【IGF】石井、大流血でTKO負け。ミルコが新王者に
イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)
「INOKI GENOME FIGHT 2」
2014年8月23日(土)東京・両国国技館
観衆=7,035人
▼メインイベント(第8試合) IGFチャンピオンシップ IGFルールマッチ
○ミルコ・クロコップ(クロアチア/2006年PRIDE無差別級グランプリ優勝、2012年K-1 WORLD GP優勝)
TKO 2R2分37秒 ※ドクターストップ
●石井 慧(ブラック・ハウス/レインMMA/IGFチャンピオンシップ王者)
※ミルコが第4代王者に、石井は初防衛に失敗
ミルコはK-1、PRIDE、UFCなどで活躍。必殺のハイキックを武器に、2006年にPRIDE無差別級グランプリで優勝し、2012年にはK-1 WORLD GPで優勝。MMA(総合格闘技)とK-1の両方でタイトルを獲得している。
対する石井は2008年北京オリンピックにて、柔道100kg超級で金メダルを獲得。その後はMMAに転向し、現在はIGFを主戦場に8連勝中だ。
1R、ミルコが右ジャブ、回り込む石井に右フックを振るう。石井は時計回りに足を使いながら、ミルコがローを蹴ってきたところに合わせてタックル、テイクダウンに成功する。
ミルコはガードポジションになって石井の両手首を掴もうとするが、石井はそれを振りきってパンチを浴びせていく。
しかし、石井はミルコのガードポジションをなかなか崩すことができず、腰を上げたり頭を密着させてパンチを狙っていくも、ミルコは決定打を許さない。
ここでレフェリーが試合を中断し、石井はドクターチェックへ。ミルコの下からの左ヒジ打ちで額がカットされたようだ。
同じガードポジションで再開後、すぐにレフェリーが試合を一旦止める。石井の額からはおびただしい量の出血が見られるものの、試合は再開。
なぜかスタンドで試合は再開され、ミルコがプレッシャーを強める。石井は頭を下げながら左右のフックを放つが当たらない。
2R、ミルコが前に出るが、石井も下がらず足を使う。ここでミルコが左ハイ! 石井はギリギリかわす! 石井も左フックを当て、さらにミルコが再び左ハイを放つなど、緊張感ある攻防が展開される。
しかし、この左ハイの衝撃によるものか、石井の額から再び流血。ドクターチェックが入り、試合は再開される。石井が頭を下げたところにミルコが右ジャブ。石井は上半身が立ってしまい、そこから繰り出す左フックもタックルも読まれてしまい決まらない。またも石井の額から出血したところで、ドクターチェックへ。今度ばかりはストップとなった。
第4代王者となったミルコはリング上でマイクを持ち、「日本の皆さんはずっと私を支えてくれました。私は日本が大好きです。この国で偉大なファイターたちと戦ってきましたが、そのチャンスを与えてくれたのは皆さんです。本当にありがとうございます」と日本のファンへ感謝を述べた。
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