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【サバット】日本大会にベルギー招待選手が優勝

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2015/04/26(日)UP

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coupe W 開催委員会/JAPAN SAVATE CLUB
「第5回国内サバット大会 W-cup」
2015年4月26日(日)東京・扇橋会館B1ホール

▲第22試合アンダー75kg エリートリーグ決勝戦3R(左から橋本資教、ロラン・ピルソン)

 サバットとは、フランス式ボクシングで日本では蹴り技主体の格闘技として知られており、日本に馴染みのある選手としてはジェラルド・ゴルドー、K-1を4度制覇したアーネスト・ホーストがサバットの王者である。

▲第20試合女子中量級リーグ決勝戦2R(左からエドガー千佳、ムルタン・クロエ)

 この大会はジャパン・サバット・クラブに所属する有志で構成された「coupe W」 開催委員会が運営するサバット日本唯一の大会。「coupe W」代表者2名の名字がたまたま二人とも渡邊だったため、大会名が「W-Cup」との名称となったが、ゆくゆくは世界大会も開きたいとの願いから全世界から選手が参加したくなる大会になるよう後付けで「ワールド」の意味も込めWをつけている。

▲第22試合アンダー75kg エリートリーグ決勝戦2R(左からロラン・ピルソン、橋本資教)

 試合形式はアソーというライトコンタクトルールで、頭部を蹴ると4点、腹部なら2点、足なら1点。パンチは頭部腹部いずれも1点、というポイント制になっており、ダウンを奪うような強い打撃は禁止され、反則となる。 

▼男子75kg級決勝 1.5分3R
○Laurent PIRSON(ロラン・ピルソン/ベルギー)
判定3-0
●橋本資教(ジャパン・サバット・クラブ)

 サバット世界選手権第3位のピルソンに、サバット世界選手権75kg級5位入賞の日本代表・橋本が挑む。

 1R、左右の回し蹴りを連続して繰り出す橋本に対して、ピルソンは変則的な裏回し蹴りで頭部のヒットを狙う。軽いパンチやローキックの応酬の後、1R終了間際にピルソンのローリングソバットが橋本にヒットする。このラウンドは、ピルソンが優勢。 

 2R、ピルソンの表情にやや疲労が見られる。両者の前蹴り、横蹴りが交錯する。一時、ピルソンが橋本をコーナーに押し込む。このラウンドもピルソンが裏回し蹴り、ローリングソバットを出すも、橋本は全てディフェンスする。ローキックなどの小技のヒット数で、ピルソンが上回る。

 3R、橋本のハイキックに、ピルソンがカウンターで下段後ろ回し蹴りをあわせる。両者、ローキック、パンチの激しい攻防。橋本の回し蹴りで攻撃も止まらない。メダリストに対し橋本が善戦。このラウンド、両者互角と思われたが、1、2R優勢だったピルソンが判定3-0で勝利した。

▲左から橋本資教、yupin、SHIN、ロラン・ピルソン、ルミナK、ムルタン・クロエ

<試合結果>

▼男子-75 エリート
優勝:ロラン・ピルソン
準優勝:橋本資教
第三位:SHIN

▼男子-70
優勝:堀田俊樹
準優勝:小坪祐介

▼男子-65
優勝:三本貴彦
準優勝:野崎朋浩
第三位:渡邊憲久

▼女子 中量級リーグ
優勝:エドガー千佳
準優勝:クロエ・ムルタン

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