【RIKIX】梅野がムエタイ3冠王に圧勝
RIKIX
「NO KICK,NO LIFE 2015」
2015年2月11日(水)東京・大田区総合体育館
▼第12試合 60.0kg契約 キックボクシングルール 3分5R
○梅野源治(PHOENIX/WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※50-47、50-46、50-46
●ルンラット・ナーラーティクン(タイ/元ラジャダムナンスタジアム2冠王)
7団体の王者・エースが一同に集ったキックボクシング・オールスター戦のメインを飾るのは、WBCムエタイ世界王者の梅野。対するルンラットはムエタイの二大殿堂のひとつラジャダムナンスタジアムで2階級制覇を達成し、WMC世界王座にも就いた3冠王だ。
1R、梅野はパンチの連打から左ローを狙い撃ち。ルンラットは組み付くと鋭いヒザを梅野のボディに入れるが、梅野もヒザを蹴り返す。
2R、梅野が右アッパーからのパンチとヒジの連打で2度ラッシュを仕掛けてルンラットを圧倒。梅野はルンラットが転倒したところでヒザを見舞い、ルンラットはラウンドが終了しても組み付いたまま離れず、両選手と両陣営がエキサイトする場面も。
3Rも梅野が右アッパーを直撃させ、パンチとヒジの連打を何度もルンラットに叩きつける。
さらにパンチを連打しての左ロー直撃。ルンラットはパンチとヒザで対抗するが、梅野の攻撃を浴び続ける。
4R、梅野がヒジ、パンチの連打、左ローで圧倒。ルンラットは棒立ちとなるが倒れず、前蹴りを連発して梅野を突き放す。終了間際に右フックを直撃させたが、このラウンドも梅野の攻めが圧倒的に目立った。
5Rもパンチとローで攻めまくる梅野。ルンラットは意地を見せてダウン寸前でもダウンせず、パンチと組んでのヒザ蹴りで反撃も見せる。しかし、その表情はもはや諦めの表情。梅野がワンサイドの圧勝を収めた。
しかし試合後、梅野は「メインらしい試合をしようと思ったんですが、つまらない試合をしてすいません。もう諦めている選手をこれ以上攻めるべきか迷いが出てしまった。攻め方も雑だったし、何をしたいのか分からない試合をしてしまった。もっと努力しないと。こんな試合をやっていたらタイのベルトを獲るから期待してくれなんて言えません」と反省しきりだった。
【試合動画】梅野がWBCムエタイ世界王座を獲得
【試合動画】梅野が欧州のキックボクサーと初対決
【試合動画】梅野vsゲーオ・フェアテックス
▼第11試合 70.0kg契約 キックボクシングルール 3分5R
○ジョイシー・イングラムジム(ブラジル/イングラムジム/ラジャダムナンスタジアム認定ウェルター級王者)
TKO 3R 2分22秒 ※ドクターストップ
●緑川 創(藤本ジム/前・新日本キックボクシング協会ウェルター級王者)
緑川は昨年の同大会でアンディ・サワーを破る快挙(日本人では緒形健一、魔裟斗に継いで3人目)を達成。今回は現役ラジャダムナン王者ジョイシーを迎え撃つ。ジョイシーは史上5人目のタイ人以外でラジャダムナン王座に就いたテクニシャン。
1R、緑川がローとパンチでジリジリと前へ出る。ジョイシーは得意の左ミドル。緑川はその左ミドルに右フックを合わせに行く。しかしラウンド終了間際、ジョイシーの左ヒジで緑川が右目上から流血する。
2R、パンチを当てていく緑川だが、ジョイシーは左ミドルを巧みにヒットさせてヒジも打ってくる。組み合ってのヒザ蹴りは互角だったが、緑川が攻めあぐねる印象。
3R、緑川がパンチとヒジで勝負をかけるが、ジョイシーもヒジを打ち返す。パンチとヒジの打ち合いなった中、緑川の出血がひどくなり、ドクターチェックでついにストップがかかった。
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