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【パンクラス】タクミは3度目の防衛に失敗、ナム・ファンが新王者に

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2015/02/01(日)UP

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▲第4代王者に輝いたナム・ファン

パンクラス
「PANCRASE 264」
2015年2月1日(日)東京・ディファ有明

▲ナム・ファン(左)がタクミ(右)との接戦を制した

▼第14試合 メインイベント フェザー級キング・オブ・パンクラス・タイトルマッチ 5分3R
○ナム・ファン(アメリカ/パラエストラ八王子/パンクラス・フェザー級1位/挑戦者)
判定2-1 ※28-29、29-28、30-27
●タクミ(パラエストラ大阪/第3代フェザー級キング・オブ・パンクラス王者)
※ナムが第4代王者に、タクミは3度目の防衛に失敗

 タクミは2011年9月に鹿又智成を破り、王座を獲得。2012年6月にジョン・ショレスをチョークで下し初防衛、そして2013年3月に大石幸史との対戦ではドロー防衛を果たし、今回約2年ぶり3度目の防衛戦となった。

 対するナムは2010年から2014年にかけてUFCに参戦。ブラジリアン柔術黒帯でありながらプロボクシングでも3勝(2KO)1敗の戦績を持つ。10月大会の初参戦では当時1位の馬場勇気に1Rでチョークスリーパーによる一本勝ちを収め、パンクラス2戦目で王座挑戦となった。

 1R、パンチを出しながらプレッシャーをかけるナムに対し、タクミは右ロー、前蹴りで距離を保つ。タクミの右ローに、ナムが右フックを合わせるとタクミはぐらつく。

 2R、強引に組み付くタクミはナムのバックを奪ってスリーパーを狙い優勢をアピール。スタンドの展開に戻ると、ナムはボディブローからフックと上下に散らす。タクミは左ジャブから右ストレートを当てていく。

 3R、プレッシャーを強めるナムは大振りの右フックを何度もヒット。さらに右ハイも当てていく。終盤にタクミはタックルを仕掛けたもののテイクダウンできない。僅差の判定で勝利したナムが新王者となった。

 


 


▼第13試合 セミファイナル フェザー級 5分3R
○ウィル“ザ キル”チョープ (アメリカ/JUGGERNAUT FIGHT CLUB)
一本 3R4分6秒 ※チョークスリーパー
●稲葉 聡(秋本道場jungle junction/パンクラス・フェザー級9位)

 パンクラス初参戦のチョープのMMA戦績は28戦21勝(13の一本勝ち)7敗。フェザー級(-65.8kg)では珍しい、194cmという長身を誇り、2013年10月PXCで現パンクラス王者タクミにTKO勝ちしUFC参戦を果たしている。対する稲葉は現在3連勝中。

 両者の身長差は22cm。1R、チョープは様子を探るように右ロー。稲葉は周りながら距離を取り、一気に踏み込んではボディストレート。プレッシャーを強めるチョープは右ハイで稲場をぐらつかせる。

 耐えた稲葉は2R以降、ボディを狙いつつ左右フックにつなげる攻撃。3Rにはパンチを交ぜながらタックルに行くがテイクダウンできない。チョープの右ローで稲葉がバランスを崩すと、すかさずチョープがバックを奪いスリーパーの体勢へ。これがガッチリ決まり、チョープが一本勝ち。メインの勝者との対戦をアピールした。

  

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