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【イノベーション】田中、ラジャ王者に善戦もムエタイの壁は超えられず

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2014/09/28(日)UP

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JAPAN KICKBOXING INNOVATION
「第1回岡山ジム主催興行」
2014年9月28日(日)岡山・くらしき山陽ハイツ 

▲田中秀弥(左)を破り、タイトル初防衛に成功したジョイシー・イングラムジム(右)

▼メインイベント ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
◯ジョイシー・イングラムジム(ブラジル/イングラムジム/ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-48
●田中秀弥(RIKIX/WPMF日本ウェルター級王者、ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級10位/挑戦者)
※ジョイシーが初防衛に成功 

 昨年7月、タイ・ラジャダムナンスタジアム王座を日本人以外の外国人選手として初戴冠したジョイシーが、田中を挑戦者に迎えて初防衛戦を行った。この日の大会ではメインイベントのみ、タイから招聘されたラジャダムナンスタジアムが認定するレフェリーとジャッジが試合を裁いた。
 
 1、2Rはサウスポーに構えるジョイシーが左ミドルを放つと、田中はそれをスウェーバックでかわして右ローキック、さらに右ストレートをヒットさせて田中が戦いを有利に進めた。

 ムエタイのポイントが動きだすと言われる3R。ムエタイらしいミドルの攻防が増えてくる。田中がジョイシーの左ミドルに左フックを合わせると、ジョイシーは一瞬のけぞるが、すぐに体勢を立て直して左ミドルを返す。ラウンド終盤、ジョイシーは田中に組み付くと細かいヒザ蹴りを打ち込んでいく。このあたりの攻防が、ポイントにどのような影響を与えるのか。

 4R、ジョイシーは一気に距離を詰め田中の腰に組み付くとヒザ蹴りを打ち込んでいく。さらにジョイシーは組み合った状態から田中のバランスを崩してコカす。

 5R、田中はここまでのジャッジの判定を不利とみたか、パンチの連打をジョイシーに打ち込んでいく。一方のジョイシーは判定で有利になっていると捉えたか、ムエタイ特有の“逃げ”モード。田中は果敢に攻めるも決定打を与えることはできずに終了のゴング。

 判定3−0で初防衛に成功したジョイシーは試合後、「いつもはタイで試合をしているので、タイ人と日本人の戦い方の違いは大きかったです。ただ、日本人(鈴木秀樹会長)のジムでやっているので、対応の仕方などは対策ができたと思う」とコメント。所属ジムの鈴木秀樹会長は、「ジョイシーの悪いところでもあるスロースターターの部分が出たが、逆にいつもどおりという安心感もあった」と話した。

 一方の田中陣営。田中本人は「パンチとヒジで倒すつもりでしたが、最後詰め切れなかった。世界で一番強い人といい経験ができた。もうラジャのタイトルに挑戦するチャンスはないかもしれないけど、またあきらめずに挑戦していきたい」とコメント。所属ジムの小野寺力会長は「ポイントは1つしか離れていないが、ムエタイで完敗だった。3、4Rでやられて、5Rで逃げられてと。ミドルの蹴り合いはできたが、やはり首相撲が難しい。ただ世界一と面白い勝負ができたかなとは思う」との感想。

 田中の先輩でもある元ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者・石井宏樹は「自分も悔しい思いをたくさんしてきたので、今回の試合でまた(田中も)強くなると思います」とコメントした。


 

▼セミファイナル 64.5kg契約 ムエタイルール 日タイ交流戦 3分3R 
◯ペットナリン・ソー・スパーポン(タイ/岡山ジム水島道場)
判定2-1
●宮島教晋(NJKF・誠至会)

▼第11試合 スーパーウェルター級 ムエタイルール 日タイ交流戦 3分3R
◯チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(ハーデスワークアウトジム)
判定2-0
●白神武央(NJKF・拳之会)

▼第10試合 バンタム級 ムエタイルール 日タイ交流戦 3分3R
◯馬木愛里(闘我塾)
判定3-0
●アクション・チャムノンファーム(タイ/チャムノンファームジム)

▼第9試合 ウェルター級交流戦 3分3R
大道翔貴(ゼロ戦クラブ)
1RKO ※パンチによる2度のダウン
門田哲博(武勇会)

▼第8試合 40kg契約 アマチュアキックルール選抜トーナメント決勝戦 1分30秒2R延長1分1R
○伊山嵐翔(日進会館)
判定3-0
●平松 侑(岡山ジム水島道場)

▼第7試合 スーパーフェザー級公式戦 3分3R
○翔貴(岡山ジム水島道場)
判定3-0
●榊原勇士(無名塾)

▼第6試合 85.0kg契約 交流戦 3分3R
△TOSHI(一神會館)
判定1-1
△宮原康介(日進会館宮原道場)

▼第5試合 69.0kg契約 交流戦 3分3R
△増田(日進会館総本部)
判定1-0
△優斗(岡山ジム)※デビュー戦

▼第4試合 スーパーフライ級交流戦 3分3R
◯山下Spankey博史(NJKF・誠至会)
判定2-1
●宇田尚汰(武勇会井上道場)

▼第3試合 スーパーバンタム級交流戦 3分3R 
△小椋光人(NJKF・拳之会)
判定1-0
△藤原 良(NJKF・誠至会)

▼第2試合 バンタム級交流戦 3分3R
◯勇次(NJKF・ナックルズGYM)
判定3-0
●孫 政宗(岡山ジム水島道場)

▼第1試合 フライ級交流戦 2分3R 
◯勝山舞子(NJKF・拳之会)
判定3-0
●HARUKA(岡山ジム水島道場)

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