【佐藤塾】30回記念大会で小野寺が華麗な足技で二連覇
NPO法人POINT&K.O.ルール協会
「第30回ポイント&K.O.全日本空手道選手権大会」
2015年4月18日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館
この大会主催の協長を務める佐藤塾塾長・佐藤勝昭氏は1975年の極真第1回世界大会王者。1977年に極真から独立し佐藤塾を創設。1986年より、POINT&K.O.全日本選手権大会を開催し今回で記念すべき30回目を迎えた。
POINT&K.O.ルールは直接打撃制のフルコンタクトルール(手による顔面攻撃は禁止)であるが、KOせずとも綺麗に中段突き、中段蹴り、上段突きが入れば1ポイントが与えられる。判定の場合、ポイントが高いほうが勝ちとなるが、延長戦では先にポイントを取ったほうの勝ちとなる。
今大会は海外からの招待選手も招き、一般男子(階級無差別)に29人がエントリー。決勝に駒を進めたのは二連覇を狙う小野寺天汰(聖武会館)と2012、13年とこの大会を制した長田裕也(琉道會)だった。
長田は昨年、220団体が集まった全日本フルコンタクト空手道連盟主催、第1回全日本フルコンタクト選手権大会で重量級3位に入った実力者。準決勝では昨年準優勝の西田真司(空研塾 西田道場)に延長戦で下突き一発が綺麗に決まり、ボディを効かせて1ポイント先取し勝利した。
一方、小野寺は昨年この大会で優勝し、続く10月には極真館の全日本大会で準優勝。まだ18歳で72kgと中量級ながら、決勝では体重100kgを超えるパワーファイター藤井将貴に対し足技が冴え、名勝負を展開した。
小野寺は今大会でも足技が冴え準決勝では、佐藤勝昭会長のご子息、佐藤徳昭(佐藤塾)と対戦。佐藤は183cm、95kgあるが父親譲りのパワーとしなやかさ、多彩な足技で全て本戦決着で勝ち上がってきた。
本戦は足技の応戦になったが、延長では小野寺の角度のある膝蹴りやミドルキックが佐藤のボディにヒットしスタミナを奪い小野寺が判定勝利。
決勝でも87kgある長田の重い突きと下段蹴りを当てられるもペースを崩さず中段回し蹴り、上段回し蹴り、後ろ回し蹴りと常に小野寺が蹴りを振り回し、接近戦になれば鋭い膝蹴りを入れスタミナを奪うという準決勝の佐藤戦と同じ試合展開で延長1回判定勝利し、重量級のパワー選手たちを下して二連覇を達成した。
<試合結果>
▼一般男子
優 勝 小野寺天汰(聖武会館)
準優勝 長田裕也(琉道會)
3 位 佐藤徳昭(佐藤塾)
4 位 西田真司(空研塾 西田道場)
敢闘賞 滝澤 嘉津哉(飛翔塾)
技能賞 ダニエル・サンチェス(極真武道会)
▼一般女子
優 勝 山口千怜(空研塾)
準優勝 樋口朱里(鈴木道場)
3 位 一ノ瀬沙月(顕正会館)
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