【修斗】菅原雅顕、斎藤裕がタイトル奪取
サステイン
「プロフェッショナル修斗公式戦 MOBSTYLES 15th Anniversary TOUR FIGHT & MOSH」
2015年5月3日(日)東京・後楽園ホール
▼第9試合 メインイベント 修斗世界バンタム級チャンピオンシップ 5分5R
○菅原雅顕(四街道スポーツスタジオ/挑戦者)
判定2-0 ※48-48、49-47、49-48
●神酒龍一(CAVE/修斗世界バンタム級王者)
※菅原が第5代王座に就く。神酒は初防衛に失敗。
両者はこれが3度目の対戦で、過去の戦績は1勝1敗。最初の対決から10年目、決着戦は世界タイトルマッチとなった。
1R、何度もテイクダウンに行く神酒だが、なかなか菅原の背中をマットに着けさせることが出来ない。前に出てくる菅原に右のパンチを当てる。
残り5秒で神酒がテイクダウンに成功し、上からパンチを数発落とした。
2R、圧力をかけて前に出る菅原は接近すると連打を繰り出し、被弾する神酒だがすぐに打ち返してテイクダウンを仕掛ける。テイクダウンに失敗した神酒のバックを菅原が奪うが、神酒もすぐに起き上がってバックを奪い返した。
3R、蹴りに来た菅原をテイクダウンする神酒だが、菅原はすぐに立ち上がる。残り3分で神酒がテイクダウンに成功し、今度は上から抑え付けたが、菅原はやはり立ち上がる。
足を取ってしつこくテイクダウンに行く神酒。上から覆いかぶさって防いだ菅原はパンチ、ヒジ。そして立ち上がる。
4R、ワンツー&ローで前に出る菅原の攻撃をもらう神酒は、タックルを仕掛けるがことごとく潰される。神酒は意表を突く右ハイをヒットさせると、すぐにタックルでテイクダウン。しかし、菅原はすぐに立ち上がった。残り15秒でまたも神酒がテイクダウン。
5R、神酒は細かくパンチと蹴りを出す菅原にタックルを仕掛け、テイクダウンを奪うが、やはりすぐ立たれてしまう。神酒の右のパンチが当たり出し、さらに右ハイキックも。最後は神酒がテイクダウンを奪いに行って終了。このラウンド、菅原のインローで2度のローブローがあった。
接戦の判定は2-0で菅原が勝利。35歳にして初の王座を手にした。
▼第8試合 セミファイナル 環太平洋ライト級チャンピオンシップ 5分3R
○斎藤 裕(パラエストラ小岩/挑戦者・修斗環太平洋ライト級1位)
判定3-0 ※30-27、29-28、30-26
●中村ジュニア(マッハ道場/修斗環太平洋ライト級王者)※中村好史より改名
※斎藤が第7代王座に就く。中村は初防衛に失敗。
今年1月、宇野薫を破って王座に就いた中村の初防衛戦。挑戦者の斎藤は9勝1敗2分の好成績を持ち、昨年のインフィニティリーグ(1年間を通して行われる総当りリーグ戦)で優勝した実績を持つ。
1R序盤に斎藤の右ストレート、中盤に左フックが中村を捉える。中村は潜り込むようにして左右フックを打つが、打ち終わりを狙われてパンチをもらう。中村得意のテイクダウンは防がれた。
2R、中村が前に出てくるところにパンチやヒザを合わせる斎藤。中村のタックルはことごとく防がれる。斎藤の右アッパーと右ストレート2連発が直撃。斎藤は崩れた中村のバックを奪い、パンチを連打していく。残り5秒でスリーパーを極めかけた。
3R、中村のタックルをヒザ蹴りで防ぎ、離れるとパンチを当てる斎藤。しかし、組み付いたところで中村が足を払ってついにテイクダウンに成功。斎藤は両足で蹴って中村を離すとすぐに立ち上がる。
なおも組み付く中村に斎藤はヒジ打ち。中村のテイクダウンを防ぎ、最後には斎藤が上になる。斎藤は試合終了まで鉄槌を打ち続けた。
判定は大差で斎藤の勝利。斎藤がタイトルを奪取した。「本当は一本・KOで決めたかったですが、中村選手が強かったので出来ませんでした。次、中村選手と再戦する時は世界タイトルを懸けて戦いたいと思います」と、斎藤は次なる目標に世界王座獲りを掲げた。
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