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【J-GIRLS】“天才女子高生”山口が2階級上で勝つ

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2015/07/12(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲山口(左)得意の左ストレートが突き刺さり、瑠璃(右)は大きく仰け反る

J-NETWORK
「J-GIRLS 2015 ~Aim for the ace of aces~2nd」
2015年7月12日(日)東京・新宿FACE

▼第9試合 メインイベント バンタム級 2分3R
○山口友花里(空手道白心会/J-GIRLSミニフライ級5位)
判定3-0 ※30-28、30-27、30-28
●瑠璃(京都亀岡キックボクシングジム)

 山口はプロデビュー間もない16歳にしてシュートボクシングの「Girls S-cup 2014 48kg日本トーナメント」を制し、一躍その名を轟かせた。自身のベスト体重を模索するため今年3月には52kgで戦い1RでKO勝ち、今回は本来のミニフライ級(47.63kg)より2階級も上のバンタム級(53.52kg)で試合を行った。対する瑠璃は関西を中心に活躍し、現在はJ-GIRLSバンタム級次期王者挑戦者決定トーナメントの準決勝戦を控えている。

 序盤の静かな立ち上がりから、山口が突き刺すように鋭く伸びるストレートと瑠璃の身体を大きくのけ反らせる強烈な前蹴り、効果的に決まるジャブと素早いロー。軽快なフットワークで相手を引きつけながら適確にヒットさせ、前に出ようとする瑠璃をロープへ突き飛ばす。

 バンタム級の意地を見せたい瑠璃も怯むことなく前へと出るが、スピード、技術、攻撃力、体重を上げて臨んだこの一戦においても山口のパフォーマンスが落ちることはなく、再三にわたって反撃を止められる。

 終盤、瑠璃はパンチの重さで山口を下がらせる場面もあったが、決定打はなく試合は終了。山口の上手さが随所で光った一戦は、判定3-0の圧勝劇で山口が制した。

 自身最重量で臨んだ一戦の感想を問われ「いつもより緊張して疲れてしまったので、スタミナが持つようにもっと練習したい」と振り返ると、「ミニフライ級(挑戦者決定トーナメント)で優勝して、紅絹選手と戦わせてもらいたい」と、試合の行方を見守った王者へ宣戦布告。その戦いぶりからは想像もつかない程のあどけない声で、挑戦状を叩きつけた。


▲吉野(右)が攻め続け、2月大会に続き圧勝した

▼第8試合 ダブルセミファイナル ピン級 サバイバルマッチ1
○吉野楓香(闘神塾/J-GIRLSピン級5位)
判定3-0 ※30-27、30-26、30-27
●実証DATE(ぷるーふ・でいと/Team DATE Spirit division)

 吉野は昨年6月のJ-GIRLSにてJEWELS KICK 47kg級王者・百花とのランキング査定試合を制しランカー入り。また昨年はCCレモンのCMに出演するなどビジュアル面でも注目を集めている。

 序盤から前に出る吉野が左右のパンチと蹴りで圧力をかけながら、終始実証を追う展開。実証はリングを回り込みながら応戦するがバックハンドブローも空を切り、吉野の圧力に圧倒されてまったく手が出せない状態に。

 一方的な展開はラウンドが進むごとに強くなり、距離を取ってリングを回り込むだけの実証には消極的ファイトでイエローの警告。とどめの一撃を刺すことができなかった吉野だが最後まで逃げる実証を追い続け、実力差を見せつける大差の判定勝ちを収めた。

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