそのまま上になったレアンドロにリバーサルの2ポイント。

▲レアンドロは道衣有りのトーナメントでも優勝

 以降も長南は幾度となくタックルを仕掛けていくが、レアンドロが凌ぎきってタイムアウト。ポイント4-0でレアンドロが勝利した。

 この日、レアンドロはノーギ選手権のエキスパートミディアムヘビー級とオープンクラス、道衣有りの東日本選手権アダルト黒帯ミドル級の3部門で優勝。世界王者の強さを見せつけた。

■長南のコメント
「2週間前に試合の話をもらったんですが、実はレアンドロのことを知らなくて、映像を観ることができたのは昨夜です(苦笑)。今日は完全にMMAの動きをやっただけですね。寝かされずに立つ、近代MMA。こういった動きならTRIBEで教えますよ。今回は柔術の試合に出て、D-NETとリンクさせて盛り上げていきたいと思いました。また自分もコンディションを整えて、D-NETの大会で試合をすることも考えています」

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