【ZST】八田が接戦を腕十字で制し、無敗で王座に
ZST事務局/ZSTインターナショナル
「ZST.42」
2014年8月31日(日)東京・ディファ有明
▼メインイベント(第15試合) 第2代ZSTフライ級王者決定戦(56.7㎏以下) ZSTタイトルマッチルール 5分5R
○八田 亮(ストライプルオハナ)
TKO 4R2分27秒 ※セコンドからのタオル投入
●渡辺竜也(RINGS/MAX GYM)
※八田が第2代王座に就く。
八田は7戦7勝、そのうち6勝が関節・絞め技による一本勝ちで、フィニッシュの技は全て異なるという“七色のサブミッション”を持つ期待の新星。
その八田と王座を争う渡辺はアウトサイダー出身で、前王者の田沼良介をKOしたこともある“沼津の一撃空手王”。
1R、八田のタックルをかわしながらパンチを狙う渡辺。それでも八田は組み付くことに成功してバックを奪う。チョークを仕掛けたが渡辺は脱出し、上からパンチを落とす。
2R、テイクダウンを奪いに行く八田はマウントポジションからバックを奪うが、渡辺はまたも脱出。タックルに来た八田を渡辺がフロントチョークに捕らえる。めまぐるしく攻守を入れ替える両者に場内は大いに沸く。
3Rもパンチで攻めようとする渡辺に、八田がタックルでテイクダウンを狙うという展開に。打撃vsテイクダウンのスリリングな攻防が続く。
4R、渡辺の右フックに八田がタックルを合わせてテイクダウンに成功。
マウントポジションからフロントチョーク、足関節技、アームロックと次々と技を仕掛け、最後は腕十字。渡辺はタップ(ギブアップの意思表示)せずしばらく耐えていたが、渡辺のセコンドからタオルが投入された。
接戦を制した八田はベルトを巻くと、「正直このベルトはどうでもいいです。それよりもたくさんの人が応援に来てくれたのが嬉しい」と応援団に感謝を述べ、「どうしようもない僕を柔術で変えてくれた先生にお礼が言いたい」と男泣きした。
▼セミファイナル(第14試合) ZSTタイトルマッチルール バンタム級次期挑戦者決定戦 5分3R
○倉岡幸平(蒼天塾)
判定3-0
●房野哲也(リバーサルジム横浜グランドスラム)
※ジャッジ2名は30-29、1名はドローだったが挑戦者決定戦のためマスト判定(どちらかに必ず優劣を付ける)で倉岡優勢とした。
ZSTバンタム級王者・藤原敬典への挑戦権を懸けた一戦。倉岡はケガで2年3カ月ものブランクがあったが、今年2月に復帰して1勝1分。
房野は2012年3月に藤原とのタイトルマッチで敗れており、現在2連勝で再挑戦のチャンスを狙う。
1R、徹底して左ローを蹴るサウスポーの倉岡に房野は何度もタックルを仕掛けていく。倉岡の首相撲からのヒザ蹴りに房野はショートアッパーで応戦。残り10秒で倉岡がテイクダウンを奪った。
2R、首相撲からのヒザ蹴りを連発する倉岡。房野はパンチで突っ込んでテイクダウンを狙うが、倉岡が逆にロープへ押し込む。
ここで偶発的なバッティングがあり、房野は右目上を大きくカットして大流血。ドクターチェックとなって再開後、組み付いた倉岡は房野をロープやコーナーに押し込んでパンチとヒザでレバーを攻めまくる。
3R、右ストレートで突っ込む房野に組み付く倉岡は、このラウンドもパンチとヒザ蹴りでレバーを集中的に攻める。残り時間3分で房野がようやくテイクダウンを奪うが、房野は倉岡が立ち上がろうとするのを防ぐのが精一杯。立ち上がった倉岡のバックを房野が奪ったところで試合終了。
倉岡が判定勝ちで挑戦権を手に入れると、王者・藤原がリングに上がり「僕、強いのでベルトには触らせません」とマイクアピール。倉岡も「その強い藤原選手を倒します」と答え、両者はフェイス・トゥ・フェイスでにらみ合った。
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