【NJKF】笹羅歩、元ルンピニー王者を撃破
ニュージャパンキックボクシング連盟
「NJKF DUEL 1」
2015年4月29日(水・祝)東京・新宿FACE
▼第12試合 ダブルメインイベント第2試合 日タイ国際戦 58kg契約 3分5R
○笹羅歩(笹羅/WBCムエタイ日本統一フェザー級王者)
判定2-0 ※50-48、48-48、49-48
●トーン・プイディーナイディー(タイ/元ルンピニースタジアム&プロムエタイ協会スーパーバンタム級王者)
2Rから攻撃のペースを上げてくるトーン。1Rよりもパンチとミドルの強さが増し、蹴り足をキャッチされれば首相撲からヒジを放つ。しかし笹羅はそれをかわし、離れてパンチとハイで自分の距離を保つ。
3Rには、笹羅の左ボディをもらい、後ろに下がるトーン。笹羅は相手をロープに詰めてパンチのラッシュ。笹羅のパンチをもらったトーンは鼻から出血、ドクターチェックが入る。ラウンド終了後、ここまでの採点が公開され、30-29が2人、29-28が1人と、ジャッジは全員、笹羅を支持していた。
4Rに入ると、笹羅は前に出てくるトーンにパンチのカウンターを合わせていく。トーンもロープに詰めて左ミドルを放つも、笹羅はそれをブロック。さらに両腕を下げ、ノーガードで相手を誘い込み、パンチのカウンターを狙っていく。
最終5R、トーンはミドルから首相撲に持ち込む。しかし笹羅のほうが相手の頭を押さえ込み、ヒジを打ち込む場面も多い。さらに右ハイをヒットさせる笹羅。最後はトーンに対し、右腕を大きく回して、自分の優勢を印象づけて試合を終えた。
2-0の判定勝利で元ルンピニー&プロムエタイ王者を下した笹羅は、試合後のインタビューでWBCムエタイのインター王座挑戦をアピールしている。
▼第11試合 ダブルメインイベント第1試合 57kg契約 3分3R
○MOMOTARO(OGUNI/NJKFフェザー級王者)
判定3-0 ※三者とも30-29
●岡田有晃(谷山/元Bigbangスーパーバンタム級王者)
1R、MOMOTAROはハイ、ロー、前蹴りと距離を作る。岡田は組んでいくが、首相撲でもMOMOTAROが上回り、さらに離れてパンチ、ヒジをヒットさせる。岡田はなおも組つくが、MOMOTAROが首相撲からヒジを打ち込み、岡田の左目上をカットさせる。
2R、岡田のフックがMOMOTAROの顔面を捉えるようになるも、MOMOTAROもスウェーでダメージを殺す。首相撲の展開になってもMOMOTAROが完全にロックし、ペースは譲らない。岡田の蹴りをブロック、あるいはスウェーで防ぎながら、パンチを当てるMOMOTAROが自分の距離を保ち続ける。ここまでの採点は、ジャッジ三者とも20-19でMOMOTARO。
3R、MOMOTAROがガードを低くしながら、パンチとハイで岡田を近づけさせない。相手が入ってくれば首相撲に捕らえ、離れれば左ストレートと左ハイを繰り出し、さらに左ミドルで岡田に手を出させず、自身はクリーンヒットをもらわないまま試合を終えた。
1ポイント差を守りきって勝利したMOMOTAROは試合後、「見てしまう場面が多かった。勝たないと、と思って守りに入ってしまいました」と反省点を挙げながら、「笹羅くんのベルトが欲しい」と、次の試合に出場する笹羅が持つ、WBCムエタイ日本統一王座挑戦を目標に掲げた。
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