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【ボクシング】藤本、苦闘の末に石田を返り討ち

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2015/04/30(木)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

角海老宝石ボクシングジム
「KAMIKAZE 5」
2015年4月30日(木)東京・後楽園ホール

▼第5試合 メインイベント 日本ヘビー級タイトルマッチ 3分10R

○藤本京太郎(角海老宝石ジム/日本ヘビー級王者)
判定2-1 ※95-96、96-94、96-95
●石田順裕(グリーンツダジム/日本ヘビー級1位・挑戦者)
※藤本が3度目の防衛に成功。

 両者はちょうど1年前の2014年4月30日にノンタイトル戦で対戦し、元WBA世界スーパーウェルター級暫定王者の石田が大幅に階級を上げてヘビー級に挑戦。試合は判定3-0で藤本が勝利を収めたが、石田陣営は判定を不服として再戦をアピールしており、今回タイトルマッチでの再戦が実現した。

 1R、正面から石田が打ちにいき、左ジャブを何度も的確にヒットさせる。2Rには右フックをクリーンヒットさせ、3Rにはワンツーを決めた。左右フックを返す藤本だが、石田のパンチをもらうたびにクリンチにいき、見栄えが悪い。

 藤本のパンチをヘッドスリップ、ダッキングでかわす石田だが、4Rには藤本の左フックと左ボディからの右フックをもらう。

 5Rは手数を増やした藤本だが、石田の左フェイントからの右フックをもらい、クリンチする場面が多い。ここまでの採点は48-48が一者、48-47が二者で石田がリード。

 6Rは藤本が左右ボディブローとワンツーをクリーンヒット。石田もワンツーを当て返す。両者とも疲れたか後半はにらみ合いに。7R、ボディを攻めた藤本がワンツーを当てるが、石田も接近戦でコンビネーションも決める。

 8Rに藤本は左フックをヒットさせ、ワンツーで勝負をかける石田にクリンチを繰り返して動きを封じる。9R、ボディに集中打を浴びせる藤本に石田は疲労の色が濃くなるが、終了間際に左フックをヒットさせ、藤本は離れる。

 ラストラウンド、接近してフックとアッパーを繰り出す藤本に石田の右が突き刺さる。クリンチで逃れる藤本。前に出る石田に藤本も左右フック。今回もフルラウンドの熱戦となった。

 判定は僅差で2-1と割れたが、藤本が防衛に成功。藤本は「パンチ力はどっしりと構えていたので感じなかったが、ミドル級の選手は上手いですね。僕の力がまだまだでした」と反省しきり。それでも「こんな試合をやっていてはダメだと思われるでしょうけれど、パワーのある外国人をぶっ倒すのが僕の使命だと思っている」と、世界に打って出て行きたいと語った。

 一方、敗れた石田は「悔しい。勝ったと思ったけれど……勝ちたかったけれど、頑張りました」と悔しさをにじませていた。


 


▼第4試合 セミファイナル2 日本ライト級王座決定戦 3分10R

○徳永幸大(ウォズジム/日本ライト級1位)
TKO 8R2分24秒 ※レフェリーストップ
●杉崎由夜(角海老宝石ジム/日本ライト級2位)
※徳永が第58代王座に就く。

 徳永がジャブを伸ばして右ストレート、右フックを当てて主導権を握る。しかし、杉崎も時折強烈な左フックをヒットさせ、3Rには右ストレートで2度も徳永を仰け反らせた。

 ジャブを多用してワンツーと右アッパーを的確にヒットさせる徳永。手数は少ないが強烈な左フック、左ボディブローで飛び込む杉崎。5Rまでの採点は48-47が二者で杉崎、48-47で一者が徳永を支持する。

 ジャブを突き続ける徳永に、杉崎は接近しての左ボディブロー。7R、徳永の右フック、右アッパー、右ストレートが何度も杉崎を捉え、杉崎は防戦一方に。

 そして8R、またも右をヒットさせた徳永が一気にラッシュを仕掛け、杉崎をコーナーへ追い込んで一方的な連打。スタンディングダウンを奪った徳永は、右アッパーで杉崎のアゴを跳ね上げると再びラッシュを仕掛け、レフェリーストップとなった。

 日本タイトル初挑戦で新王者となった徳永は、「皆さんの応援があってこそ何とか勝つことが出来ました。杉崎選手はガードが堅くて得意のカウンターが決まらなかった。次は防衛戦ということで、次もやるぞ!」とマイクアピールした。

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