【レスリング】吉田・伊調ら連覇で世界選手権出場へ
日本レスリング協会
「明治杯全日本選抜レスリング選手権大会」(最終日)
2015年6月21日(日)東京・国立代々木競技場第2体育館
リオ五輪・第二次選考会と今年9月の世界選手権代表選考を兼ねた明治杯全日本選抜レスリング選手権大会最終日は6月21日、国立代々木競技場第2体育館で男子両スタイル4階級と、女子3階級が行われた。
女子は、48kg級、53kg級、58kg級のそれぞれに現役世界チャンピオンが出場。五輪と世界選手権を合わせて16大会連続世界一を目指す女子53kg級の吉田沙保里(ALSOK)は、決勝戦で入江ななみ(九州共立大)を5-3で破って優勝。3年連続5度目の優勝を決め、昨年12月の全日本選手権も優勝していることから、9月の世界選手権(米国・ラスベガス)代表を決めた。
吉田と同じ五輪3連覇の実績を持つ女子58kg級の伊調馨(ALSOK)は、56秒で10点差をつけるなどの圧勝で大会3連覇を飾り、吉田と同じく世界選手権出場を確定させた。女子48kg級世界女王の登坂絵莉(至学館大)も、決勝戦で全日本選手権3位の入江ゆき(自衛隊)を4-0で破って優勝。4年連続4度目の優勝を決め、世界選手権の切符を手にし、世界選手権3連覇に大きく前進した。
吉田は初戦の金子和(早稲田大)にわずか1分10秒でテクニカルフォール勝ちを収めると、準決勝は昨年ユース五輪52kg級金メダリストの向田真優(JOCエリートアカデミー/安部学院高)に失点を許したものの8-2と快勝した。決勝戦ではアジア選手権3位の入江に最後追い上げられるも2点差で逃げ切った。
若手に少々手こずった印象があった吉田は、「若手が伸びてきていることは毎年感じている。うまく調整してきたつもりだったけど、緊張やプレッシャーがあった」と振り返った。13度目の世界選手権に向けては、「必ず金メダルを取って、今年中にリオ五輪代表を決めたい」と抱負を話した。
伊調が出場した58kg級は、昨年12月の天皇杯全日本選手権では7名のエントリーがあったが、今大会は、わずか3名。特別措置として3者リーグが行われ、2勝した伊調が優勝した。
大会最優秀選手に贈られる明治杯は吉田沙保里が受賞、優秀選手賞は、男子フリースタイル74kg級の高谷惣亮(ALSOK)、男子グレコローマンは59kg級の田野倉翔太(クリナップ)、女子は75kg級の鈴木博恵(クリナップ)が選ばれた。
▼女子53kg級決勝戦の写真
▼女子58kg級決勝戦の写真
▼女子48kg級決勝戦の写真
▼男子グレコローマン59kg級決勝戦の写真
▼男子フリースタイル57kg級決勝戦の写真
▼男子フリースタイル86kg級決勝戦の写真
▼男子グレコローマン98kg級決勝戦の写真
▼プレーオフの写真
▼優秀選手、女子優勝選手の写真
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