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【UFC】TJが最終ラウンドでKO勝ち、初防衛に成功

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2014/08/30(土)UP

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Zuffa
「UFC177:Dillashaw vs Soto」
2014年8月30日(土・現地時間)アメリカ・カリフォルニア州サクラメント
スリープ・トレイン・アリーナ

<主な試合結果> 

▼UFC世界バンタム級タイトルマッチ 5分5R
○TJ・ディラショー(アメリカ/UFC世界バンタム級王者)
KO 5R2分20秒
●ジョー・ソト(アメリカ)
※TJが初防衛に成功。

 挑戦者ヘナン・バラオンの欠場により、元ベラトールFC王者のソトが急遽前日に挑戦者となった。レスリングと柔術をバックボーンに現在6連勝中で、UFCにはこれが初参戦。TJは5月の『UFC173』でハファエル・アスンサオンの代打として当時の王者バラオンに挑戦し、番狂わせで王座に就いた。

 1R、軽快なステップを踏みながらパンチと左ハイキックを出すTJ。ソトは鋭い右ストレートを繰り出す。終盤には両者打ち合いを見せる。

 2R開始と同時に打ち合いに持っていくソト。強いパンチを放つソトだが、TJはブロックが上手く、パンチだけでなくローやヒザ蹴りと多彩な打撃。

 3R、TJは右フック連打から右アッパー、左フックから左ボディブローと多彩なパンチで手数を増やしていく。タックルでテイクダウンしたTJだが、ソトはすぐに立ち上がる。しかし、ソトのパンチをTJがもらう場面も目立ち始め、TJの顔が腫れてきた。

 4R、ソトはパンチをもらいながらも前に出て圧力をかけ、TJは下がりながらパンチを出す。中盤は両者手数が減ったが、終盤にTJがタックルでテイクダウンに成功。残り30秒でソトは立ち上がった。

 5R、いきなりタックルに行ったソトだが、TJは倒れない。TJがパンチの連打でソトを下がらせ、ソトが一瞬ガードを下げた隙を見逃さず右ハイキックをクリーンヒット。身体が泳いだソトに左ストレートを連打してダウンさせ、レフェリーが試合をストップ。TJがKO勝ちで初防衛に成功した。


 

▼ライト級 5分3R
○トニー・ファーガソン(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●ダニー・カスティーリョ(アメリカ)

 ファーガソンはアメフトで州代表チームメンバーに選ばれ、レスリングでは大学時代に全米学生王者になった。寝技の名手として知られるエディー・ブラボーの弟子。『UFC173』では菊野克紀に1RでKO勝ちしている。カスティーリョは17勝6敗の戦績を持ち、17勝のうち7勝がKO勝ち。

 1R、ファーガソンはパンチからの左ローを多用、カスティーリョはワンツーを打ってステップバックし、距離を取る。カスティーリョがタックルに来たところでファーガソンは首に腕を巻きつけて絞める(ダース・チョーク)。残り時間50秒でカスティーリョは脱出した。

 2R、前に出て左ローを蹴り続けるファーガソン。動きが鈍ってきたカスティーリョはバックを奪うが、ファーガソンは前方に回転してヒザ十字固めを狙う。上になったカスティーリョだが、ファーガソンは金網を蹴って体勢を入れ替えて上になる。さらにカスティーリョは上を奪い返して抑え込む。

 3R、執拗に足関節技を狙うファーガソンをカスティーリョはガッチリと抑え込む。カスティーリョは下からヒジを打ちながら動こうとするが、カスティーリョはヒジを落としつつ抑え込み続ける。残り時間10秒でカスティーリョが肩固めで勝負を懸けたが時間切れ。

 判定2-1の僅差で判定勝ちしたファーガソンは「2人でいい試合が出来たと思う」と語り、カスティーリョは「寝技でコントロールしていたのは自分。これ以上何が出来る?」と判定に不服そうだった。


 

▼女子バンタム級 5分3R
○ベッチ・コヘイア(ブラジル/女子世界バンタム級10位)
TKO 2R1分56秒
●シェイナ・ベイズラー(アメリカ)

 ベッチはカンフーをバックボーンに持ち、戦績は8戦全勝。シェイナは元UFC世界ヘビー級王者ジョシュ・バーネットの指導を受け、2003年にデビューしたベテラン選手。15勝8敗の戦績を持ち、15勝のうち13勝が関節・絞め技による一本勝ちという寝技師だ。

 1R、ベイズラーがタックルに入るが、コヘイアが潰して上になる。ベイズラーは下から足を絡めてコヘイアを固定してのヒジ打ち。ブレイク後、またもタックルを潰されて上から殴られるベイズラー。終盤にはようやくテイクダウンを奪ったが、フロントチョークは不発に。

 2R、コヘイアがパンチのコンビネーションを繰り出し、顔面とボディにパンチを打ち分けてベイズラーを金網に追い込む。一方的な展開となり、コヘイアが右のパンチを連打したところでレフェリーが試合をストップした。

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