【シュートボクシング】“第二のアンディ・サワー”ザカリアが宍戸に圧勝
シュートボクシング協会
「SHOOT BOXING 2015~SB30th Anniversary~ act.1」
2015年2月21日(土)東京・後楽園ホール
▼第10試合 メインイベント エキスパートクラス特別ルール スーパーライト級 3分3R無制限延長R
○ザカリア・ゾウガリー(オランダ/Melvin Fighting Factory)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-28
●宍戸大樹(シーザージム/第2代SB東洋太平洋ウェルター級王者)
ザカリアは昨年11月に開催された『S-cup65kg世界トーナメント』で準優勝を果たし、いまSBで最も注目される20歳の外国人選手。そのザカリアにこれが77戦目となる大ベテランの宍戸が挑んだ。
1R、開始と同時に飛びヒザ蹴りの奇襲を仕掛けた宍戸だが、ザカリアはすぐに速く強烈なパンチで逆襲。
大きく回り込む宍戸の頭部に後ろ回し蹴りをヒットさせ、連打を決める。宍戸は後ろ蹴り、左ミドルを繰り出すが、ザカリアの勢いに押される。
2R、ザカリアの猛打にさらされる宍戸は左ハイキックをもらって追い込まれる。宍戸のバックブローをかわして笑顔を浮かべたザカリアはバックブローを打ち返す。後ろ回し蹴り、左右フックからの右ローとザカリアの強烈かつ速い攻撃。
ザカリアは左右ボディブローからの左フックで宍戸が下がると、コーナーへ詰めて猛打でめった打ち。ダウン寸前まで追い込んだ。
3R、ザカリアは後ろ回し蹴り、ローで攻め、宍戸の蹴りには連打を返す。宍戸のバックブローには同じ技を2発返し、ボディと顔面へ速いパンチを打ち込み、前蹴りで宍戸を止めると飛びヒザ蹴り。
宍戸も連打と後ろ蹴りで前に出るが、ザカリアはラスト10秒で猛打のラッシュ。宍戸はまたもロープ際で釘付けにされてしまった。
圧勝の判定勝ちを収めたザカリアはマイクを持つと、「世界タイトルマッチが実現するなら鈴木(博昭)と戦いたい。そしてSBで自分が一番強い男であることを証明したい」と、S-cup決勝で敗れた鈴木との再戦をアピール。場内は声援に包まれた。
SB協会のシーザー武志会長は、「ザカリアは天才だ。第二のアンディ・サワーになる」とザカリアを絶賛し、「8月21日の30周年記念大会で鈴木との世界タイトルマッチをやりたい」と語った。
▼第9試合 セミファイナル エキスパートクラス特別ルール 71.0㎏契約 3分3R無制限延長R
○坂本優起(シーザージム/SB日本スーパーウェルター級王者)
判定3-0 ※29-27、30-27、30-27
●長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾/K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント王者)
K-1 WORLD MAX 2010日本トーナメント王者が、約2年ぶりにSBに参戦。2013年11月のSB両国国技館大会では、SBのエース・宍戸大樹をSBルールで破っている。迎え撃つ坂本は人力車を引いて培ったパワーと突進力で、スーパーウェルター級王座に君臨している現王者。
1R、長島がロングの左フック、右フックから右アッパーさらに右フックとパンチを当てていく。しかし、パンチを出しながら前に出た坂本が組み付き、後方へブリッジして投げるジャーマンスープレックスでシュートポイント2点を奪う。
その後は打ち合いとなって長島の左右フックがヒットするが、坂本は意に介さずパンチで前に出て攻める。
2R、坂本が左右ストレートで前に出て打ち合いを挑む。長島のフックとアッパーが坂本を捉えるが、坂本も打ち返して長島は左目上から流血。坂本の右ストレートが何度も長島を捉える。両者足を止めての打ち合いで、場内はヒートアップ。
3Rもパンチで打ち合う両者。長島が左フック、坂本が右ストレートでクリーンヒットを奪い、さらに打ち合う。
長島にドクターチェックが入り、再開後も打ち合いが続く。
長島が左フックと右アッパーのヒット数で上回るが、坂本はヒザ蹴りで応戦。最後まで両者が前へ出て激しく打ち合う熱戦となったが、1Rにシュートポイントを奪った坂本が殊勲の勝利を収めた。
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