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【巌流島】8つの異種格闘技でキックボクサー優勝

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2015/02/28(土)UP

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巌流島・実行委員会
「巌流島 Staging tournament Ver.15.02.28 “公開検証”」
2015年2月28日(土)東京・ディファ有明
観衆=1,280人(超満員)

▲トーナメント優勝者ブライアン・ドゥウェス(中)。ミノワマン(右)は一回戦で敗退した

 新格闘技イベント『巌流島』が初開催された。このイベントは、日本格闘技界の復興を目指し、魔裟斗や舞の海秀平、篠原信一などが巌流島・実行委員会を結成。

 現存するプロ格闘技とは全く別のオリジナルルールをファン、関係者らと一緒に作り上げ、実験イベントを定期的に開催するというもの。イベント広報部長には元K-1プロデューサーの谷川貞治氏が就任している。

▲第21回世界空手道選手権大会(2012)個人型で優勝、全日本選手権で4連覇の宇佐美里香の演武

 ルールは3分3R延長1R。MMA(総合格闘技)から寝技での関節・絞め技を禁止にしたもので、寝技はマウントパンチのみ認められる(顔面へのヒジ打ちは全面禁止)。袖のない道衣を着用し、勝敗は打撃でのKO・TKO、立ち関節・絞め技でのギブアップ、判定で決せられるが、8メートルの円形の試合場から先に3回落ちた方は負けとなる(双方が落ちた場合はノーカウント)。なお、第21回世界空手道選手権大会(2012)個人型で優勝、全日本選手権で4連覇の宇佐美里香が演武を披露し、開会宣言を行った。


 

▲パウンド連打で一本勝ちしたブライアン・ドゥウェス(上)

▼第9試合 メインイベント トーナメント決勝戦 巌流島ルール 3分3R延長1R
○ブライアン・ドゥウェス(キックボクシング/オランダ/WFCAヨーロッパK-1スーパーヘビー級王者)
一本 1R1分59秒 ※パウンド連打
●星風(相撲/モンゴル/元東十両三枚目)
※ブライアンがトーナメント優勝

 トーナメント決勝戦に勝ち進んだのは、キックボクサーのブライアンと元力士の星風。星風はブライアンの打撃をもらいながらも組み付いて場外に落とそうとするが、同時に場外に落ちてしまいポイントにならない。星風が突進したところに、ブライアンは倒れながら巴投げを見舞い場外に突き落とすことに成功。

 再開後、星風のタックルをかわしたブライアンがバックに付いてパウンド連打。星風は防戦一方となり、レフェリーが試合をストップ。ブライアンが一本勝ちでトーナメント優勝となった。

【勝者の理由】優勝したブライアン・ドゥウェスにインタビュー


 

▲カポエラの動きを真似ながら蹴り技を繰り出す渡辺一久(左)

▼第8試合 スーパーファイト 65kg契約 巌流島ルール 3分3R延長1R
○渡辺一久(ボクシング/日本/元日本フェザー級王者)
一本 1R1分12秒 ※3度の場外
●グゥオ・チェン(少林拳/中国/2012年全国ムエタイ選手権大会67kg準優勝)

 元プロボクシング日本フェザー級王者・渡辺が少林拳のグゥオと対戦。渡辺は2010年大みそかの所英男戦以来、約4年ぶりの試合となった。

 開始前から睨みを効かせる渡辺は十分な臨戦体勢。試合が始まるとガードすることなく前進、グゥオのパンチをかわし組みつくと場外に突き落とし、場外ポイントを奪う。

 再開後もペースを握る渡辺は飛行機投げ、首投げでグゥオを場外に飛ばす(同体でポイントならず)。さらにカポエラの動きを真似ながら蹴り技を出し場内を沸かせると、フロントチョークの体勢から後方への投げで場外ポイントを追加する。

 後のないグゥオは跳び蹴りの奇襲攻撃を仕掛けたが、渡辺はこれをかわすとグゥオはそのまま場外に落ち、3度の場外で渡辺が勝利した。

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