【修斗】最強のび太、無敗のまま世界王者に
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦2014年第7戦」
2014年9月27日(土)東京・後楽園ホール
▼メインイベント(第10試合) 修斗世界フライ級チャンピオンシップ 5分5R
○内藤のび太(パラエストラ松戸/世界フライ級1位/挑戦者)
一本 5R4分57秒 ※スリーパーホールド
●室伏シンヤ(SUBMIT MMA/王者)
※内藤が第5代王座に就く。室伏は初防衛に失敗。
室伏は今回が初防衛戦。のび太はデビュー以来7戦全勝で世界タイトル挑戦までたどり着いた。この大一番にものび太は同門のジャイアン貴裕に首根っこをつかまれてのリングイン。
1Rと2Rは室伏が優勢。のび太はパンチで前に出るが、両ラウンドとも室伏に立ったままバックを奪われて背後からのパンチをもらう。
しかし3R、のび太がついにテイクダウンに成功し、立ち上がろうとする室伏を逃がさず寝技に引きずり込む。マウントポジションとバックから室伏にパンチを入れ続けるのび太が形勢逆転。
4Rものび太がテイクダウンを奪い、同様の展開に。のび太は2度腕十字を仕掛けたがこれは極まらなかった。
5Rは室伏のタックルを潰したのび太が上になり、立ち上がろうとする室伏から離れず寝技に引きずり込む。上のポジションをキープしてパンチを入れ続けるのび太が最後、スリーパーを仕掛けて一本勝ち。残り試合時間はわずか3秒だった。
勝利者インタビューを受けるのび太だが、セコンドのジャイアンがすぐにマイクを奪い取り、「こんなヤツが勝ってすいません。でも、のび太は強いでしょう?」と代わりにアピール。さらに、会場に来ていたパンクラスのフライ級王者・砂辺光久に「最軽量級の最強は修斗とパンクラスで決めないといけないと思います。どうですか?」と対戦をアピール。砂辺はリングサイドまで姿を現し、「パンクラスで待ってるよ」とだけ言い残した。
勢いに乗るジャイアンが「修斗でもパンクラスでもVTJでもどこでもいい。のび太がどうしても(砂辺と)やりたいと言っている」と言うと、のび太は「今はまだ勝ったばかりなので……」と返答に困る。さらにジャイアンは“お前のベルトは俺のもの”とばかりにのび太からチャンピオンベルトを奪い取り、自分の腰に巻いて記念撮影していた。
のび太は「今まで賞状もメダルもベルトももらったことがなかったので嬉しいです」と控えめに勝利を喜んだ。
▼セミファイナル(第9試合) 修斗環太平洋フェザー級チャンピオンシップ 5分3R
○根津優太(和術慧舟會東京道場/王者)
TKO 2R4分57秒
●石橋佳太(Duroジム/環太平洋フェザー級7位/挑戦者)
※根津が初防衛に成功。
現在5連勝の王者・根津はムエタイを取り入れたスタイルの打撃系選手。対する石橋は5連勝、その全てが1Rで一本勝ちという極めが強い寝技系選手だ。
1R、石橋がパンチからタックル、タックルからパンチと打撃と組み技を混ぜて根津を追い込む。根津はパンチをもらってフラフラとなり、寝技を防ぐのが精一杯の状態に。
大ピンチに追い込まれた根津だが、前に出て来る石橋にヒザ蹴りを見舞い、さらにパンチから右ハイキック。これで石橋が倒れ、根津が上に乗ってのパンチで逆襲。石橋も起き上がってタックルを仕掛ける。
2R、根津がパンチと蹴りで攻め、石橋がタックルに行く。根津は石橋のタックルを切り、上からのパンチ、立ち上がってボディへの蹴り。石橋も立ち上がるとパンチとタックルで攻めて行き、一進一退の攻防で場内には大歓声が鳴り響く。
両者ともフラフラの状態となったが、根津が上からのパンチを打ち続け、ついにレフェリーがストップ。大激闘を根津がTKO勝ちで制した。
精根尽き果て、足元がフラフラの根津はマイクを持つと「疲れちゃいました。面白かったですか? もっと拍手をもらえるような試合が出来るようにまた練習を積んで戻ってきます」と歓声に応えた。
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