【新日本キック】大月晴明、蘇我英樹との激戦制す
新日本キックボクシング協会
「WINNERS 2015 2nd」
2015年5月17日(日)東京・後楽園ホール
▼第14試合 トリプルメインイベント スーパーファイト 61kg契約 3分5R
○大月晴明(キック スターズ マスクマン/元Krush-60kg級王者、元WPKC世界ムエタイライト級王者)
判定3-0 ※49-47、50-46、49-47
●蘇我英樹(市原ジム/WKBA世界スーパーフェザー級王者)
大月はKrush-60kg級タイトルを獲得後、NKBのリングに上がるなど、爆腕ぶりは未だ衰えず現在7連勝中。対する蘇我は肉体改造を強化し、以前よりもパワーアップしたスタイルにチェンジ。信条とする“捨て身”から繰り出す豪腕パンチで現在2連続KO勝ちを収めている。
1R、大月は上下に大きく広げる独特の構えから大振りの右フックで蘇我を下がらせる。蘇我はガードの上から打たれながらも強打を返し右ロー。プレッシャーを強める大月は、2Rにはボディから顔面へと上下にパンチを散らし、蘇我のパンチに合わせて右フックも当てる。
一進一退の攻防を見せる中、4Rに大月がジャブを突きながら強烈なボディブロー。この一発で苦しそうな表情を浮かべ後退する蘇我だったが耐え凌ぐ。逆に左ストレートで大月を下がらせ一気にパンチラッシュを仕掛ける。大月はガードを固めクリーンヒットを許さない。
5Rも蘇我がラッシュを仕掛けるが、ブロックする大月が決定打を与えず大振りのフック、アッパーを返していく。お互いに手数を出し合う激戦は大月が判定3-0で勝利。試合後、大月は「凄く気持ちよく試合ができました」と振り返る。
今後については「問題のないリングでヤスユキ選手とやりたい。あいつをKO出来るのは僕しかいない。今年中にはやりたい」とREBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者ヤスユキとの対戦をアピールした。
▼第13試合 トリプルメインイベント ISKA世界バンタム級ランキング査定試合 3分5R
○志朗(治政館/ランシットスタジアム認定インターナショナル・バンタム級王者)
KO 4R 57秒 ※右三日月蹴り
●ネクター・ロドリゲス(スペイン/ISKA推薦)
志朗は1月大会で、NJKFのWBCムエタイ・インターナショナル・バンタム王者の国崇に圧勝して実力を見せ付けた。今回は世界チャンピオンを目指し、米国フロリダに本部を置くキックボクシング組織ISKA世界ランキング戦に挑む。対戦相手のロドリゲスは、ヨーロッパでの同級主要タイトルを獲得しており、タイのメジャースタジアムでの試合も経験しているという。
1Rから志朗は右ローを主体とした攻撃。ロドリゲスは強烈な右ストレートをクリーンヒットさせるなど志朗を脅かす。2Rも変わらず志朗が右ローをこつこつ入れ、ローをカットできないロドリゲスの左足は赤く腫れ上がる。
3Rには、ロドリゲスが右ローをもらいながらも右ストレート、縦ヒジ、回転ヒジで反撃もあったが、4Rに志朗が右の三日月蹴りをクリーンヒット。この一発で座り込んだロドリゲスは立ち上がることが出来ず、志朗が見事なKO勝ちを収めた。
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